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小説同人誌への道のり5(イベント参加!)

入稿してしまったので、本は出来上がってくる…!
在庫抱える覚悟で…頼んだ。(実際は1冊から対応してくださる所だったのですごく悩んだけど)

なので、この状況下だけど初めてイベント(即売会)に出る事を決めた。
まずは…

☆イベントに申し込む

その為には、決めておかなければならない事がある。
全部オンラインで済むという…!全くすごい時代だ。

・サークル名を決める(昨今ほぼ個人サークルだろうに)
・サークルカットを作る(テンプレート有)
・印刷所を決めておく(記載欄があった)
・参加費の支払い

さて、抽選なんかの時もあるのだろうけど、こんな状況下だし無事にスペースをいただいてしまった!

・チケットが届いたら、中身を全て確認する

準備するべき必須事項(今回はマスクとフェイスシールド必須だった)や注意書きにもよく目を通す。

☆前日までの準備

【サークル参加 準備】とかで検索すれば先人がたくさん教えてくれる。
ざっと概要をわかりやすく説明してくださっているサイト様→【参考

・メインの頒布物以外のグッズやペーパー等を作るなら作る
(・余裕があったらサークルロゴを作る)
・サンプルupする(3日前くらいまでには)
・お品書き作る(値段を決める。前日までにはあげたい…!)
・当日のレイアウト考える
・持ち物リスト作る
・感染症対策
・ポップと値札作る
・サークルチェック
・差し入れ準備(お菓子など飲食物は避けよう)

・メインの頒布物以外のグッズや無配等を作る

メインの本以外に、1週間前にふと思い立って小冊子を作りだしてしまったせいで、ものすごく大変だった…。
さらにノベルティとして、作中の言葉を使った栞を手作り。(ラミネート加工しただけだけども)【小説 ノベルティ】なんかで検索してみても。
無配は…精進します…。せめて、挨拶の他にサークル名やSNSアカウントの情報とかを載せよう。
今回の本の事にも全く触れてないというアホペーパーを作ってしまったし、本当はちょっとした漫画を描きたかった。

・お品書きを作る

SNSでの宣伝?作業になる。サンプルはまぁ普段の投稿と変わらないとして、お品書きはまた少し(ん?)てなったけど、以下の情報を載せておけばOK。
・「日付」と参加するイベント名
・当日の「イベント会場の場所」(ホール名まで)
・「サークルスペースNo.」と「サークル名」
・新刊または既刊の情報(ページ数/小説/属性/年齢向け/値段※余裕があればあらすじも)

この、値段を決めるという項目が悩ましいところデスヨネ。
私は単純に印刷代を冊数で割ってみて、自分が一般参加だったらこれで買うかどうかとか、よく聞く「ページ数×100円+サイズによっての換算」(【小説 同人誌 料金設定】などで検索!)…もやってみて、平均値をとった感じ(会場価格)。

お値段が決まったら、頒布物の合計金額を予め計算しておく!(後のエピソード参照)

【お品書き 同人 作り方】【お品書き レイアウト】あたりで検索。→【参考
やったことないけど、Canvaという無料で何やらポスターなんかを作れるサイトがあるらしい。→【参考メモ

・スペースレイアウトを考える

1スペースは、だいたい奥行45cm×横幅90cm×高さ70cmらしい。
ここに何をどう配置するかで必要なものが出てくるので、当日の持ち物&買い物リストを作る。

レイアウトが思いつかんという場合は検索!→【サークル レイアウト】画像がたくさんでてくるし、参考ページも出てくる!

