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テレビ日記

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日々、視聴しているテレビ番組(ドラマ以外)の感想を集めています。
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2021年1月の記事一覧

テレビ日記『日本人のおなまえっ!』

NHKでは本放送前によくパイロット版が作られます。例えば『チコちゃんに叱られる!』の場合、2017年に3回の単発放送を経てレギュラー化。実はチコちゃんの顔や服装も、初回放送時とは変更されています。 現在放送されている『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』も、起源を辿ると、2015年に放送された『人名バラエティー 集まれ田中!』という特番。司会は爆笑問題の田中裕二さんと田中みな実さんでした。 その翌年、『報道ステーション』を降板した古舘伊知郎さんを起用したパイロッ

『マンガ夜話』の復活を寝て待つ

昨今は、広瀬アリスさんや浜辺美波さんなど、マンガ・アニメ好き&インドア派を公言する人気女優さんも増え、かつてのサブカルは今やメインカルチャーになったのだとしみじみ思います。 そうした時代背景もあってか、マンガを取り上げるテレビ番組も増えました。『あの子は漫画を読まない。』『川島・山内のマンガ沼』『浦沢直樹の漫勉』などなど。Youtubeなども入れると、もっとあるでしょう。 そんなマンガを語る番組の先駆けだったのが、NHKで放送されていた『BSマンガ夜話』(1996-200

カメラは磨く!?『ブラタモリ』歴代アナ

「カメラは磨く」と言ったのは、記憶がたしかならビートたけしさん。どんなに垢抜けない人物でも、テレビに出るようになると、それなりに洗練されてくるという意味で、たけし軍団の松尾伴内さんに対し「お前は磨かれずに、削られたな」というオチ。 第一シリーズからするともう10年以上続く、NHKの人気番組『ブラタモリ』。タモリさんが各地を散歩しながら、街並みや地形に残る歴史の痕跡を辿っていくもので、専門家も登場しますが、地質学など博識かつマニアックなタモリさんの独壇場だったりします。 当

テレビ日記『ねほりんぱほりん』新春SP

かつては保守的なイメージもあったNHKですが、民放がコンプライアンスに過敏に反応、スポンサーや大手芸能事務所にも忖度せざる得ない中、そうした制約から比較的自由なNHKには、“攻めている”番組が少なくなく。 中でもEテレ(教育テレビ)は面白い番組が多く。『24時間テレビ』に喧嘩を売り続ける『バリバラ』。香川照之さんの熱量が凄い『昆虫すごいぜ!』、人気教養番組『100分de名著』では、現在、マルクスの「資本論」を取り上げています。 そんな“攻めている” Eテレ番組のひとつが『

2020年「紅白歌合戦」反省会

毎年恒例ではありますが、今年も最初から最後まで、リアルタイムでNHK『紅白歌合戦』を見ました。例の感染症の影響で、初の無観客で行われた『紅白』でしたが、余計な演出が少な目で、逆に良かったと思います。 まずは司会。4年目となる内村光良さんは、今年はほぼ総合司会に専念。紅組司会の二階堂ふみさんが抜群の安定感。肝が据わっていて、もう一人の総合司会でNHKアナの桑子真帆さんもいらないぐらい。大泉洋さんは、意外に節度があり、モノマネも控えめ。 ここ10年ほどの余計な演出(演歌歌手周

長谷川博己が涙…『ファミリーヒストリー』が神回だった件

2008年から放送されているNHKの名物ドキュメンタリー番組『ファミリーヒストリー』。第一線で活躍する著名人をゲストに迎え、その家族史を徹底取材。本人も知らない家族の秘話を紹介していくものです。 一般の人であっても、自らのルーツはどこにあるのか興味があるものですが、調査には限界も。しかし、この番組では国内外に現地取材するのはもちろん、古文書なども徹底的に調べ上げるため、戦国時代ぐらいまで遡るのはざらですし、歴史的な発見も。 父方と母方の2系統のルーツがありますが、これがま