グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その67 魔法界3

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その67 魔法界3

魔法界の特技である。
今回はCL制限のある強力な特技や偉業特技が追加されている。

《変異する自然律》を前提として、一定の範囲での魔法を強化する特技である。
自身にとっては常に魔法を強化する特技となる。
踏み込んできた相手も魔法が強化されるが、《変異する自然律》の効果を打ち消していない場合はその効果によるマイナスも受ける。
これは味方との連携でも同様なので、注意が必要である。

《魔法界の自然律》 (まほうかいのろう)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたの混沌核で塗り替えた場所では魔法の力がより強化されることを表す特技。
 あなたが使用した《変異する自然律》の効果を受けたSqでは、魔法、「種別:魔法」の特技の達成値に+[LV+1]、それが攻撃の場合に与えるダメージと回復する【HP】と【MP】に+[LV]Dされるようになる。この効果はあなたが使用した《変異する自然律》の効果を受けたSqにいるキャラクターであれば自身以外にも適用される。

〈魔力〉か〈信仰〉を追加する特技とセットで取得する必要がある特技である。
対象を1ラウンドの間強化する特技である。
魔法使いか神官であればさらに強化される、というよりも、魔法使いか神官向けの特技である。

《魔法界の強化術》 (まほうかいのきょうかじゅつ)
種別:混沌・魔法 最大LV:3
タイミング:セットアッププロセス
判定:自動成功 対象:単体
射程:4Sq 目標値:-
コスト:4 MC:○
 魔法界でよく使われる強化魔法によって味方の力を強化する特技。
 この特技は〈魔法〉もしくは、〈信仰〉の技能が3レベル以上でのみ取得できる。対象が自身のメインプロセスのメジャーアクションで行う判定の達成値に+1Dする。さらに、あなたが《戦闘職業:魔法使い》を取得している場合、対象が攻撃で与えるダメージに+[LV]Dする。また、あなたが《戦闘職業:神官》を取得している場合、対象の防御力に+[LV×〈信仰〉レベル]する。これらの効果はこのラウンド中のみ有効である。

常時攻撃力上昇と職業に応じたボーナスを受ける特技である。
レベルが上がると命中も上昇する。
ボーナスは攻撃力上昇とリアクション上昇だが、いずれも強力な効果である。

《戦闘職業熟練》 (せんとうしょくぎょうじゅくれん)
種別:混沌 最大LV:5
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 戦闘職業の力をアトラタンに合わせたものに調整することでその力をより引き出す特技。
 CL5以上でのみ取得できる。あなたが与えるダメージに+[LV]Dする。さらに、あなたが《戦闘職業:戦士》か《戦闘職業:魔法使い》のいずれかを取得している場合、あなたが行う攻撃のダメージに+[最も高い【能力値】]する。《戦闘職業:神官》か《戦闘職業:斥候》のいずれかを取得している場合は、あなたが行うリアクションの達成値に+[〈意志〉レベル]する。
 この特技のレベルが3になると、あなたが行う命中判定の達成値に+2し、レベルが5になると、この特技の効果で上昇する命中判定の達成値に+[〈専門知識:魔法界〉レベル]する。

魔法師の魔法系統が色で表現されるのを意識しての特技名だが、効果はわりと普通である。
追加の効果は〈魔力〉と〈信仰〉で変化するが、両方を取得することで両方の追加効果を得ることもできる。
また、魔法を使うキャラクター向けに見えるが、魔法界では戦士や斥候でも魔法を取得できるので活用が可能である。

《魔法界の色彩》 (まほうかいのしきさい)
種別:混沌・魔法 最大LV:5
タイミング:効果参照
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:6 MC:○
 魔法界の魔力で周囲を見たし、一時的にではあるが魔法界本来に近い魔法を行使することが可能となる魔法。
 CL5以上でのみ取得できる。あなたが使用する魔法、「種別:魔法」の特技と同時に使用する。その効果で与えるダメージ、上昇するダメージと防御力、回復する【HP】と【MP】に+[LV]Dする。この特技は1シーンに[LV]回まで使用できる。さらに、あなたの〈魔力〉のレベルが3以上の場合、この効果で上昇するダメージに、あなたの〈信仰〉のレベルが3以上の場合はこの効果で上昇する、回復する【HP】に+[LV]Dする。

《魔法界の戦技》を強化する特技である。
範囲に攻撃するようになり、ダメージが上昇する。
斥候はダメージを通しやすくなるので、HP減少も狙いやすいが、これを追撃としてロールプレイしている場合はすごい速さと回数の攻撃になる可能性がある、だから奥義なのだろうが。
なお、巨大な怪物への致命傷は単純に複数部位への命中である。

