それをゼロにするよという約束

希望の党のHPを見た。基本文書のところから何故かPDFになっているファイルがあって、そこに当たり障りのない「8つの公約」と、実現可能性のよくわからない「12のゼロ」が書いてある。いまそれを一覧すると次のとおり。

政治について書くつもりはないのだけれど、いつからか僕らは「ゼロにしてくれる約束」に絶対の信頼を置くようになった。下段のほうは冗談だとおもうけれど、「隠ぺいゼロ」「企業団体献金ゼロ」はそれがよいことなのか悪いことなのかもおいて、兎に角いますぐやめてほしいと反射神経的に思うことだろう。

ゼロへの期待。ゼロへの約束。無くなることの快楽。消滅することへの期待。

溢れかえっているなぁーとしみじみ痛感する虚無への希求を見る度に、なぜこんなに、いろいろなことが「無くなる」ことに期待するようになったんだろうと思わずにはいられなかった。

最終的に自分もみんなも、不幸になっても構わないから、とにかく、死んでくれ。と。


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