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ブーケ・セラピー(2回目) 体験記

咲凛さとさんのブーケ・セラピーに参加してきました。今回は2回目。

前回の体験談はこちら↓



さとさんによる情熱あふれるテーマ紹介はこちら↓



束ねる難しさ、さとさんの優しさ、比較競争してしまう心、ブーケから読み取った自分の課題などなど、盛りだくさんでございます。

①体験中の話

・早速ぶち当たった壁

さとさんは束ねる人の表現したいことを尊重して下さるし、絶対に比較も否定もしない方だというのは前回でよくわかっていた。
だから今回も参加前から「やりたいようにやればいいんだ」と安心していた


今回は特に『型にハマらず自由に表現する・突き抜ける』ことがテーマだった。


よーし、私の芸術を爆発させるぞー!笑


そんな風に意気込んでいたのに
やり始めた途端

むっず。なんでこんな難しいテーマの時に参加してしまったんだ。
私みたいなど素人にはハードル高すぎたわ。
初回よりも2回目の方が難しく感じるってどういうこと!


なんて思ってしまった(笑)

さとさんからアドバイスを頂いた直後は「いい感じかも!」って思えるのに、その後一人でこねくり回してる間にまた「あれ??なんかさっきと違う」となってしまったり。


今回のポイントは『一つ目の花を高く配置したら、次は低く。その繰り返し。メリハリをつける』

頭ではわかっているの。
そうやっているつもりなの。
高低差をつけてるつもりなの。

でもしばらく進めていって、ふと遠目で離して見てみると「高さ揃っちゃってるじゃん!!」って気づく。

多分、進めていく間に手元のスパイラルが崩れてるんだよね。
ちょっとグラつくからといってキツキツに握ってしまうと、今度は茎自体が折れてしまう。(実は今回一本折ってしまった 泣)

グラつくときはクッション材となる枝や葉っぱを入れてみる。そうするとグラつきも収まる。

慣れていけば、力を入れ過ぎなくても崩れずバラけず支えてくれる、ちょうど良いポジションが見つかるらしい。
とはいえ今の私にはそれを見つけるのが難しいので、その都度さとさんにベストポジションを教えてもらっていた。


・自分軸迷子

前回のときは自然と「もっとこうしたい、この花を目立たせたい、ここにこの花材を入れたい」って思えたのに、今回は「なんかもうわかんないや」って思考も感情も停止してしまった。

前回の感想で「花に委ねる♡サレンダー♡」とか抜かしてたくせに、委ねられないの。

「私がどうしたいか」がわからない。
自分軸どこいった…(泣)

でもね、私が自信無くなって「もうわかんねー!」ってなっても、さとさんは「いいよ、きれい、かわいい、すてき」ってひたすらブーケを褒めて下さるの🥺

なんて優しいんだ…!

投げやり・やさぐれマインドでも、優しい言葉をかけて頂くことで「ほんと?じゃあもうちょっとやってみようかな!」って思えた。

私がわかりやすく単純な性格っていうのもあるだろうけど、どんな状態でも良さ・美しさを見出してくれるさとさんの優しさに救われました。


そんな感じで苦戦しつつも
なんとか形になった私のブーケ。

どうでしょうか


ちなみに束ねる前に各自、花材の中から直感でお気に入りをひとつピックアップしていた。

私が選んだのはブルーのカーネーション🩵
花材全体をパッと見たときから、ずっと気になっていた。

🩵


惹かれた理由は「赤/オレンジ/黄色の中でパッと異彩を放つ存在だったから」「カーネーションなのに青って珍しい!というギャップ萌え」


さっきの写真ではこの花が反対側にいたので、花瓶を180度回転させてみた↓

なんか、いい!(自画自賛)


束ねてるときは最初に載せた画像が正面のつもりだったのに、いざ飾ってみるとこっちの方が良い気がする。不思議だなぁ。

実は自分軸迷子とは言いつつ、束ねながら「このカーネーションは埋もれさせたくない。隠れるのは嫌だ」というこだわりだけはあった。
そこは自覚してた(笑)

その結果、さとさんや他の参加者さん達にも「ブルーがいい感じに効いてるね」と言われて嬉しくなった♡


・比較競争の罠

褒められて嬉しかったとはいえ、他の参加者さんの作品の方がより優れているように見えてしまった。

お二人の作品は、自由で突き抜けててかっこいいな。
それに比べると私の作品って、こじんまりしてて、既成概念に囚われてる感じがするな。

自分のものより、他人のものの方がよく見えてしまう。
自分に自信が持てない自分
他人と比較してしまう自分
そんな自分にますます嫌気が差してしまう。

比較競争の罠にまんまと引っかかってるじゃん!何してるの!自分軸って言ったでしょ!そんなくだらないこと、早くやめなさい!