《魔力奥義》 (まりょくおうぎ)
種別:混沌(増幅) 最大LV:3
タイミング:《魔法界の戦技》
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:15 MC:FW
 魔力を宿した武器による必殺の一撃を放つ特技。その一撃は軍勢をなぎ倒し、巨大な怪物に致命傷を与えると言われている。
 CL10以上でのみ取得できる。《魔法界の戦技》と同時に使用する。その《魔法界の戦技》を「対象:直線3」(自身は対象に含まない)に変更し、そのダメージに+[LV×2]Dする。この特技は1シナリオに[LV]回まで使用できる。

いわゆる上級職である。
職業の名前とかは戦闘職業の組み合わせに応じて自分で決めることになる。
最初は最大レベル1だったので脅威のテキストの短さだった。
CL10ごとに最大レベルが1上昇するので、CL20で最上級職のようなものになり、CL30でさらに上級の職業になる。
効果としては一見はわからないが、職業に応じて追加の効果を得られる特技で複数の効果を得られるということなので非常に強力である。
例えば、戦士と斥候なら《魔法界の戦技》でダメージ上昇とHP減少の両方が発動し、魔法使いと神官なら《魔法界の強化術》でダメージ増加と防御力上昇の両方が適用されるようになる。

《上級戦闘職業解放》 (じょうきゅうせんとうしょくぎょうかいほう)
種別:混沌 最大LV:効果参照
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたが複数の職業が組み合わされた上位の戦闘職業を持つことを表す特技。
 CL10以上でのみ取得できる。あなたは「種別:職業」の特技(戦闘職業の特技)をふたつまで取得できるようになる。この特技の最大レベルは[CL/10]となる。

HPを消費して強力な攻撃を行う特技である。
だいたいこの手の特技でバランス調整が難しいのは《英雄絶技》のせいだと思っている。
この特技の場合は上昇量は大きいが、1シナリオ1回の制限がつけられている。
〈炎熱〉か〈衝撃〉を追加できるのは武器に炎を纏ったり、魔力を纏ったりする演出のためである。

《魔法界の秘奥》 (まほうかいのひおう)
種別:混沌(偉業) 最大LV:効果参照
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運2 MC:FW
 自らを構成する混沌を力に変えて必殺の一撃を放つ特技。
 あなたが武器による攻撃のダメージロールを行う直前に使用する。あなたは[【精神】×(LV×2)]点までの【HP】を消費する。そのダメージロールに+[消費した【HP】×2]し、〈炎熱〉属性か〈衝撃〉属性のいずれかを追加することができる。この特技の最大レベルは[(CL/5)+3]となる。この特技は1シナリオに1回まで使用できる。

使用することで1シーンの間本来は習得できない高レベルの魔法を使用できるようになる特技である。コストと目標値のことがあるため、わりと上級者向けである。
CL1でレベル3の魔法を使用するために取得し、そこから、CL5で取得した魔法を《異界魔法習得:魔法界》で習得、そこからレベル5までの魔法習得というようにして、《異界魔法習得:魔法界》による魔法の更新と合わせて考えて行く必要もある。
魔法をメインに使う場合は特に初期は魔法師と比べて使用可能魔法レベルが低いため、選択肢として重要ではある。中レベルでのレベル6以上の魔法や、現実的なレベルでの10レベル魔法(平行サプリ環境では未実装なので『ADF』『上級』を組み合わせる必要がある)の使用など、ロマンのある特技でもある。

《大魔法行使》 (だいまほうこうし)
種別:混沌(偉業) 最大LV:3
タイミング:いつでも
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運1 MC:○
 本来の限界を超えた強力な魔法を行使する特技。あなた自身は知らなくとも、あなたの宿す世界には強大な魔法が存在するのである。
 あなたはこの特技の取得時に[最も高い使用可能魔法レベル+LV+1]レベル以下の魔法を[LV]個選択する。この特技を使用することで、そのシーン中、この特技で選択した魔法を習得し、使用可能となる。この効果で選択した魔法をこの特技の効果以外で習得した場合、新たに代わりの魔法を選択すること。この際、現在の[LV]を用いて選択できる魔法を決定することができる。

まとめ

戦士や盗賊では《魔力奥義》と《魔法界の秘奥》、魔法系では《大魔法行使》全体として、《上級戦闘職業解放》といったような、CRPGやアクションゲームをイメージして演出、設定を付与すると良い感じになる特技が追加された。
特殊な条件のある必殺技やゲージ技、クールタイムの長い技など、さまざまな作品を参考にするといいだろう。
おすすめは「ヴァルキリープロファイル」である。

魔法界はあと1回分続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?