・持ち物(上記3つは最重要)

サークルチケット等届いた参加案内一式
頒布物(本、グッズ、ノベルティ、ペーパーなど)
釣り銭&入れるケースや袋、コイントレー
・マスクとフェイスシールド他、消毒用品など感染症対策グッズ
・敷き布(90cm×120cmくらいで足元まで隠れる)
・見本置き(本立て以外にも、メニュー置くグッズコーナーとか皿飾りとかキッチン用品あたりも見ると意外な発見)
・嵩まし台(本が少ないので…)
・カード立て(ポップ、値札)
・個包装用のPP袋各サイズ
・文房具(ペン類、はさみ、カッター)入れ(敷き布につけたい)
・安全ピン、クリップ、輪ゴム、ビニール袋など必要そう&あったら便利なもの
・テープ類(マステ、養生テープ、ガムテ)
・予備のPP袋各サイズ、クリアファイル
・自分の時間つぶし用品(スケブ、本など)

買ってきて、実際に一回並べてみた。楽しい。よしよし。

・感染症対策

机上のレイアウトを考えつつ、何よりも感染症対策が必須。
現金を触るわけなので、毎回の手の消毒に使うスプレーやジェル、除菌シート、コイントレーなんかの準備。
勿論、本やグッズも全て個包装する。

・除菌グッズは薬局に買いに行く。
スプレーまたはジェルタイプは毎回の手の消毒、シートはあらゆるものを清拭する用。
手は、お金は勿論マスク表面やフェイスシールド表面、椅子やら顔の皮膚など何かに触れたらとりあえず消毒。
目とか鼻とか無意識に粘膜に触れないように。

・コイントレーは受取り用とお釣りを返す用にトレーを分けた。
受取りは使い捨ての紙皿。(ざらっとポーチに移して、お釣りには使わない。トレーは帰りに捨てられる!)
お返しはアルコール綿で拭ける素材のもの。
そして、お釣り用の小銭を洗浄した。お金、めっちゃキタナイ…!!!
まぁそんなに数を用意する必要もないかなと、(各コインケース1列ずつくらい)アルコール消毒もして、ケースに戻す。

・マスク
いつも自然にしすぎてて書くの忘れてたけど、日常で屋外用と室内用に分け、さらに室内でも気になったら替えられるよう使い捨てタイプの予備も持ってる。

・フェイスシールドするし声聴こえづらくなるから机上全体にシールドまでは張らないことにした。
が、このフェイスシールドが必須だったにも関わらず、すっかり準備段階で忘れていて、前日の夜に焦って作る。(後日、100均様でやっぱり売っていた)

A4サイズの透明なPPクリアポケットを半分に切って広げて、眼鏡のサイドに養生テープで張り付けただけの簡易シールドである。
最終的に肩に当たったりすると邪魔なので、顎のラインより少し大きめに切って、楕円を半分にしたような形になった。
視界は良好だし、帰りは捨てられるし途中で替えるのも簡単だったので、結果オーライ。

眼鏡で行けるのも楽ちんだった。

・頒布物は全て個包装する。
各サイズPP袋に頒布物を入れてマステで止める。(シール付きのものも売ってるのかも)
これは扱うほうも買う側としても安心感があったから、今後もやったらいいんじゃないかな…。

あらゆるものが100均様様である。

・敷き布も紙か袋で使い捨てを考えたけど、使いたいお気に入りがあったから洗えばいいかということにした。
敷き布(あの布)→【参考

・当日できることは当日でもいい

…んじゃないかな。ペーパー作って、小冊子の内容紹介みたいなのも作って印刷して…とやっているうちにけっこうな時間になってしまった。

ポップと値札とか、サークルチェックとか、差し入れの仕分けとか、もう印刷しなくちゃいけないやつ以外は会場でやることにした。無理だ終わんない。

サークル入場時間や、その他注意事項などを再度確認。
余裕をもって家を出る時間に合わせた起床時間に目覚ましをセットして、寝る!睡眠時間は確保するべき。本当に。

☆当日

体調万全の状態で、会場にとにかく辿り着こう。

最悪、サーチケと本とつり銭だけ持ってればOKだよ!と前日の夜や当日の朝にSNSのフォロワーさんが励ましてくださり、とても心強かった。
今日行けないけど初参加楽しんできてね!と遠くから応援してくださる方の存在に始まってもないのに泣きそうになる。

・サークルチケットもった???
・持ち物リストの全てもった??(リストにチェックがついているか確認)
・開場1時間前には到着するよう余裕をもって出る
・電車内でサークルチェック

着 い た!!!

