グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その22 エーテル


権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その22 エーテル

追加されるエーテルの特技をいくつか紹介していく。

元素を操るもの

まずは単純に元素を操る特技である。
この中でも、特に大きな存在感を持つのが元素魔法を使用できるようになる《元素魔法再現》である。
単純に、元素魔法を使用できるようになるのである。

《元素魔法再現》 (げんそまほうさいげん)
種別:邪紋 最大LV:効果参照
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 邪紋の力で元素魔法を再現する特技。
 《元素まといし者》で選択した元素を種別に持つレベルが[LV]以下の魔法を[LV]個選択する。《元素まといし者》の効果中、選択した魔法を習得する。この際、魔法を習得する変わりにあなたが習得している魔法によって与えるダメージ、上昇するダメージと防御力に+[選択した回数]Dすることを選択してもよい。この効果で習得した魔法は特技としても扱われ、種別に「邪紋」が追加される。この特技の最大レベルは[CL/2](最大5、端数切り上げ)である。

射撃と白兵を組み合わせたり使い分けたりするキャラクター向けに《元素弾》で相手を追撃する特技が追加された。

《元素追撃弾》 (げんそついげきだん)
種別:邪紋(増幅) 最大LV:3
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:6 MC:○
 元素の力を打ち出し追撃する邪紋。
 あなたが行った攻撃のダメージに+[(《元素弾》のレベル+SP)×2×LV]する。《元素まといし者》の効果中にのみ使用でき、さらに《元素まといし者》で選択した元素に対応した以下の効果を得る。
地:上昇するダメージが〈衝撃〉属性の場合、ダメージに+2Dする。
水:上昇するダメージに+1Dする。
火:上昇するダメージが〈炎熱〉属性の場合、ダメージに+2Dする。
風:1点以上のダメージを与えた場合に[LV+1]Dのダメージを与える。

《元素まといし者》を二回使用する特技が追加された。
この特技では、《元素まといし者》を複数種類取得する場合と一種類だけの場合それぞれに合わせた強化がされている。

《元素の双衣》 (げんそのそうい)
種別:邪紋 最大LV:1
タイミング:セットアッププロセス
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:5 MC:○
 即座に複数の元素やより大きな元素を展開する特技。
 あなたは即座に《元素まといし者》を二回使用する。この際、《元素まといし者》は同じ元素を選択したものでも、異なる元素を選択したものでもよい。この特技は1シーンに1回まで使用できる。さらに、《元素まといし者》をひとつだけしか取得していない場合、その効果が二回まで重複するようになる。

世界の元素へ

そもそも元素は世界にあふれている。
そのため、身近な元素を使用したり自らの肉体を元素に変換することで元素を扱いやすくできる。

《我が身は元素へ》 (わがみはげんそへ)
種別:邪紋 最大LV:5
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 自身の命を捧げることで元素の力をより簡単に引き出す特技。
 あなたは[LV×〈意志〉レベル]点のSPを所持できる。あなたは《元素まといし者》を使用するごとにSPを[《元素まといし者》/2](切り上げ)点獲得できる。[SP×3]点までの【HP】を消費することで、エーテルの特技のコストを-[消費した【HP】/3]点(最低1)することができる。

周囲の元素を感じることで邪紋を効果的に使う特技が追加された。

《融けるは元素の海へ》 (とけるはげんそのうみへ)
種別:邪紋 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 周囲の元素を感じ、そこから力を引き出すことで世界そのものを味方につける特技。
 CL10以上で取得できる。《元素まといし者》の効果中にあなたが行う攻撃のダメージに+[LV×〈霊感〉レベル]する。さらに、《元素の化身》の効果中、あなたが行う命中判定とリアクションの判定の達成値に+[LV×2]する。

元素で周囲を変える。

元素の力で周囲の地形を変えたり急激な変化を起こす特技である。
制圧や攻撃、だけでなく、偉業特技による広範囲の地形変化などが可能となった。

《元素制圧》 (げんそせいあつ)
種別:邪紋(制圧) 最大LV:5
タイミング:マイナーアクション
判定:自動成功 対象:範囲1☆
射程:0Sq☆ 目標値:-
コスト:8 MC:FW
 《元素まといし者》の効果中にのみ使用できる。この特技はキャラクターではなくSqを対象とする。即座に自身のいるSqを制圧する。この際、敵対的なキャラクターがいても制圧されていなければ制圧できる。このSqにいる任意のキャラクターに《元素まといし者》で選択した元素に対応した以下の効果を与える。
地:〈体内〉属性を除くすべての属性の防御力に+[LV×2]する。
水:移動する際に必要な移動可能距離が+[LV/2](切り上げ)される。半水中状態の効果を受けないキャラクターはこの効果を受けない。
火:クリンナッププロセスごとに〈炎熱〉[LV]D点のダメージを受ける。
風:攻撃に対するリアクションの達成値に+[LV]する。

《元素の濁流》 (げんそのだくりゅう)
種別:邪紋(攻撃) 最大LV:3
タイミング:メジャーアクション
判定:〈意志〉 対象:直線[LV+1]
射程:1Sq 目標値:対決
コスト:15 MC:○
 膨大な元素を濁流のように放出する特技。
 CL5以上で取得できる。SPを2点以上(最大で[LV×2]点まで)消費し、対象に〈衝撃〉[LV×2]D+【反射基本値】点のダメージを与える射撃攻撃を行う。この特技は《元素まといし者》の効果中にのみ使用でき、さらに対応した以下の効果を得る。この特技は1シーンに1回まで使用できる。
地:ダメージに+[消費したSP×2]Dする。
水:この特技で1点以上のダメージを与えた対象がこのラウンド中に行うリアクションの達成値を-[消費したSP/2]する。
火:属性に〈炎熱〉を加え、ダメージに+[消費したSP]Dする。
風:この特技で1点以上のダメージを与えた対象を任意の方向に[消費したSP/2]Sq移動させる。

元素の力で周囲の地形を大きく変える特技である。使い方しだいでは有効だが、使いどころが難しい特技の気がする。

《大地呑む元素》 (だいちのむげんそ)
種別:邪紋(偉業) 最大LV:3
タイミング:イニシアチブプロセス
判定:自動成功 対象:効果参照
射程:4Sq 目標値:-
コスト:天運2 MC:○
 この特技は図の範囲のSqを対象とする。《元素まといし者》の効果中にのみ使用できる。図の範囲のSqへの射撃攻撃の達成値を-[〈意志〉レベル×2]する。さらに《元素まといし者》で選択した元素に対応した以下の効果を与える。この効果は[LV]ラウンドの間持続する。この特技のレベルが3かつ、CLが10以上になると、この特技の効果を受けたSqであなたが行うあらゆる判定のダイスを+1個する。
地:そのSqから移動する場合は移動可能距離が追加で+1必要となる。
水:そのSqでは半水中状態となる。
火:そのSqではクリンナッププロセスごとに〈炎熱〉[LV×2]D点のダメージと炎上[LV]を受ける。
風:そのSqを経路に含む移動を行う場合は移動可能距離が+[LV]される。

まとめ

まとめというよりも最初に書くべきな気がするが、追加効果を四種類用意すると字数が増えるのでフレーバーテキストを書くスペースが少なくなっている、ものによってはフレーバーテキストがないものもある。
文字サイズとか行数を見直すべきかもしれない。

元素魔法を使用できるようになったので書かれている以上に選択肢が増えた上で、元素を感じたり、元素で地形を染めたりできるので人によっては楽しい感じになっているかもしれない。

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