グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その56 追加ワークス特技5

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その56 追加ワークス特技5

 

追加ワークス特技:社会

二つの技能に対応した判定の達成値を上げる技能の聖印と意志に対応したやつである。
頑健と水泳、混沌知識と感性みたいなやつもあっていい気がする。
ロールプレイに活かせるとかっこいいかもしれない。

《末席の覚悟》 (まっせきのせきむ)
種別:社会 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 末席であってもロードや貴族、戦士といった存在には必要な責務が存在している。そして、あなたはそれを理解し、そのための覚悟をしている。
 あなたの〈聖印〉と〈意志〉で行う判定の達成値に+[LV+1]する。

キャラクターの関係によって判定が強化される特技である。NPCが3~5レベルで持ってそうな特技。

《庇護者》 (ひごしゃ)
種別:社会 最大LV:5
タイミング:判定の直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:2 MC:○
 あなたが一族の長や家族の中心であるなど、庇護する存在や保護者のような存在であることを表す特技。
 あなたが子供や家族、一族の仲間、「関係:家族」「関係:兄弟姉妹」の因縁を持つキャラクターなど、守るべき存在のために行う判定(戦闘のための判定でもよい、GMが判断する)の直前に使用する。その判定の達成値に+[LV+1]する。この特技は1シーンに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技は1シーンに2回まで、レベルが5になると、1シーンに3回まで使用できるようになる。

陣形を使うために位置を調節する特技である。陣形以外でも地味に便利かもしれない。

《連携用意》 (れんけいようい)
種別:社会 最大LV:3
タイミング:イニシアチブプロセス
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:2 MC:○
 仲間との連携に合わせて位置を合わせる特技。
 即座に1Sq移動する。あなたと同じSqに敵対的なキャラクターがいる場合、この特技は使用できない。この特技は1シナリオに[LV+1]回まで使用できる。

話術を大幅に強化する前提として共感を求められる特技。

《心を見る者》 (こころをみるもの)
種別:社会 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 すでに道具となってしまった者の心や凍てついた心さえも元に戻すという相手の心を見通す目を持って言われると言われる特技。その目を持つ者の多くは不名誉な名とともに語られるが、その名に恥じることはなかったという。
 この特技は【共感基本値】が20以上で取得できる。あなたが因縁を持つキャラクターに対して〈話術〉で行う判定の達成値を+[LV×2]する。この特技のレベルが3になると、1シナリオに1回、この特技の効果が適用された判定の出目ひとつをクリティカルの確認前に+1することができる。

情報を手に入れるのではなく、偽造、隠蔽するための特技。
レベルが3になるとダイスを増やしてさらにしっかりと情報を隠すことができる。

《情報操作》 (じょうほうそうさ)
種別:社会 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 情報や手がかりを隠し、偽造することに慣れていることを表す特技。
 この特技はCL3以上で取得できる。あなたが行う情報や手がかりを隠す、もしくは他者のものに偽造するための判定の達成値に+[LV+1]する。この特技のレベルが3になると、1シナリオに1回、この特技の効果が適用される判定の直前に宣言することで、その判定のダイスを+1個することができる。

従者が手に入る特技だが、取得時に従者と遭遇するイメージで名称は従者遭遇である。
情報収集での手数を増やしたり、伝令に使ったりと便利な特技である。

《従者遭遇》 (じゅうしゃそうぐう)
種別:社会 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたを慕い、あなたのために働く従者がいることを表す特技。基本的には身の回りの世話やさまざまな用意をしてくれるが、あなたが苦手なことを従者が代わりに行ってくれることもある。
 この特技はCL3以上で取得できる。あなたは信頼できる従者を得る。この従者は戦闘以外の簡単なこと(詳細はGMが判断する)を代わりに行ってくれる。この従者が判定を行う場合、その判定は2D+[LV+2]で行うこと。この従者は1シナリオに[LV+1]回まで行動させることができる。

悲しいが強力かもしれない特技である。

《助力の約束》 (じょりょくのやくそく)
種別:社会 最大LV:3
タイミング:効果参照
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運1 MC:○
 あなたはその交友関係の広さゆえに、どんな場所でも誰かが協力をしてくれる。貸し借りの回数もお互いに数えてはいないような友人がどこにでもいるのである。魔境の中であれば、魔境探索を生業とする友人と遭遇し、その助けを得ることができる。
 この特技はCL8以上で取得できる。この特技のタイミングはこの特技で使用する「種別:陣形」の特技と同じタイミングとなる。あなたは天運を1点消費し、即座に「種別:陣形」の特技ひとつを使用する。この際、あなたはあなた以外の味方の位置に関係なくその特技を使用できる。この効果は1シナリオに[LV]回まで使用できる。

交渉の場を作る特技である。
そうでない場合でも、交渉を有利にする効果を持つ。
社会系の天運を使って展開を変化させる特技として用意されたものである。
使いどころや相手、成功率などでいろいろ難しいが、うまく使えば展開を変えることができる。

《立場ある者》 (たちばあるもの)
種別:社会 最大LV:1
タイミング:メジャーアクション
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運1 MC:○
 長く活躍すれば人脈や立場も多少は持つものである。あなたがそれを用いて、周囲の人たちに働きかけることができることを表す特技。
 この特技はCL8以上で取得できる。あなたの持つ人脈や立場を利用し、交渉を可能とする、もしくは交渉を有利にすることができる。任意のキャラクターを選択する。あなたはそのキャラクターと交渉を行うことができる。もし、元から交渉が可能な場合はその交渉の判定のダイスに+2個する。GMはこの交渉の人数や相手によって、必要な天運の数を増加させてもよい。GMはこの特技の使用を却下してもよい。その場合、この特技の使用可能回数とコストは消費されない。この特技は1シナリオに1回まで使用できる。

まとめ

社会系ということで、交渉が得意になるものや社会的な立場、覚悟などの設定が付随するものが追加されている。
また、情報を手に入れるのではなく、ごまかすための特技も追加され、それぞれのキャラクターの性格や立場を表現しやすくなったかもしれない。

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