マガジンのカバー画像

北欧メンタル治療日記

29
スウェーデンで受けたカウンセリングと自身の変化過程の記録。日本で生きづらさを感じているどなたかの元に届いて、何かのきっかけやインスピレーションになればいいなと願い綴っています。
運営しているクリエイター

#LGBT

北欧メンタル治療日記へようこそ

こんにちは、アルです。いらっしゃい。フィーカ(スウェーデンのお茶の時間)に立ち寄った気分で、気軽に読んでいただけるような場所にしたいと思っています。テーマがテーマですからね。 私は30代の日本人、スウェーデンに住んで6年が経ちました。来たばかりの頃は自分を女性だと認識していましたが、スウェーデンの社会で生活するうちに、自分はニュートラルで、好きになる人の性別も様々だと言うことに気づきました。日本社会で生きるために刷り込んでいた使いやすい自分がいると分かったこと。それが本来の

自立してより感じる性別違和

スウェーデンに住んで丸9年、パートナーと別れてここで一からやり直して6年。当初は貯金を切り崩しながら、部屋を間借りし、できる仕事はなんでもやって、専門学校に入学できてからはコロナ禍、スウェーデン語での授業に必死で食らいつき、卒業して就職、昨年やっと自分で自分のアパートを契約するに至り、今やっと胸を張って「自立した」と言えるようになりました。それでも生まれ持った性質と育ちのせいで、ここまで努力を重ねても自分に自信はありません。きっとまだまだ改善の余地があるのだろうと、自分に足り