おすすめ観葉植物9選|初心者でも大丈夫!育て方もご紹介
最近はやりの『花のある暮らし』。優雅で素敵ですが、お花って何気に敷居が高いと感じることはありませんか?お花屋さんでお花を選んで買って帰って、バランスよくおしゃれな花瓶に生けて・・・少し日が経ってきたらドライにしてみようかな?なんて思う人はかなりの上級者。
あざやかなお花も素敵ですが、長く簡単に楽しむのであれば観葉植物がおすすめです。枯らさないコツさえ掴めば園芸初心者でも簡単に楽しむことができますよ。
初心者でも手軽に始めやすい『グリーンがある暮らし』。これから暑くなってきますので、お部屋にグリーンを取り入れて、視界から爽やかに生き生きとした生命力を感じてみませんか?
この記事では、おすすめの観葉植物や育て方のコツ、注意点などをご紹介します。
観葉植物とは
観葉植物とは一般的に、室内で植物の葉っぱの形や色などを鑑賞して楽しむために作られた植物で、インテリアとして多く利用されています。
熱帯や亜熱帯の品種のイメージが多い観葉植物ですが、実は寒さや病気に強いものが多く、初心者でも育てやすいとされています。観葉植物を選ぶ時の基準を3つのタイプにわけてご紹介します。
鉢植え
水差し
エアープランツ
鉢植え
観葉植物と聞いて一番に頭に浮かべるのは鉢植えタイプだと思います。鉢に入れた土やハイドロカルチャーに根を張らせて育てるタイプです。木なども立派に育てることができて見栄えもするのでお部屋のアクセントにもぴったりです。栄養たっぷりの土で育てることで大きく元気に育ちますが、根が張りやすく植え替えなどが必要になってきます。水差しなどに比べ虫がつきやすいことがデメリットですが、きちんと対策すれば問題ありません。
ハイドロカルチャーはハイドロボールやカラーサンドと呼ばれる人工の土に植えて植物を育てる方法のことです。無菌で無臭なのがメリットで、害虫や病気を防ぐことも可能です。
水差し/水栽培
観葉植物の多くは水差しを楽しむことができます。カットした植物の茎を瓶などの容器に水と一緒に入れておくだけです。数日で根が出てくるので、その様子を楽しむこともできます。
根が出たらそのまま水栽培でも、土に植え替えることも可能です。ポトスやアイビー、モンステラなどは初心者でも簡単に育てられます。意外かもしれませんが、100均でよく見かけるサボテンも、根の部分の土を綺麗に洗い落とせば水で育てることもできますよ。
水差しのコツは水が悪くなる前に水を取り替えることです。特に暑い夏場などは根が腐ったり、藻や苔が生えやすいので、最低でも3日に1度は水を入れ替えることをおすすめします。100均などで手に入る、ジェリーボールを入れた水に差すと涼しげでまた違った楽しみ方がありますよ。
エアープランツ
上記の2つの育て方よりもさらに簡単に始められる植物があります。それがエアープランツです。そのまま置いておくだけでも良し、フックなどに引っ掛けたり食器に乗せて飾ってみてもオシャレです。
エアープランツは空気中の水分を吸ってくれるので、水やりの頻度も少なくて済むのが特徴。週に1度か2度、霧吹きで水をかけたり、たまにソーキング(水を張った容器に3、4時間ほど植物を浸して水を吸収させる方法)するだけです。上手に育てれば株分けができたり、花を咲かせる品種もありますよ。
観葉植物を枯らさないコツ
観葉植物を枯らしてしまう多くの理由は水やりの仕方にあります。水が足りないか、多すぎて根腐りしているかです。土の表面が乾いてきたら、ベランダなどの外に出し、鉢の底から水が出てくるぐらいたっぷりと水をあげます。底から水が出てこなくなれば部屋に戻してあげましょう。外に出すのが難しい場合は鉢皿を使用します。
水をあげる時間は朝や夕方以降の涼しい時間帯が良いです。春や夏場は昼間の時間帯に水やりをすると、土が蒸れて根を腐らせたりする原因となります。また、気温が下がってくる秋や冬は水やりの頻度を少なくしましょう。霧吹きなどで葉の表面や裏側から葉水をしてあげると、葉が生き生きとして、カイガラムシなどの害虫を防ぐこともできます。
上記で一般的な水やりの仕方を説明しましたが、注意が必要なのは観葉植物の全てが同じ水やりの仕方ではいけない、ということです。品種によって、湿気を好む植物と乾燥を好む植物があります。乾燥を好む植物は、土の表面が乾いて3日ほど経ってから、水やりをするぐらいがちょうど良いです。前もって植物の性質を調べておくのが大事ですね。
おすすめ観葉植物
おすすめの観葉植物を下記のタイプでそれぞれ3つずつ厳選しました!
