TGF2023振り返り

TGF2023終幕から、今回はそこまで時間が経っていないのでは!?

私アクエリが実況させていただいた、TGF2023作品を紹介&振り返ります!

ノベコレにつけた感想と、私の動画ページをコピペしつつ、一言二言補足していこうと思います。

ちなみにノベコレの感想を書くとき、ネタバレ機能を使ったら負けだと思っているので(ええ…)、基本ネタバレはないはずです!

それではよろしくお願いします!


その気になれば出られる部屋

脱出ゲーム風の何かということで、タイトル通り、その気になれば、難しい操作ひとつなく脱出できます。

ただ、部屋には明らかに気になる箇所があったり、何も知らないまま脱出しても気になる世界観が描写されていたりで、否応なしに調査を進めてしまいました。

部屋を調べれば調べるほど目覚めるより前の過去が明らかになり、浮かび上がるテンとシュウ2人の関係性にやられました。

暗くも眩しい大切な思い出に裏打ちされたエンディングの全てに説得力があって非常に良かったです。

悲しくも綺麗な、素敵な作品をありがとうございました!


TGF2023一発目は、バレチョコ、ふこあじ、そだむずの3作でアクエリから信頼を寄せられることとなった、こういうものさんの作品でした。

今作は悲しいんだけど悲しくない、そんな作品です。

暗くも眩しいとは我ながらよく言ったもので、相反する要素がとても美しくまとまっていました。

まるで絵画のようなスチルも要チェック!


その恋、終焉につき。

保留につきから続くその恋シリーズの完結作。

プレイするより前から、その恋シリーズ終わっちゃうんだよね…と若干の寂しさを感じていました。

ただ実際に遊んでみると、当然ながらいつもの藤高キャラクター達がそこにいて、すぐに物語の世界に引き込まれてしまいました。

藤高の皆と過ごす一瞬一瞬がものすごくかけがえのないもので、愛おしいとすら思いました。

「終わりはまた、新たな始まり」というと陳腐に聞こえますが、彼らが切り拓き、掴み取っていく未来に、思いを馳せずにはいられません。

大野城会長が見守ってきたこの街が、私も好きです。

シナリオ、グラフィック、サウンドなどなど、相変わらずどれをとってもフリーゲーム離れしたクオリティに感激しました。

まだまだ語り切れない本作、本シリーズの魅力を、もっと多くの人に知ってほしいなと思います。

素敵な作品をありがとうございました!


こちらもアクエリ実況ではお馴染み、その恋シリーズ。

厄介オタクなので、「リリースしなくていい!!終わるな!!!」とすら思っていたのですが…

いざプレイしてみると、清々しい気持ちで、彼らの終焉を見送ることができました。

ここだけの話、おまけ回の説明文には、保留と暫定の一番最後のセリフを盛り込んでいます。

いつか必ず、聖地巡礼行くぞ!!!


ヤンデレ卒業宣言

ヤンデレを理由に好きな人にフラれてしまったわたしちゃん。

真っ当な人間になるべく、謎のお店の謎のお薬に手をそめてしまいます。

しかしまぁ、何かをそっくり無かったことにしたとて、全てが丸く収まるわけもなく。この作品に関してはさらに悪化するという。

人の好き嫌いってそんなに単純ではないよなぁと思いながら、エンド1を笑って迎えていたのですが…選ばなかった選択肢分岐を見ていくと、物語はそれはもう二転三転。

予想を超える結末と、ある種の伏線回収が巧みで、最後の最後までプレイヤーの心を揺さぶってくる面白い作品でした。

素敵な作品をありがとうございました!


またまたこういうもの作品。

なんというか、あ^~いつもの味…という感じで、とっても最悪でした!※ほめてます

ただヤンデレを卒業するだけではすまないのが今作の良いところで、一ひねり二ひねりある展開に舌を巻いてしまいました。

今作の感想を書いているとき、なぜだか頭に「恋愛裁判」が流れてきたので、勝手ながら今作のイメージソングとさせていただきます。


世界一彼女の近くで

タイトルと説明文を読むだけだと若干の不穏を感じ取ってしまうのですが、良い意味で予想を裏切られました。

異常に察しが悪く、終盤まで真相には気づけなかったのですが、理解した瞬間にこれまでのちょっとした違和感の全てに納得がいき、膝を叩いてしまいました。

世界一彼女の近くで、これからも、見守ってほしいなと思います。

こういうのでいいんだよ!と思わせる、大変心温まる素敵な読後感の作品をありがとうございました!


