グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その4 パラディン

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その4 パラディン

追加されるパラディンの特技をいくつか紹介していく。

守り抜く意志

パラディンのSPは攻撃を受けるごとに強くなっていく守り抜く意志である。
基本は《鋼心の印》で高め、《光壁強化の印》の使用可能回数を増加させるものとなっている。
特技を獲得することで防御能力がさらに高くなるので、強くなっていく防御力と使用可能回数の効果で強力な防御を複数回使用することができる。

《鋼心の印》 (こうしんのいん)
種別:天恵 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:FW
 鋼のごとき鋼鉄の意志で攻撃を防ぐごとに守り抜く意志を強めていく特技。
 あなたは最大で[LV×〈聖印〉レベル]点までのSPを所持することができる。あなたはカバーリングを行うか、攻撃の対象となるごとにあなたはSPを1点獲得し、シーンの終了時にSPは0となる。クリンナッププロセスにSPを3点消費することで、あなたは《光壁強化の印》の使用可能回数を1回分回復させることができる。
 この特技のレベルが3になると、敵が偉業特技か、1シナリオに1回、もしくは1シーンに1回までの特技を使用した場合、あなたはSPを2点獲得できるようになる。

特技が増えていくと防御力が増えたり、士気が下がりにくくなったりと強化されていく。

《重き鎧の印》 (おもきよろいのいん)
種別:天恵 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたは聖印の助けによって、通常よりも重く頑丈な鎧を身に纏うことができる。
 あなたが装備している「種別:メイン」の防具の〈武器〉〈衝撃〉属性の防御力に+[(LV×〈聖印〉レベル)+SP]し、その重量に+2する。
 この特技のレベルが3になると、この効果で〈炎熱〉属性の防御力も上昇するようになる。

《護勢の印》 (ごせいのいん)
種別:天恵(MC) 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 頑健なる守りによって敵を跳ね返すたびに、被害以上の勇気をもたらす天恵。
 CL5以上で取得できる。あなたは減少する【HP】が[CL×(LV+SP)]点以下のダメージでは士気が減少しない。

そして、CL10では復活系の特技を取得できる。さらに、この特技ではレベルが上がると味方のリソースを回復するため、ここでロールプレイを促すことも可能である。

《不倒王の印》 (ふとうおうのいん)
種別:天恵(回復) 最大LV:5
タイミング:効果参照
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:10 MC:FW
 ぎりぎりの位置で立ち止まりつつも、体勢を立て直す天恵。その姿は周囲に勇気を与える。
 CL10以上で取得できる。あなたの【HP】が0を下回り、かつ、SPが4点以上の場合に使用できる。SPをすべて消費することであなたの【HP】を1にする。この特技は瀕死状態でも使用できる。この特技は1シナリオに[LV]回まで使用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技を使用した際、シーン内の任意のキャラクターの士気を3点、【HP】と【MP】を[消費したSP×あなたの【精神】]点回復する。

天使の盾

新たな偉業特技である《天盾の印》は相手の攻撃を受けとめ、攻撃を無効化する強力な特技である。
《守護天使の印》で回数が強化されるので、相手や状況に応じてどの程度天運を使っていくのかなどを考えて使っていくことになる。

《天盾の印》 (てんじゅんのいん)
種別:天恵(偉業) 最大LV:3
タイミング:リアクション
判定:〈聖印〉 対象:単体
射程:視界 目標値:対決
コスト:天運2 MC:FW
 仲間たちの前で巨大な聖印の盾を掲げ、攻撃を防ぐ特技。
 対象が行った攻撃の命中判定の達成値を目標値としてこの特技による判定を行う。この判定はリアクションとして扱い、この判定のダイスを+[LV]個する。この判定に成功すると、対象が行った攻撃は失敗となる。この特技は1シーンに1回使用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技は1ラウンドに1回まで使用できるようになる。

《守護天使の印》 (しゅごてんしのいん)
種別:天恵 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 異界の神の使いがそうであると伝えられるように、人を守り続ける者が持つという天恵。
 《天盾の印》の使用可能回数を「1シーン1回」なら「1シーン[LV+1]回」、「1ラウンド1回」なら「1ラウンド[LV+1]回」に変更する。
 この特技のレベルが3以上、かつCLが5以上になると、あなたが使用する《庇護の印》の効果で上昇する防御力に+[SP]する。

城塞は動きはじめる

既存の偉業の特技である《城塞の印》も強化されている。
この特技の追加で、自分が攻撃対象から外れているために使用できないという状況でも《城塞の印》を使用することが可能となっている。
《庇護の印》の射程が長くなると離れた場所にいる仲間を範囲攻撃から守ることが可能となる。
元より強い偉業特技ではあるが、死角が減る形となり、パラディンは動く城塞となったのである。

《護城の印》 (ごじょうのいん)
種別:天恵 最大LV:3
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:7 MC:FW
 城塞とは、ただそこにあるのではない。守護者としての意志を持ち、仲間を守る意志を持った者たちが集うことで、その周囲も守るのである。
 《庇護の印》と《城塞の印》を同時に使用する。この効果では《庇護の印》でカバーリングを行う代わりに対象をあなた自身に変更するものとして扱い、その上で《城塞の印》の効果を適用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技の効果で使用した《庇護の印》の射程に+1Sqし、その効果で上昇する防御力に+【精神】することができる。

まとめ

パラディンはその意志の高まりによって上昇する防御力と《光壁強化の印》による強力な防御によって、何度でも守るという強さに向かった強化がされ、さらに死角が減ったことでより堅実な防御が可能となっている。

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