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タワマンは低層階

タワーマンション。


めっちゃ背の高いマンション。

特に定義はないそうで、おおよそ20階を超えるとタワーマンションを名乗っているようです。


みんなの憧れ、タワーマンション。みんなって誰? 一緒にすんな。


や。すみません。


タワーマンションって、タワーなんだから、できる限り高層階に住みたくないですか?


ちょいちょい登場する大学時代の友人、Y口くんですが、彼はいま某首都圏の某駅前の超高層タワーマンションのめっちゃ上の方に住んでいます。一度お邪魔しましたが、某首都圏のスカイツリーが見えました。


エレベーターも、それくらいの超高層タワーマンションになると、「低層階用」と「高層階用」が分かれています。20Fくらいまでと、それ以上の人は、基本的に出会うことがないようなつくりになっているわけです。30Fの人が9Fの人に用事があるときには、一度1Fに降りて、エレベータを乗り換える必要があるのかな、きっと。


話の前置きが長いのはよくないクセであります。

そのせいで落ちたのか?


タワーマンションというのは、ある土地の需要が高いからこそ建てられる物件です。誰も住みたいと思わない土地に、タワマン建てても、当たり前ですが誰も住みません。関西なら、大坂梅田の駅の前~♪(電気屋さんのCMではありません)とか、三宮の駅前とか、四条烏丸とか。


あるいはそういう場所(ターミナル)に直通の鉄道が通っていること、鉄道の路線が複数利用できること、特急が止まる駅であること。その駅前。


だから、西宮北口と高槻の駅前が人気なわけです。

要するに、街の中心地にいかに短時間で移動することができるか? が重要なわけでありまして。


この点だけで考えるのであれば、タワーマンションの低層階がもっともその需要に合っていると思いませんか。

駅に極力近いところに住んでいるのに、縦方向に遠ざかってどうする。


「いやいや、下の方は空気も悪いし、音もうるさいよ」


空気はそうかもしれません。でも、上の方は常に風が吹いていて、植物が育たないのでは? あまり生き物が暮らすのにいい環境ではないような気もします。


音は、下の方は近場の音がうるさいですが、上の方は拾ってくる音の範囲が広いそうで、めっちゃ遠いところの救急車の音が聞こえるそうです。


災害時にエレベータが止まったら? えらいこっちゃ。階段で20階くらいまでならなんとかなるかもしれませんが(ならない)、それ以上はもう無理。お年寄りにはもっと無理。


「非常事態にはホテルに泊まるからええんじゃい!」


ごもっとも。


「高層のほうが景色がいいよ」


いや、多分、37階から見える景色は、隣のタワマン37階の洗濯物です。


エレベータに乗る時間を考えてみましょう。

ものすごく高速で移動するエレベータとかついてるんですかね? それでも、どんなに早くても、たとえば30Fまで行くのに、1分くらいはかかるでしょう。


毎日仕事で出かけ、週末は買い物に出かけ、という生活をした場合、

往復で一日に2分、一週間で14分。一年間は52週間ありますので、52×14分=728分=12時間。


高速エレベータで移動して、一年間に12時間は最低エレベータの中で過ごすことになります。この時間を有効活用できるならいいのですが。


ラッシュアワーなんぞは、そりゃ、一直線に自分の行き先にノンストップなんてことはなく、21Fで1人降り、25Fで2人降り……なんてやってると、優に2分くらいかかったりもするでしょう。


てなことを考えると、タワーマンションは低層階がよいというのがワタクシの結論なのでありました。


その12時間で、この駄文が何個書けることやら。

あ、なんの益にもなってない。


【今日のイラスト】

ずばり。タワマン。ありがとうございます。

タワマンができると、人口が1棟につき1000人以上増えたりするそうです。近隣の小学校とか突然の人口増加です。どうなるんでしょうね。


【今日の一曲】

the pains of being pure at heart, stay alive

どっちがバンドの名前か分かりませんが、長い方がバンド名です。

初期のhomecomingsみたいなサウンドで、基本的にこういうのが好きなのだなぁと思います。ギターポップというでしょうか。


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