どうもこの作品はネタバレ抜きで語りにくいのですが…

サクッと良い作品を遊びたい方には、これ以上なくオススメ。

身近なモノを大切にしたくなるはずです。

フリーゲームは本当に、こういうのでいい…


酒は飲まねど呑まれている

ひたすら酒を飲ませて会話して、先輩が隠していることを聞き出すお話。

会話を重ねるうちになんとなく零れてくる不穏なワード。

先輩が何を隠しているのかプレイヤー側もだんだん気になっていき、もっともっと先輩と会話がしたくなるというか、物語世界にどんどん引き込まれてしまいました。

この作品は、話を聞くだけといえばそれだけで、酒もあくまでその手段に過ぎないのですが、先輩と"私"の関係性や雰囲気がどんなものなのかがものすごく伝わってきて、いつまでも会話を続けていたいと思うような、心地よい空間がそこにはありました。

イラストも音楽もその雰囲気作りに非常に効果的で、どれを取っても個人的な感性に深く刺さった、大好きな作品となりました。

ありがとうございました!


略して”酒のま”、本当の本当に大好きな作品でした。

好きすぎて、別に広まらなくてもいいや、俺だけが知っていればいいんだ…とすら思っています。

けど本当にみんな、やって!!!!!!

作者の小鳩えんさんは他にも「六畳一間から出られない!」という作品をTGF2023に出しているのですが、こちらも非常にオススメです。


【新番組】あかちゃんとあそぼ!【放送開始】

深夜2時から放送の赤ちゃん番組がまともな訳がないと分かりきった状態でプレイしました。

放送を重ねるごとに募る不穏、不安、不信…番組が始まるより前の出来事を、なんとなく予感させながら迎えるエンディング。

短い作品ながら、番組という構成に要素を落とし込んで、ホラーを成立させているのが上手いなと思いました。

罪は、消えない。面白い作品をありがとうございました!


不穏描写をはさみながら迎える大ホラー演出に、マスオさんのような声を出してしまいました。

わりとホラーというより、どういうこと!?と困惑が続くのですが、最後までプレイすると、ああ、そういう…と察することができます。

みんなはお兄さんみたいになってはいけないよ!


涙恋歌‐消えたキミを辿って‐

美しい花火と浴衣の女性につられてついついプレイ。

人がいなくなることと花火が咲いて消えること、ひいては夏の終わりというのがなんとなくリンクするようで、少々の哀しさのようなものを感じてしまいました。

元々は涙恋歌という曲が先にあり、曲の世界観を補強するような作品のようなので、曲もゲームも両方楽しむことを強くオススメしたいと思います。

また君と居たいだけ、という気持ちが伝わる、素敵な作品をありがとうございました!


この作品はとにかく、元の涙恋歌という曲が良すぎるんですよね~~

必聴!!!


カップラーメンは待ってくれない

カップラーメンができるまでの3分間で、果たして人類は何ができるのか。

3分待つのはこちら側で、別にカップラーメンさんサイドは待ってくれなくてもいいのでは…?と思いつつもプレイ。

こちら側の行動によっては余裕で3分をオーバーしたり、様々な理由で食べられなくなったりで、そうか“美味しく食べられる状態では”待っていてくれないということか!と気がつきました。確かに。

最高のカップラーメンを食べるには、まず対話から。

大切なことに気付ける貴重な3分間でした。楽しい作品をありがとうございました!


せかちかとは違う意味で、フリゲこういうのでいいんだよ!枠です。

ラーメン食べる気あんのか!?と思わず突っ込んでしまう、とても愉快な作品でした。


無職ら~めん物語 カラシを呼ぶペペロンチーコの思い出づくり

あの無職どもが帰ってきた!

金魚ぱくぱくさん作品のなかでもかなり好きな「無職ら~めん物語」の続編、やらざるをえませんでした。

まさに実家に帰ったような安心感、相変わらず何を言っているのか分からないいつもの3人にまた出会えて嬉しかったです。

やっぱりこの3人が最強で、誰一人欠くことはできない。

3人揃ってのラーメン屋で、この3人の日常がずっとずっと続いていくといいなと思いました。

こってり濃厚な作品をありがとうございました!


まさかのラーメン続き。

この無職3人のアホのやりとりでしか得られない栄養が確かにある。

というかこいつらは無職、なのか、、、???


僕らの受験戦争

学歴が絶対の価値観な世界に転生してしまった主人公がどうにか頑張って赤門の大学合格を目指すお話。

思っていたよりもシビアな学歴至上主義世界でありながら、伝説王(カードゲーム)や彼女がいるかいないかなど、年相応の話題で盛り上がるキャラクター達がイラストの雰囲気も相まって微笑ましく思いました。

四月一日のアホさが好きです。

実際にプレイヤーがクイズ感覚で試験に臨むのが緊張感もあって楽しかったです。

学力を高めるシステムも不思議と手になじみました。

勉強も遊びも恋愛も両立させてこそが、真の勝者…僕らの受験戦争はこれからだ!

素敵な作品をありがとうございました!


プレイヤー自身が臨む試験が印象的でした。

なんだっけこれ!?となる問題もあれば、本当に知らない・覚えてない問題も出てくるので、緊張感があります。

キャラクターもみんな憎めずかわいらしく、楽しくプレイできました。


自称お助けキャラの末路

ここがギャルゲーの世界だといつから錯覚していた?

