グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その88 剣術武技1

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その88 剣術武技1

剣術武技は「長剣」「大剣」「刀」などの剣で使える武技である。
毎回すべてを列挙すると大変なので、ここでは「刀剣の武器」という用語を設定し、それに該当する武器が前提となり、とくに対応した武器、もしくは軽武器や重武器の条件が必要であったり、それらの条件でさらに強化されることがあるというような形で設定されている。

アーマーピアサー(鎧を貫くための短剣)を参考とした武技である。
鎧を貫く攻撃だけでなく、鎧の隙間を突くような攻撃もこれに含むようになっている。

《アーマーピアシング》 剣術武技1レベル
種別:武技(剣術/攻撃)
タイミング:メジャーアクション 効果時間:瞬間
判定:〈軽武器〉〈重武器〉 対象:単体
射程:武器 目標値:対決
コスト:2 MC:FW
 鎧通しの一撃。確実な一撃や精密な一撃で相手の鎧を貫く武技。
 対象に刀剣の武器による白兵攻撃を行う。この攻撃では対象の防御力が[使用可能剣術レベル×2]点(最低0)低いものとしてダメージを算出する。もし、この攻撃に使用した武器が「種別:短剣」「種別:突剣」、重量があなたの【筋力】以下の「種別:長剣」のもので、それ以外の武器を装備していない場合、この武技で低いものとして扱う防御力は[使用可能剣術武技レベル×〈軽武器〉レベル×2]点(最低0)となる。
 使用可能剣術武技レベルが3以上になると、この武技による攻撃の命中判定でクリティカルした場合、その対象の防御力を0として扱う。

《叩き斬り》が元になったものである。
最初は使いづらいが、《ナチュラルアーツ》で他の特技と組み合わせられるようになっている。

《ビートスラッシュ》 剣術武技1レベル
種別:武技(剣術/攻撃)
タイミング:メジャーアクション 効果時間:瞬間
判定:〈重武器〉 対象:単体
射程:武器 目標値:対決
コスト:3 MC:FW
 殴り斬り。剣を用いて斬るというよりも殴るような攻撃や、打撃技、柄による打撃で相手を攻撃する武技。
 対象に刀剣の武器による白兵攻撃を行う。この攻撃のダメージに〈衝撃〉属性を追加する。さらに、その攻撃に《振りかぶり》の効果が適用されている場合、そのダメージに+[使用可能剣術武技レベル]する。

追撃を行う武技である。
二刀流向けの武技であるが、二刀流には対応していない。
重武器でも使用できるが、基本は軽武器向けである。

《ラピッドスラッシュ》 剣術武技2レベル
種別:武技(剣術/攻撃)
タイミング:メジャーアクション 効果時間:瞬間
判定:〈軽武器〉〈重武器〉 対象:単体
射程:武器 目標値:対決
コスト:4 MC:FW
 瞬斬。素早く連続で斬りつける武技。
 対象に刀剣の武器による攻撃を行う。この攻撃で1点以上のダメージを与えたキャラクターの【HP】を[使用可能剣術武技レベル×2]点減少させる。もし、「種別:短剣」「種別:突剣」、重量があなたの【筋力】以下の「種別:長剣」の武器を二つ以上装備し、それらのうちひとつを用いてこの武技による攻撃に使用した場合、この効果で減少する【HP】は[使用可能剣術武技レベル×〈軽武器〉レベル]となる。

重武器向けのHP消費で無効化されるタイプのリアクションである。
重武器の命中判定なので地味につらいが、打ち消すのに必要なHPは達成値よりも少し多めとなる。

《カウンターブレイド》 剣術武技2レベル
種別:武技(剣術)
タイミング:リアクション 効果時間:瞬間
判定:〈重武器〉 対象:自身
射程:- 目標値:対決
コスト:8 MC:FW
 迎撃の一閃。迫り来る敵の攻撃を巨大な武器で迎撃する武技。
 「種別:重武器」かつ、刀剣の武器を装備している場合にのみ使用できる。同一Sqからの白兵攻撃に対して〈重武器〉でリアクションを行う。この判定は命中判定としても扱い、回避修正を適用せず命中修正を適用する。攻撃を行ったキャラクターは、この[武技によるリアクションの達成値+(使用可能剣術武技レベル×2)]点の【HP】を消費することでこの武技によるリアクションの達成値を0として扱うことができる。この武技は1ラウンドに[使用可能武技レベル/3](切り上げ)回まで使用できる。

《ナチュラルアーツ》である。

《ナチュラルアーツ:刀剣》 剣術武技3レベル
種別:武技(剣術)
タイミング:メジャーアクション 効果時間:瞬間
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:0 MC:○
 武技定着。あなたは武技の修練を繰り返し、その技を定着させ自然に扱うことができる。
 このメジャーアクションでは、攻撃を行うメジャーアクションの武技と攻撃を行うメジャーアクションの特技を使用することができる。ただし、その武技、特技のうち一方では攻撃を行わず、もう一方の攻撃にその攻撃に対して適用される効果を適用する。この効果で使用するメジャーアクションは、いずれも刀剣の武器によるものでなければならない。また、これらの特技は同じ技能で判定できるものでなければならない。

相手の状態と装備している武器で効果の変わる武技である。
《芸術:踊り》はどちらの場合でも必須である。
舞うように攻撃する武技はそれぞれの武器で欲しいが、使いやすいように低レベルにしたいというのもある。

《ソードダンス》 剣術武技3レベル
種別:武技(剣術/攻撃)
タイミング:メジャーアクション 効果時間:瞬間
判定:〈軽武器〉〈重武器〉 対象:範囲1(選択)
射程:武器 目標値:対決
コスト:10 MC:FW
 剣舞。舞うような動きで流れるように相手の隙を突いて切り裂く武技。
 対象に刀剣の武器による攻撃を行う。この攻撃に使用する武器が〈軽武器〉の場合、この攻撃に対する未行動のキャラクターのリアクションの達成値を-2、この攻撃でそのキャラクターに与えるダメージに+[使用可能剣術武技レベル×〈芸尾術:踊り〉レベル]する。この攻撃に使用する武器が〈重武器〉の場合、この攻撃で行動済みのキャラクターに対して与えるダメージに+[〈芸術:踊り〉レベル]D+[使用可能剣術武技レベル×〈芸術:踊り〉レベル]する。

まとめ

ということで剣術の武技である。
メジャーアクションが多めのため、《ナチュラルアーツ》前後での変化を考ると少し大器晩成型かもしれない。

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