情シス小道具「ワンパターン」〜日程調整からの開放〜
こんばんは。蒸しますね。(執筆時点6月末)
やること沢山でイライラしてませんか。
そんな多忙な情シス業務を円滑にするために、ワンパターンを活用しようという話です。
情シス業務では、 臨時とか緊急と称する繰り返しの作業がよく起こります。
Windows のセキュリティパッチ。
業務システムの改修リリース。
ビルの法定点検に向けたサーバーの停止。
など。
その度に、 ユーザーに周知をしたり調整をしたり、反発を食らったりなどなど。なかなか地道な、イヤイヤな活動がついてまわります。
相手が同じ部屋にいるくらい近しい人たちでしたら、 どうってことはありませんが。 全社に向けて 周知なんて。
さらには、 その周知に対してお偉方からご意見(ちょっかい)を受けたりして。どんどん 情シスの体力を奪っていきます。
そこでおすすめはワンパターンです。
毎月第3土曜日午前は使えません。
水曜のお昼時間帯は止めます。とか。
だって定期メンテだから。理由はそれだけ。言い放っておきます。
やらないことがあってもその時間は止めたつもりで常に情シスが頂戴します。
繰り返し周知してしまいましょう。
それを繰り返し繰り返し。
そのうちにユーザー側からお伺いが来ます。
『申し訳ない。今回特別な事情があって、その時間にシステムを使わせて下さい』
情シスに対して丁寧な物言いをして頂けます。
でもいい気になってオールOKしてはなりません。
1時間必要なのか、一部機能のみ使用なのか、妥協していただきましょう。
だって定期メンテだから。
全てを譲ったら、『元々要らないメンテだったのでは?』なんて邪推する方も現れます。
喧嘩ではなく交渉をします。
交渉では会話します。
ユーザーと情シスの立場をわかり合えるチャンスです。
折り合いがつかなくても、そのやり取りが次に活きます。
ユーザーとの力関係から、結果として全て譲ることになるかもしれません。
それでも次回への布石は残しましょう。
「今回だけですよ」
「来年はもっと前倒し願います」
健闘を祈ります。
情シス生き残りのために。
了
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