親友とヒロインをくっつけるための最高青春計画。

ものすごく聞こえのいいワードですが、その計画の目的は永眠。

この歪さを隠すことなく初手で示せるのがこの作品の強い所だと感じています。

ゲンキの奔走する様子、振り回される様子は見ていてかわいいねぇ…と思う一方、その対外的な明るさとその身に抱える暗さのギャップに、どうして…とも思ってしまう。

この辺りのプレイヤーの感情が作中キャラクターとリンクする部分があり、非常に巧みで憎い演出だと思いました。

本編の裏で進行しているサブストーリーにも力が入っており、世界観の理解も謎も深まってとても楽しめました。

こういうものワールド全開の、素晴らしい作品をありがとうございました!


こういうものさん引退!?と思ってしまうほど力が入っている作品でした。

おたまつに関しては、言うほど最悪ではないな、と感じられたのが良かったです。

契約から始まる、プレイヤー自身も作品に巻き込むメタ構成も面白い。

あと、別々の作品が実は少し繋がっているという設定に弱く、感慨深さのようなものを感じてしまうのですが…(金魚ぱくぱくさん然り、たけやまいちかさん然り)

今作もこういうもの作品をやっているほどニヤリとできる要素が多くてとても楽しかったです。


怪奇!開けてはいけない扉卍

ホラー系はそこまで得意ではないんですが、探索パートが楽しそうなのと、タイトル画面の女の子がとってもキュートだったのでプレイしました。

確かに要所要所でしっかりホラーな出来事は起きるのですが…

怪奇現象なんぼのもんじゃい!と勢いで切り抜けるメンタル激強コンビに勇気づけられながら(?)最後まで楽しく愉快にプレイできました。

千羽とめぐちは年が離れたデコボココンビでもあるのですが、お互いがお互いのラインをなんとなく分かっていて、1人の人間として尊重しあうような関係性で描かれていたのがとても好きでした。

事件の真相に迫る推理パートも非常に丁寧で、そこに至る過程の段階で、ああでもないこうでもないと予想するのも楽しかったです。

プレイヤーを置いていかない、細部までこだわった作品をありがとうございました!


とにかくあらゆる点で細かく妥協がなく、本当に丁寧な作品です。

ホラー、探索、推理と全ての要素がキレイに繋がっていて、時間が過ぎるのがあっという間でした。

作者は、TGF2022に「燕に餞」で参加していた、スーパー担々麺ワールドさん。

本来、お2人での活動をされているのですが、今作はお1人での制作とのことで、今度また2人一緒になったらどうなっちゃうの!?と期待が高まります。

何かの賞にはひっかかると確信はしていましたが、なんとTGF2023の大賞を受賞!

今後の"2人"にも乞うご期待!

遊んだ方はこちらもどうぞ↓


Forever Time

なぜもっと早くプレイしなかった!?と思わざるをえないくらい、圧巻の作品でした。

実写(画像、映像)を織り交ぜた演出が本当に見事で、物語に違和感なく融合されていて脱帽です。

楽しい時間というのはいつまでも続くわけではなく、いつかは終わってしまうものですが。

2人が同じ時を過ごして共有したという事実は、2人の中には永遠に残り続けるだろうし、今後の人生の糧になっていくんでしょうね。

細部にまでこだわり抜かれた、心に残る素敵な作品をありがとうございました!

new cinematic novel gameここにあり!


この作品は開始30秒で言葉を失い、OPで閉口。

こんなことしてくるゲームが面白くないわけないだろ!となる、なりました。

5年もかけて作られた完成度に、目を見張るものものがあります。

作者さんには、自分の作った歌を歌ってもらうのは初めてと言われ、そりゃ普通歌われる想定はしないよな…と思いました(他人事感)。

OPだけでもぜひみてくれ~~!!!


振り返り終わり!!!!

去年は14作品、今年は13作品でした。

正直プレイ数は年々減っていく予感がしています。

そんなことはどうでもいい!今年の受賞結果はいかに!?

……めっちゃ受賞してるねぇ!!?

実況した13作品中、9作が受賞。

今年も満足…………ではないですよ!!!!!!!!

今年のアクエリ賞発表!!!!

「酒は飲まねど呑まれている」です!!!!!

誰が何と言おうと、今年の一番は酒のまです。理由?好きだから。

だからこそ、何の賞にも引っかかっていないのが悔しく、この記事の作成が早まりました。

制作者の気持ちってこんな感じなのかなぁとなんとなく思いました。実際どうなんでしょう。

これだけ推されている作品、少しは興味を持っていただけましたでしょうか。

酒のまに限らず、この記事がきっかけでプレイする方が1人でも増えたら嬉しく思います。

ちなみにちなみに殿堂入りで「その恋、終焉につき。」おまけで「自称お助けキャラの末路」を推します!

理由はもちろんお分かりですね!?動画見ろ!!!

以上、何の名誉もない、誰の得にもならない、TGF振り返り記事でした。

来年度も振り返るかは分かりません!!!!!


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