男友だちを作ろう。
山崎ナオコーラさんの、「男友だちを作ろう」を読んだ。
男の人と仲良くなりたいと思ったときに、恋愛相手になるしかないなんて、嫌だ。(中略)男の人と友情を築きたいというのは、決して恋愛からの逃避ではないと思う。せっかくこの大きな世界の、長い時間の中で、人と出会えるのに、恋愛のことしか考えないなんて、つまらなさ過ぎる。
もう、ほんとに共感だった。よく「男女に友情はあり得ない」みたいなことを言う人がいるけれど、私は、男女間の友情は全然あり得ると思っている。
いろんな人の考えを知りたいし、仲良くしたいし、一緒にふざけたこともしたい。「男だから」「女だから」とか関係なく。異性を恋愛対象にしか見れないということは、世界を狭めている。
やっぱり、山崎ナオコーラさん好きだな〜とあらためて思った。人間の多様性をおもしろがり、フラットに世界を見ている作家さんだと思う。
ちなみにこの本で「科白」という単語が頻出していて、かはく???と思っていたのですが、セリフって読むんですね。初めて知った。
ありがとうございます。ちょっと疲れた日にちょっといいビールを買おうと思います。