オーバーハウザー効果

何かを探している時に、目的のものと異なる価値のあるものを発見する事。思わぬ所で新しい発見をする事をセレンディピティと言うのですが、私は今日初めて、このセレンディピティを体験致しました。

舞台は自宅、知人が最近ブログの代わりにnoteを始めたと聞き、私も興味本位で始めようと思った所から物語は始まります。

noteを始めるにあたってまず何をするかというと、これは世界共通にはなると思うのですが、ブラウザで『note』と検索をかけるという作業ですね。

safariでもよし。chromeでもよし。私はWindowsユーザーなのでMEです。IEが懐かしいですね。話とは関係ないですが、アップルユーザーは何故か周囲の人間が皆アップルユーザーと思い込んでる節があり、『ネットで調べてみなよ』ではなく、『safariで調べてみなよ』と言いますよね。

私がnoteと検索をかける所に話を戻します。タイピング速度には自信があるので恐らくnoteと打ちエンターキーを押すまで0.5秒。そして遷移したページにはまったくもって予想外の検索結果が表示されたのです。

「オーバーハウザー効果」

は?

どうやらこの効果は

『あるスピンの磁気共鳴の遷移を共鳴周波数の電磁波を照射したときに、そのスピンと磁気的な相互作用している別のスピンの磁気共鳴の強度が変化する現象(Wikipedia参照)』

という事の様で、まぁ何を言ってるのか全く分からないし、そもそもnoteと調べて何故こんな高度な物理学用語みたいなのが出てきたのが分からなかったのですが、この効果についてよく調べている内に答えが見えてきました。

『発見の経緯から単にオーバーハウザー効果といった場合には、照射される共鳴線が電子スピン共鳴である場合を指し、照射される共鳴線が核磁気共鳴である場合には核オーバーハウザー効果(nuclear Overhauser effect、NOE)と呼ばれる(Wikipedia参照)』

そうです。どうやら私は「note」と打つ所を、左手人差し指が Tキー を存外に優しくなぞってしまった結果「noe」とタイピングしてしまった訳です。その結果、MEから「え、それヌクリアーオーバーハウザーエフェクトじゃね?」と誤認されてしまったという訳ですね。

日頃語彙力を養いたいと思っていた私にとっては好都合だったので、いつか「いやそれお前!オーバーハウザー効果かよ!」と例えツッコミが出来る様に詳しく調べてみたのですが、全く意味が分かりませんでした。

しかし、このタイプミスが無ければ死ぬまで知る事の無かったはずの単語だと思うと何故か愛着が湧き、初投稿の話題にさせて頂きました。

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