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全弾撃ち尽くし

 BLAM!CORONAの空瓶が銃弾に撃ち抜かれて破砕した。銃口を鼻の前まで持ち、モクモクと登っている硝煙を吸った。この香りは……パンプキンパイかな?JAKOBS社の銃と弾薬のこういう仕込みがたまらなく好きだ。この銃も今回のイベントに応じて特注品、五発入りのリボルバーだ。JAKOBSの作風を沿ったオーソドックスの造形に彫刻を施し、木製のグリップは手の平に吸い付くような握り心地だ。おれは手を捻り銃をスピンしようと……いや、やはりやめよう。もし落ちたら心が痛む。

JAKOBS、ボーターランズシリースで登場する企業。本社は自然資源が豊かな惑星エデン-6に置かれている。人間が宇宙の至る所で企業戦争している時代のなかで西部開拓時代を彷彿するリボルバーとライフル、ショットガンなどを作っている。装弾数が少ない故頻繫にリロードする羽目になるが、代わりに発射速度がずば抜けて速く、威力も抜群だ。ガンスリンガーみたいな片手速射を決めたいならぜひJAKOBSの銃をお試しあれ。

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 銃をホルダーに戻し、おれはPCを開き、タイプ作業に戻った。

哀愁を漂うフィーストブリット

 白雪姫です。中世の世界観をよりREALにすべく、汚れと臭いの表現を入れたがすぐ字数オーバーしたのでカットしました。コキキジの鳴き声は実在する竹雞(テッケイ)という野鳥をモチーフにしている。もう字数制限が緩かったらコキキジの素焼きと鳥脂のキノコ炒めブラックベリージャム添えが完成できた。

 スノは亡命するお姫様だけど今のところ特に「絶対国を取りも戻す!」「おのれバッドクイーン、殺す!」とか思っていません。なにが契機があればもしくは。

共感のセカンドブリット

 自信作ですわ。読んだ者は八割がピザが食べたくなったという。経済の講義でよくパイで例えるでしょう?それが絶対にピザに変えた方がいい、だってピザの方が百倍おいしいもん(戦争)。そして私はこの地球における幸福には容量の上限があると思っている。誰かが幸福を多く汲めば、残りの者たちは少なくっただ幸福で何とかしないといけない。つまり、幸福は平等ではないのだ。きみはピザを多く食べれる側になれ。

 この話の続きはもう考えてある。人間と理不尽な神のやり取りは得意だ。

複雑な家庭のサードブリット

「Dexterで観たぞ。妹と兄のキャラを入れ替わっただけだろ?」

 と言われても仕方ないほどに似ている。でもパクるつもりはなかったんだ、信じてくれ。

ハートを込めたフォースブリット

 また料理ネタ。料理漫画で散々見てきた「料理は心」「料理は愛」とかがあるけれど。実際にシェフに聞いてみると「こころ?何言ってんだ食ったらさっさと出てけ!」「おまえ如きにおれが心を込めて料理を作るわけねえだろ」「実はね、さっきのスープに僕のザーメンを入れたけど、知ってたァ?(フィクション)」と返されるのが普通でした。つまりシェフは安易に心を込めて料理を作らないわけさ。

 もしそんなシェフが心で料理を作らなればならない時が来たら、一体どんな料理が出来上がるのか、想像してみました。

ぶち抜くのラストブリット

 ラストは少し趣旨を変えて、禁忌の領域に挑戦してみました。ええ、この作品は単に胡乱なだけでなく、若者の健康や道徳などいろんな問題に対する憂えを取り入れました。予想通りの好評でした。因みに私は高校までキュウリが大の苦手でした。というより果実系の野菜が全般苦手でしたが、今はバリボリ食べれます、嫌いなのは変わっていませんが口に入れて、味覚を遮断して咀嚼し、嚥下できるようになりました。えらいでしょう?

 この世界の河童についてもすこし語っていきたいですね。

 以上です。やれることはやった、あとは結果を待つだけ。前回と比べてスキ数が増えて自信が高まった。他の応募作を眺めていたところ、やはり緻密な風景描写と流れるようなアクション描写より、キャラたちの会話から生じるドラマ性が一番好みと再確認できました。

 ここまで見てくれてありがとう。もし来年地球がまた割れていなけらばまた会おう。


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