初心者向けの定番のおすすめ観葉植物
ぷっくり可愛いおすすめ観葉植物!癒し担当の多肉植物
おしゃれな空間を演出したい人におすすめ観葉植物!エアープランツ
初心者向けの定番のおすすめ観葉植物
初心者向けの観葉植物と言えばポトスやパキラ、ウンベラータが王道です。丈夫で育てやすいのでプレゼントとして選ばれることもよくあります。
ポトスはサトイモ科の植物です。ツル性の植物なのめ、ハンギングで飾ったり、長くツルを伸ばして家具に這わせたりするのもオシャレです。水栽培でも簡単に増やすことが可能で、葉は緑一色のものや、白い班入りのものなども。直射日光の当たらない明るい場所を好みます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとあげましょう。
パキラは濃いツヤのあるグリーンの葉で、手のひらを広げたようなシルエットが印象的な植物です。日当たりと風がよく通る場所を好みます。木の幹が肥大しているのが特徴で、ハイドロカルチャーで育てることも可能。
風水では仕事運や金運アップと言われているので、お仕事を頑張っている方にぜひ置いていただきたい観葉植物です。
フィカス・ウンベラータは数年前からインテリアとしてとても人気のある観葉植物です。大きなハート型の葉が特徴で、次から次へと新しい芽が出てくるので、成長の変化を楽しめる植物です。直射日光の当たらない明るい場所で風を当ててあげると元気に育ちます。葉が大きく埃が溜まりやすいので、霧吹きで葉水をしてあげると害虫防止にもなります。
リビングなどで少し大きめの観葉植物を探している方におすすめです。
ぷっくり可愛いおすすめ観葉植物!癒し担当の多肉植物
多肉植物はぷっくりとした葉が特徴的で、思わず触りたくなるような観葉植物です。葉や根に水分を溜めているので、水やりが少なくてすむ品種も多くあります。色々な種類がありますので、寄せ植えにするとボリュームが出て上級者のような仕上がりに。落ちた葉からも根が出てくるほど、丈夫でどんどん増えていきます。サボテンも多肉植物の一種となります。
セダムはつぶつぶで小さい葉の集合体でできており、寄せ植えには欠かせない多肉植物です。暑さや寒さにも強く、日当たりの良い場所を好みます。落ちた葉からもどんどん根が出てきて、知らない間にも増えてしまうほど、丈夫な品種です。
緑だけでなく赤や黄色に紅葉するものもあり、その種類は500を超えるほど。虹の玉や乙女心、春萌が有名ですが、ホームセンターや園芸店に行っていろいろ見てみることをおすすめします。たくさんある多肉植物の中でも初心者におすすめなのがセダム属です。
熊童子(くまどうじ)は熊の手のようなぷっくりとした葉で細かい産毛で覆われています。高温多湿が苦手なので、夏場は風通しをよくするのがポイントです。
ホームセンターなどでも簡単に入手でき、可愛いフォルムに癒されること間違いなしの観葉植物です。うまく育てるとオレンジ色のベル型の花を咲かせることもあります。
エケベリアは40センチほどの大きさになるものもあり、葉の形もいろいろあります。肉厚の葉がロゼット状に広がっており、お花のような見た目が特徴的です。日当たりと風通しの良い場所を好むので、真夏以外はひなたで育てて大丈夫です。
春から夏にかけて茎を伸ばし、オレンジや赤の可愛らしい花を咲かせます。エケベリアは株分けや葉挿しという方法で増やすことができますので、たくさん増やして楽しみたいという方におすすめです。
おしゃれな空間を演出したい人におすすめ観葉植物!エアープランツ
飾っているだけでおしゃれな空間になる魔法の植物、エアープランツです。土が不要なので、害虫がつきにくく手入れもしやすい観葉植物。育て方のコツは週に2、3回ほど、霧吹きで水やりをすることと風通しの良い場所に飾ることです。旅行などで留守にしたときや、ちょっと乾燥気味かな?と思ったときはソーキングがおすすめ。ソーキングとは洗面器などの容器に水をはりエアプランツを浸して水を吸わせることです。時間は2時間から5時間ほどで、しっかり水を切って風通しの良いところで乾燥させましょう。
カプトメデューサエはギリシャ神話のメデューサのが名前の由来となっています。メデューサの髪の毛のようなうねりと、葉はトリコロームと呼ばれる白い毛に覆われた銀色が特徴的です。
直射日光の当たらない明るい場所に置いて、水やり後は逆さにして水を切るか風をしっかり当てて、蒸れないようにするのがポイントです。発根もしやすい品種で流木などに着生させると株が大きく育ちます。
キセログラフィカはエアプランツが好きな人なら必ず知っているエアプランツの王様とも呼ばれる品種です。パイナップル科のエアプランツで、大きいものは直径60センチにもなります。大きくなればなるほど価格も上がるので、まずは小さいものから育ててみることをおすすめします。
カプトメデューサエと同じでトリコロームが美しく葉の先が緩やかにカールするのが可愛らしいエアプランツ。明るい日陰を好み、玄関などの風が通る場所にもぴったりですよ。
ブルボーサはツヤのあるうねった緑色の葉が特徴的なエアプランツ。根のところが壺型になっており名前には球根という意味があります。日陰の湿地に生息し水を好む植物です。
紫色の花を咲かせる時に、花序と呼ばれる葉も一緒に赤くなるのですが、その姿は妖艶でなんとも言えない迫力があり、エアープランツファンを魅了させます。
まとめ
観葉植物と言っても、たくさんの種類があります。どんなスタイルで育てたいのか、お手入れの仕方で選ぶのか、どのお部屋に飾りたいのか、など人によっておすすめの観葉植物は変わってきます。
最近では100均や、ホームセンターでも安く可愛い観葉植物が手に入ります。選ぶときは、元気な苗で葉が折れておらず、生き生きしたものを選ぶのがポイントです。
ぜひご自分にぴったりの観葉植物を見つけて、お部屋で愛でてみてください。枯らさないようしっかり世話をしてあげると、愛着が湧いてきて、見ているだけで幸せな気分になれますよ。
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