カドケシ

先日、ネタ見せの授業でカドケシをボケに入れた漫才をやりました。
そして漫才終わりの講評で

「カド消しって何?」

と言われました。
僕はカドケシがこの世にある事が当たり前の世界を生きていると思っていた事に気付き、同時にとても恥ずかしい気持ちになりました。

この授業を共にした全員に「こいつはカドケシがこの世にある事が当たり前だと思っている奴なんだ」と思われてると考えると余計に辛くなり、なるべく人と目を合わせずに急いで帰りました。

しかし、帰りの電車内でこうも思いました。

「カドケシが当たり前じゃない世界なら、俺がカドケシを当たり前の世界にすれば良いんじゃないか?」

発想の逆転。皆の認識に無いから削るのではなく、認識を作ってしまえば良い。まさに売れる奴の発想。知らんけど。

あらゆる漫才にカドケシのボケを入れ続けようと、揺れる快速の中で、僕は決意しました。
きっとコクヨ株式会社の社長も喜んでくれるはずです。

「これからも頑張ろう。ぼくらの名前と、カドケシだけでも、覚えて帰ってもらえる様に…」



そして昨日ライブがありました。
直前で練り直したネタからはカドケシの下りは無くなっていました。
何なら分かり易さを重視して中身ほぼ全部変えました。

ややウケでした。

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