そうやって自分をいじめてしまいそうになった。
(負のループ)

でもね、他の参加者さんも同じことを言っていたの。「人のやつの方がよく見える」と。

なんだ、みんなそうなんだ。
私だけじゃないんだ。
比較競争って誰もがやってしまうことなんだ。


そう気づいたら、気持ちが楽になった。




②自分なりの考察

・男性性と女性性

実際に束ねる前に、ブーケと心理学を交えたお話を聞かせていただいた。

そこにあるだけで美しい花→女性性
その下を支えるスパイラル→男性性

スパイラルという根元の男性性がしっかり安定しているからこそ、その上で花という女性性が好きなように美しさを表現できる。

双方がバランスを取ることで、安定した美しいブーケになる。


なるほどなー!



今まで私は、自分の中にある男性性・女性性のバランスだけに注目していた。

女性性を開いてより楽に生きるために、セラピーやお食事会などに参加している。
男性性を適切に使って、女性性を開こうとしている。
そう考えると、だんだん自分の中のバランスは取れるようになってきたかも。



そして今回新たに思ったこと。
ブーケって、パートナーシップにも当てはまるんじゃない??



・『ブーケ=夫婦』という設定から導き出したもの

【ブーケ】
スパイラルを男性性、花を女性性とする。

スパイラルが崩れて花がバラけそうなときに強く握ってごまかそうとすると、茎が折れてしまう
(男性性と女性性のバランスが崩れそうなのに、男性性で無理やり体裁を整えようとすると、女性性が抑圧される・傷つく)

対処法:バラけて崩れそうなときは、クッション材として枝や葉で隙間を埋める。そうすることで安定する。


【パートナーシップ】
夫を男性性、私を女性性とする。

家庭内で何か問題が起きたとき…
私が頑張らないといけない。
私がもっと行動しなきゃいけない。
夫に話したところでわかってもらえない。
だったら私が動いた方が早い。

そうやってスピードや効率を重視して、つい自己判断で私が行動してしまう。本当はやりたくないのに。
つまり我慢と犠牲をして女性性を抑圧してしまう。

そのまま進んでいくと、どんどんすれ違って取り返しがつかなくなってしまう。
その結果、夫婦がバラバラになってしまう。

じゃあ対処法は?
ブーケなら枝や葉などのクッション材を使う。
パートナーシップにおけるクッション材ってなんだろうって考えた時に、浮かんだもの。


『会話・コミュニケーション』

思い込みしない。
勝手に判断しない。
助けを求める、頼る。
聞く・話す・伝える。


今回のブーケではスパイラルが難しい〜ってなったけれど、これって「夫に頼る・任せることにまだ抵抗があるのではないか」「夫の男性性を信頼しきれていないのではないか」と読み取った。

「そんな頼りない人なの?」
「そんなヤワな人なの?」


その、問いかけに対して

「そんなわけないでしょ」
「だって私のパートナーだもの」


そう平然と言ってのけるぐらい、引き続き自分の価値を受け入れていくこと。
そして夫婦間のコミュニケーションをより密にすること。


そうすればもっと夫を信頼して委ねられるようになるのではないか。

そう解釈した。
やるべきことが見えてきた気がする。


・惹かれた花と色から読み取ったこと

前回は紫のカーネーションに惹かれた私。
そこから色だけに注目して「紫に惹かれる→紫は相反するものが混ざっている→私の中にも相反するものが共存しているのではないか」と考察した。

今回はブルーのカーネーションに惹かれたんだけど、違う角度から考察してみようと思う。

まずはカーネーションの花言葉を調べた。
全般では『無垢で深い愛』
青のカーネーションは『永遠の幸福』
(全部ネットから引っ張ってきたものです)

そして『束ねたブーケ=夫婦』だと思うことにして、こう解釈した。


お互いの『無垢で深い愛』に気づいて、しっかり仲を深め合っていけば、『永遠の幸福』に繋がりますよ。


じゃあお互いの愛に気づいて深め合っていくためには、どうしたらいいの?

そう考えて導き出されたもの。






『会話・コミュニケーション』
(早すぎる再登場)


お前本当それ好きだな!それしか言うことないのかよ!って自分でも思いましたよ。

でも今真っ先に浮かんだのはこれだったの。

「言わなくてもわかるよね?」に甘え過ぎない。ちゃんと言葉にする。感情を共有する。


あーなんかね
明確になってきちゃったね、やることが。



たかが花、されど花。
こうやって自分の潜在意識や課題を見せてくれるの。

すごいよなー。
そのときの私を映し出してしまう。
毎度教えてくれることが違うの。

花はかわいいし、束ねた後は達成感がある。
そこで終わっても十分楽しい。


でも私は、深いところまで掘り下げたくなる。
ブーケセラピーにはそんな魅力があるなと感じました💐