Fabula Ultima ファビュラアルティマ 翻訳とかいろいろ その1 説明

これまでの流れからいろいろ一新してFABULA ULTIMAの記事を投稿していく。

権利表記とか

権利表記

この記事はNeed Games/Rooster Games/Emanuele Gallettoが権利を有する「FABULA ULTIMA」の二次創作物です。
海外のやつなので間違っているかもしれない。

ファビュラアルティマ

あえてカタカナの音訳をつけることで、日本語の記事を見つけやすくできないかとつけたものである。
SNSなどで #ファビュラアルティマ  をつけてつぶやいたり、名称に併記することで他の日本のユーザーに見つけてもらいやすくなるかもしれない。

翻訳とかいろいろ

翻訳したものをそのまま掲載するだけというわけにはいかないので、翻訳物よりも他のいろいろをメインにする予定である。

どんなゲームなのか?

今回はどんなゲームなのかという紹介である。
JRPGの影響を受けたTRPGというと、空気や世界のイメージは何となくわかるが、ルール面ではどうなっているのかというのがあるし、どのようなJRPGからどのようなイメージを受けているのかという問いもあるだろう。

ということで、今回はJRPG風のTRPGと言われる「FABULA ULTIMA」について紹介していく。

ルールの方向性は?

「FABULA ULTIMA」のルールは、わかる人ならわかるように言えば、軽量の基本ルールにナラティブリソースを入れたタイプのナラティブ系TRPGである。
「りゅうたま」をベースとした基本ルールでCRPG風の戦闘を行い、「ファビュラポイント」によるナラティブ要素を取り入れて、参加者全員で物語を展開していくという仕組みをしている。

基本的には、戦闘も位置管理を行わずに、全員が横一列に並んでいるタイプのCRPGのようにテンポよく進んで行くことになる。
ただし、ここで「ファビュラポイント」と目的行動(クロック)を使用できるというのがTRPGらしい特徴である。

目的行動(クロック)

わかる人向けに簡単に言えば連続判定である。
クロックと呼ばれる進行段階を示す指標が設置され、それぞれの陣営で、それを進めたり、戻したりする判定を行う。
これを最後まで達成することで状況が大きく変化する。
例えば、戦闘中に交渉したいとなった場合は、交渉の段階を示すクロックを達成することで戦闘を終わらせることができるし、敵の防御を部分的に破壊するためのクロックで相手を弱体化させることも可能である。
クロックはその目的の重要さに応じて難易度と大きさが変化する。

ファビュラポイント

ファビュラポイントでできることのひとつは設定を追加することである。
例えば、強力なゴーレムに対し、背中に動力炉があるという設定を追加すれば、その動力炉を停止させることで戦闘を終わらせることができる。
ただし、ファビュラポイントも万能ではないため、それは理解しておく必要がある。

ヒーローとヴィラン

「FABULA ULTIMA」では明確にヒーローとヴィランの対立を描いている。
そして、ヴィランはヒーローが持つ「ファビュラポイント」に対して、「アルティマポイント」を持っている。
このポイントの使い方自体は「ファビュラポイント」よりもシーンから脱出したり、MPを回復するなど、生き延びることや戦い続けることを中心とした効果となっている。
とくに、シーンから脱出する効果で逃げることが可能であるため、キャンペーンで遊ぶ場合は、ひとりのヴィランが繰り返しPCたちの前に現れることとなる。
そして、この「アルティマポイント」がヴィランとしての立場を示すために、惨めさや覚悟が演出されることになる。

世界設定

世界設定は海外のゲームで見る最初に全員で世界設定を作るタイプである。
世界を作るための材料が大量にあり、それを使って、それぞれに世界を作って行くことになる。
とくに、ハイファンタジー、ナチュラルファンタジー、テクノファンタジーのいずれかを選ぶため、それに応じて大きく異なる世界を遊ぶことができる。
なお、海外からすれば日本の地名が不思議な響きなのか、JRPG風ということでなのかは不明だが、地名の表に明らかに日本の地名(奈良や大阪)が混ざっている。

どんなキャラクターを作成できるのか?

作成できるキャラクターはかなり多様である。
というのも、15種類のクラスから2~3個を選択して組み合わせる方式のため、組み合わせ次第で様々なキャラクターを作成できる。
さらに、そこにどんな設定をつけるか次第で同じキャラクターでもまったく別のキャラクターとなる。
それぞれのクラスにだいたい三つの別名の候補(例えば、アーケニストの場合、その下に「もしくは化身、選ばれし者、召喚師」と書かれている)があるため、それを合わせるとイメージ数ではかなり多様である。

なお、無料の追加コンテンツやサプリメントでさらに増える。

組み合わせの参考としては、
錬金術師:発明家、旅人
黒騎士:ダークブレイド、エントロピスト、ウェポンマスター
ギャンブラー:エントロピスト、ローグ、ウェポンマスター
ガンスリンガー:シャープシューター、発明家
ヒーラー:オラトール、スピリティスト
魔法科学者:ロアマスター、発明家
モンスターメイジ:キメリスト(ドルイドのようなもの)、旅人、ウェポンマスター
ニンジャ:ローグ、スピリティスト
海賊:エレメンタリスト、戦士、ウェポンマスター
拳闘士:戦士、ウェポンマスター
レンジャー::シャープシューター、旅人
などの例が挙げられている。

紹介用画像

以下は過去に作成した紹介用の画像である。

まとめ

JRPG的なことであればさまざまなことができるゲームである。
このTRPGを使ってそれぞれの舞台を作成して遊んでもいいし、日本で多くのJRPGに触れているからこそ、このTRPGを使って既存の作品に関連した遊び方をしても楽しそうである。

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