サークル入場口から入る。うぉぉ…!
検温、手の消毒(消毒液はしっかり1プッシュ完全に濡れるくらいかけないと…!と心中でスタッフさんに突っ込みつつ)をしてもらい、いざ会場内へ。

自分のスペースに辿り着いたら、お隣様など周りへご挨拶。
両隣同じ作品を好きな人たちなのだと思ったらなんだかとても感動してしまった。(扱っている内容はいわゆる異なるものだったのだけれども、そんなことどうでもよかった)
今回はこんな状況なので机と机の間が離れていて、列を背後失礼します~と通らなくても間からすんなり行き来できる。(きっととても快適なのでは)

開場30分前からフェイスシールド着用の指示アナウンスがあった。はーい。

想像していたレイアウトをせこせこ作り、写真を撮る。
「〇〇(サークスペースNo.)でお待ちしております!」ってやつの完成だ!

よし終わり!と思ったところで
…値札!作ってない!(笑)手書きで作る。
ペン類はマッキーと蛍光ペンがあればなんとなくそれっぱいのが描けることがわかった。よかった。
とくに検索していないけど、【サークル 値札】とか【同人イベント ポップ】なんかで出てきそう。サークル参加準備的に調べた時に一緒に書いてあったのかも。

開場時刻が迫ってくる。
というか、謎(ではないが)システムで一足お先に入場できるという方たちが15分前に入場してらっしゃった。
ひぇ。そんなシステムあるのか。
一般参加もこの1年で数度という私には未知の世界すぎた。

とにもかくにも。
開場のアナウンスと共に拍手が起こる。おぉぉ…!

その後はただ楽しいだけだった。
一番初めの方との会話が鮮明に思い出せるので書いとこ。嬉しかったから。

「こんにちは~見本はよろしければこちらでページめくりますので仰ってください。あ、こちらは100円均一です」
スペースに立ち止まってくださった方へお声かけをして、少し視線を周りに向ける。こちら側の風景はこんな感じなのかぁと感慨深かった。
全然ゆっくり何も喋らず本を見ててくれるだけでも、買わなくても目をとめてくれるだけでも、なんでも嬉しかった。
「あの…とりあえずこちらと…」
「はい!ありがとうございます」
視線を上げれば、100円均一(小冊子7種類)の空中をなでるように動かされる手。
「えっ?!」
「えっ?」
「ぜ、全部ってことですか?」
「え、はい」
「あありがとうございます。すみません驚いちゃって」
「いえ、あの、こちらも…」
なんと!!!!!本まで!!!!!買ってくださった!!!!!!
「なんか、机の上全部くださいになっちゃいましたね」
「は…ありがとうございます…!(声が震えてあんま喋れない)」

※ここで算数できない問題が勃発!(本当に舞い上がりすぎて、繰り上がり計算が全然できない!!!手も震えてくる中、電卓アプリを取り出す)

!教訓!
「頒布物のパターンでの合計金額をかいたものをあらかじめ用意しておくこと!」
コイツまじかとお思いだっただろうに、その天使様は「○○円…ですかね?」と終始お優しかった。あぁあぁ穴があったら入りたかった。

実は今回の本、小数部な上にさらに紙やら装丁で遊んでしまったものだから、お値段もそれなりだったのだ(それでも全く回収できない)。
当日、来てくださった方への感謝を込めて、小冊子を7種類つくりそちらは手の出しやすい100円均一にしていた。(まとめて買ってくださった方へのオマケ付き)

その後も、小冊子を単品でという方はいらっしゃらなかった。皆さん全てと仰ってくださって、オマケにと用意した極短編も結局全て持ち帰っていただけた。
1人のキャラクターのオムニバス短編だったのだけど、その子がとても愛されているのだなぁとずっと泣きそうだった。
ありがたいことに、その小冊子は昼前に完売となった。

