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2月2日フランス入国は冷静と情熱そして執念。国際移動理由証明書が数時間で変わった怒涛の2週間!

アラカン(今年59歳)ですが、フランスで2度目の大学生になる村山です。

2月2日、無事にパリに戻りました。
現在、7日間の隔離中ですが、1月14日の発表から入国までの2週間が心臓に悪すぎて身も心も動けずに部屋で休んでおりました。

前代未聞の経験を時系列でお伝えします。
ほんの数人でもお役に立てたら幸いです。

1月14日 陰性証明と宣言書

フランスへの入国に搭乗72時間前のPCR検査陰性証明と7日間隔離と再度の検査を宣言する宣言書が必須。

※国際移動理由証明書は不要

1月27日 EUが入域可能国リストから日本を除外

この辺りから雲行きが怪しくなり始めましたが、これは、ホワイトリストから日本が外されたと言うことで、また、加盟国により対応が異なります。

この発表後、駐在フランス大使館を確認すると、日本はホワイトリストのままでした。

既にPCR検査の予約も終わり、適当?フランス、日本人なら大丈夫と呑気に構えておりました。

1月29日 止むを得ない事情を除き、1月31日からフランスへの入国禁止

ロックダウンを回避する代わりに入国を厳格にする政府の発表。

止むを得ない事情この内容が不明確で、結局、最後まで翻弄されました。

通訳さん

アパートの立ち会いと大家さんとの通訳を依頼した方から
「1月31日から止むを得ない事情がない限り入国禁止です。」
「止むを得ない事情は、病気や葬儀など家族の事情以外は認められないと思います。」

留学エイジェント

学生ビザ取得に必要なフランス語の「志望動機書」の翻訳でお願いした留学エイジェントに問い合わせると、入国はできない。

これまでの時間と苦労と費用は無駄になるのか?

旅行エイジェント

昨年の緊急帰国でチケット手配を依頼したフランスの旅行エイジェントに連絡。

「長期滞在ビザがあれば大丈夫でしょ?」

昨年の5月も同じだったらしいが、今回はさらに深刻なのではと思いながらも一縷の希にかける。


1月29日 午後(日本時間) フランス内務省渡航情報

フランス内務省の渡航に関する情報を確認すること。(だけ)

国際移動理由証明書を翻訳機で確認、「長期滞在VISA所持者は入国可能」
更に、日本はホワイトリストから外れていない。

翻訳機では不安なので直ちに、通訳さんと留学エイジェントにそのサイトを知らせる。

どちらの方からも「大丈夫、入国可能ですね」

と(やれやれ)

1月29日 夜(日本時間) フランス内務省渡航情報

数時間後、フランス時間の1月29日に情報が更新され、止むを得ない事情(家族の病気、延期できない仕事)以外は、入国禁止となる。

万策尽きたか!!

1月31日 午前(日本時間)フランス内務省渡航情報

日曜日で大使館に電話連絡することもできない。
身も心も疲弊する中、再度確認すると、日本はホワイトリストから外れる。

しかし、ホワイトリスト以外の国からの渡仏は、長期滞在ビザ所持者は、入国可能となっている。

とりあえず、オンラインPCR検査の日。

12時:オンライン採取
13時:検体を届ける(渋谷)

採取キッドは郵送(ヤマト便)で受け取り、本来なら郵送で提出ですが、間に合わないので直接届けました。
代々木から渋谷までの距離が非常に長く感じた。

PCR検査の唾液採取キッドは、佐川急便は受け取り拒否、ヤマト便は、営業所により対応が異なる。
普通郵便のみが利用可能

2月1日(日本時間)フランス内務省渡航情報、在日フランス大使館の対応

国際移動理由書がまた更新。
証明書ダウンロードのタイトルには「感染が危険ではない国」リストに日本がある。

しかし、PDF自体に日本の国名が消える。

大使館に電話すると、渡航に関する情報は答えられない。「ビザセクションにメールを」
この後に及んでメールですか?

