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福岡グルメ・観光

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個人的な福岡のおすすめグルメと観光スポットを紹介しています
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#ここで飲むしあわせ

博多っ子御用達「水炊き長野」が美味すぎる件

ポピュラーな料理ながら、一応、福岡の郷土料理としても知られる「水炊き」。子供の頃から自宅でよく食べていましたが、専門店で食したのは社会人になってから。 明治時代、市制施行時の福岡市は、おおまかにいうと、武士のまち「福岡部」と商人のまち「博多部」で成立。直後に「福岡市VS博多市」論争が起こるのですが、これはまた別の機会に。 そんな旧「博多部」で仕事をしていた若き日の自分。ある団体の担当をしていて、その新年会が毎年行われていたのが「水炊き長野」でした。味にうるさい中高年の皆さ

「角打ち」発祥の地 北九州ではしご酒

福岡市と北九州市。共に屋台で有名ですが、大きな違いはお酒の提供。北九州市の屋台は、おはぎはあってもお酒が出ません(持ち込みはOKな所も)。その代わりといってはなんですが、北九州市は「角打ち」発祥の地ともいわれ、市内の酒屋さんでお酒が飲める場所が、百数十軒あります。 2005年には「北九州角打ち文化研究会」も発足。北九州市役所も、観光資源として積極的に情報発信し、初心者や女性でも安心できるスポットとして、人気を集めています。というわけで、自分も行ったことがある「角打ち」酒屋さ

『キングダム』もやってくる!「福岡市美術館」のすすめ

原泰久さんの大人気マンガ『キングダム』の展覧会「キングダム展 -信-」が、2021年夏に上野の森美術館と福岡市美術館で開催されることが決定しました。 全国にはわざわざ観光で行きたくなるような、魅力的な美術館が少なくありませんが、福岡市美術館もその一つ。その魅力について周辺も含め語ってみましょう。 まずは建物。世界的な建築家ル・コルビュジエに師事した前川國男さんの設計です。外壁や床に多用されるレンガ風のタイルが、周辺の緑豊かな大濠公園内に溶け込み、エスプラナード(中庭的広場

三大ちゃんぽんは久留米「光華楼」推し

日本にはさまざまな分野で「三大○○」というものがあります。「三大河川」(信濃川、利根川、石狩川)や「三筆」(嵯峨天皇、空海、橘逸勢)など確定的なものもありますが、「三名泉」や「三大奇祭」などは、4つ以上の候補が入り乱れていて、自称も多い気がします。 長崎市の四海樓が発祥とされるちゃんぽんの場合、「長崎三大ちゃんぽん」なら長崎・小浜・平戸で確定。ところが、「日本三大ちゃんぽん」だと長崎・小浜・天草なのに、「九州三大ちゃんぽん」となると長崎の四海楼・福岡の福新楼・ 久留米の光華

日本一おいしい説 福岡「吉塚うなぎ屋」

現在では鰻料理は全国で食されていますが、「蒲焼」は元々は江戸料理ですし、「うざく」は三重県の郷土料理、「ひつまぶし」は名古屋発祥など諸説あります。 鰻料理を名物としている都道府県の一つが福岡県。大まかにいうと、3地域に鰻屋の密集地&名店が存在します。まずは柳川市。蒲焼をタレをかけたご飯の上に乗せて蒸し上げる「せいろ蒸し」発祥の地。創業1681年の「元祖 本吉屋」を中心に、市内には約30店舗の鰻屋が存在。 次は久留米市。日本三大暴れ川の一つである、筑後川沿いの大善寺町黒田地

福岡「屋台」の流儀

「アジアの玄関口」といわれる福岡市を、最も象徴するものといえば「屋台」。1960年代のピーク時に比べれば、大きく減少したとはいえ、現在でも100軒余りの「屋台」が市内数か所に集中。夜の都心に、何件もの屋台が立ち並ぶ姿は、壮観ですらあります。 とはいえ、福岡の人ならば、誰でも屋台を利用するかというと、そうでもなく。意外に一度も行ったことがないという人も多いものです。自分自身、社会人になって同僚に連れていかれたのがきっかけ。以降、地元の屋台ブックを片手に、全屋台制覇に邁進し、行

福岡のソバ屋で「憩う」昼下がり

福岡はうどん文化ということもあり、子供の頃に自宅で食べる麺といえば、もっぱらうどん(時々チャンポン)で、蕎麦を食すのは大晦日ぐらい。ましてや、外で蕎麦を食べるようになったのは、大学生になってから。 そんな自分の蕎麦ライフを変えたのが、故・杉浦日向子さんと「ソ連(ソバ好き連)」の著書『ソバ屋で憩う』。101軒の蕎麦の名店を紹介したものですが、単なるグルメ本ではなく、酒と共に蕎麦屋で「憩う」という楽しみ方を教えてくれた本でした。ある店はこんな風に描写されています。 仲良し同士

福岡「もつ鍋」個人史

福岡の郷土料理として知られる「もつ鍋」ですが、昔からよく食べられていたのは福岡市を中心とした地域で、以前はその他の地域ではあまり食されておらず、自分も社会人になって初めて食べました。 とはいえ、酒飲みが多い職場だったせいもあるのでしょうが、飲み会というと「もつ鍋」専門店で開かれることが多く、すっかり好物に。また、花見の際などには若手が有休を取って場所取りし、仕事後にやってきた課長が直々に、「もつ鍋」を現地で一からつくりあげて食べるということも。 福岡における「もつ鍋」の人

福岡「焼き鳥」事情あれこれ

日本7大焼鳥(室蘭市、美唄市、福島市、東松山市、長門市、今治市、久留米市)をはじめ、ご当地グルメとして「焼き鳥」を掲げる地域は全国にあります。焼鳥といいながら、豚だったり牛だったり、串に刺さずに鉄板で焼いたり、味噌だれつけたりとバリエーション豊か。 福岡も独自の焼鳥文化圏で、よく言われるのは「豚バラ+キャベツ」。鶏肉メニューではなく、豚バラが一番人気で、いきなり「バラ5本」などと注文する人も多く。 一緒に出て来るのが、ざく切りキャベツの「うまだれ」かけ(無料)。こってりと