ここで、ぽっかり空いてしまったスペースのことを全く考えていなかった!ということに気づく。まさか完売するだなんて思っていなかったのだ。
スケッチブックを持ってきておいてよかった…!
完売しましたのお知らせとともに、線画のみのそのキャラクターの絵を置く。

合間に他のスペース様へ遊びに行くのも楽しかったし、離席する際の作法?(頒布物に何かかけていくとか)も、周りを見ながらお勉強させていただいた。
お隣の方もとても親切で、ちゃんと本作るのもイベント出るのも初めてだと言うと、通販のことやら色々教えてくださった。優しい…!

幸せすぎた。

本のほうも、本当にありがたいことに持っていった分は完売となり(※ほんの少数部しか持っていっていない)、13時半頃になると手持ち無沙汰のような雰囲気になった。周りもどんどん撤収していってしまう。
自分は時間をつぶすのは大得意なのでずっと座っていられるが(イベント自体は15時までだったと思う)、朝から何も食べていないことを思い出した。

こんなタイミングでなければアフター(!)でお茶でもしたかったとお隣の親切嬢に仰っていただけてとても嬉しかった。

初参加なのに、最後まで味わわなくていいのか…?とも思ったが、午後の予定もあったし早めに切り上げることにした。
きっと次回、閉会を味わえることを願って。
”次回”を願って。

☆感想

完全に個人の意見だけど、1サークル側として。

一般参加の時はやはり本を買う!と心が固まっていないと、足早にスペース前を通り過ぎてしまうのだけど、買う気がなかろうと立ち止まってくれたら嬉しかった。
買わなくても全然いい。ゆっくり見て。買わなくていいから(笑)

フォロワーさんとか、その本は買えないけど(これ本当に全く気にならない)って方でも、お話にきてくれたらとても嬉しい。(今回はこんな状況なので皆さん最低限の会話しかできませんでしたが)

自分が一般参加の時だと、サークル側の相手が複数の好みをお持ちの場合、その本は…ごめんなさい…なんだけども、その方自身が好きなのでお話に行きたい…けど本買わないからな…って悩むんだけど、自分がサークル側にいる時は本はとりあえず置いといていいのでって思った。本当に。

欲しいものを買いにきてる場所なんだから、お付き合い買いなんて創作物に失礼な事はしなくていい。それで読みたい人へ回らなくなったら本当に最悪だ。(お付き合い買いするにはお高いという値段をつけるのは、自分の創作物への、そして本当に欲しいと言ってくださる方への愛情かもしれない)

だから本はさておき、会ってお話できる機会なんて貴重なんだから、是非お話しましょう~^^と思う。
でもこれは人によるからねきっと。ちょっと前にSNSでアンケートみたいなのも見かけたけど、けっこうバラバラだったし。

自分は、今回の本は設定がパラレルだったし、ほぼwebで読めるし、誰かの為に書いてるわけでもないし、いつでも自分にしか需要のないとりとめのない文章を吐き出しているだけなのに、十分すぎる幸せをもらってしまった。

紙の本にしてよかったなぁという感想しかないので、またきっと作ると思う。
数年分の重い想いを閉じ込めてきちんと形にするのは気持ちの整理もつくし、元の作品への愛情の確認にもなった。

ここにメモしたことだし、きっとちょっと経って忘れて何するのかわからなくなっても本ができるはずだ。
あれだけ確認とか書いておいて、すでに「っ」や「―」が文頭にきているのを見つけたり、なぜか余白設定がおかしい章があったりしたけども…ちゃんとした本になってたよ。

そして親書サイズとバイブルサイズが大好きになった!ので、次回も同じサイズで対になるようなものを作りたいとここに宣言だけしておく。

頼んだよ、未来の私。

その前に通販だ。次は通販について。

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