それ以外の手段がないのでメールを送ると瞬時に返事が届く。

このリンク先を確認してください。

それは、ここ数日、数時間おきに確認しているフランス内務省のページであった。

ホワイトリスト以外の証明書を見ると「長期滞在ビザ所持者は入国可能」

ここまでに何枚の国際移動理由書をダウンロードして作成したことだろうか。
証明書の提出とあったので出国用と入国用とセットで作成した書類は記念に保管しておく。歴史の資料として。

陰性結果は、PDFで送られてきました。原本を来店で取りに行く。

あとは羽田空港に行くばかり。

唾液検査はNG?

1月30日にフランス入国者のブログを確認すると唾液検査の陰性証明は認められず、CDG空港で再検査されたと。

クリニックの情報では、フランスは唾液検査も認めたれていたはず。

再検査は30分ほどで終わり、入国できたと。
この後に及んで日本で来院で検査はできない、CDG空港で再検査が可能、唾液検査だから入国拒否されることはないのだからここは気にせずに。

2月1日 夜(日本時間)フランス内務省渡航情報

日本はホワイトリストに追加される。

日本人に必要とされる国際移動理由証明書は、家族の病気及び死亡、延期できない仕事のみで、更にその理由を証明できる書類が必要となる。
(死亡届や医療機関の証明書など)

しかし、ホワイトリスト以外の国は変わらず長期滞在ビザ所持者は入国可能。

そこで考える。

ホワイトリストの日本人は、

①長期滞在ビザ等の所持者で尚且つ止むを得ない理由のみが入国

②長期滞在ビザ等の所持者は入国は全て入国可能、更にビザがなくても止むを得ない理由があれば入国可能

②であると信じて羽田空港へ

2月2日 9時30分(日本時間)JALチェクインカウンター

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搭乗時間は10時55分

事前にWebチェックインを済ませ、9時30分にカウンターに向かう。

●住居証明
●入学許可書
●陰性証明書
●宣言書
●国際移動理由証明書
●帰りのチケット

これだけの書類を提出するも、なかなか出国許可が降りない。

つまりは、2月1日に更新されたフランス内務省の国際移動証明書の解釈

職員から「滞在許可書を持っている方は入国できると聞いていますが、長期滞在VISAは可能か不明、フランスに電話で問い合わせます」

待つこと30分以上、回答は内務省の情報が全て。

そこで、上記の①と②の解釈を話す。

ホワイトリスト以外の国が長期滞在ビザで入国可能で、ホワイトリスト国が止むを得ない理由のみは整合性が合わない。

職員としては

「出国ができても入国の確約ができていない」
「滞在許可書とVISAは別物」

今回のチケットは、出発がパリで羽田発は戻るチケットになる。
ただ、昨年は観光ビザで入国しているので、果たして「フランスに戻る」扱いになるのか?

幸いに昨年10月は、エールフランスで入国し、緊急帰国の際は、新たにJALの往復を購入しているため、エールフランスの「パリから日本」に戻るチケットがある。

「入国拒否されたら即座に帰国します」

その言葉が功を奏したかは不明ですが、無事、ギリギリで搭乗。

10人ほどの乗客

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癒された昼食の混ぜそば

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2月2日(フランス時間)フランス内務省渡航情報

機上の中で更に情報は更新され、ホワイトリストの明確な国名は消えましたが、長期滞在VISA所持者は、証明書があれば入国可能に変わりました。

2月5日(フランス時間)現在、その内容で固定されています。


2月2日15時(フランス時間)入国  

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入国審査の前に陰性証明をを提示する関門?が増えていました。

唾液検査の陰性証明書で難なく通過。

入国審査で必要書類を提出、確認するだけで提出はない。
相変わらず、あっけなく通過。

無事に入国!!!!

怒涛の入出国劇は、終わりました。


こんな経験、滅多にできない!!

ここに記すことで後々笑えるといいな。


追分 2月9日、フランス入国不可


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