グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その57 追加ワークス特技6

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その57 追加ワークス特技6


●追加ワークス特技:魔法

追加される魔法系ワークスの特技である。

魔法をある程度取得しているキャラクターという指定にするために、二種類以上の魔法を必要としているが、これぐらいだと普通に突破されそうな制限である。
その場に残された手がかりからより多くの手がかりを得ることができる特技であり、現場を調べるという方向に誘導する特技である。

《混沌解析》 (こんとんかいせき)
種別:魔法 最大LV:1
タイミング:メジャーアクション
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:3 MC:○
 混沌の残滓や攻撃の形跡、残された足跡から何が起きたのかを推測する特技。
 この特技を取得するには2種類以上の魔法を習得している必要がある。あなたは混沌の存在が残した状況や手がかりから大まかなことを知ることができる。GMは何もわからなかったとしたり、判定が必要であるとしてもよい。あなたが行う混沌の存在についての推測を行うための判定のダイスを+1個する。

判定を魔法による判定にすることで他の特技による修正を受けることができる特技である。魔法の判定に影響を与える効果の多さを踏まえて、1シナリオ1回という厳しい条件となっている。
また、演出だけの魔法を使いやすくなる特技でもある。最大MPの減少は常に魔法を使うために減っている分の表現である。

《即興魔法》 (そっきょうまほう)
種別:魔法 最大LV:3
タイミング:判定の直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:2 MC:○
 日常に魔法を使い、即興での使用やその活用手段を無数に身につけていることを表す特技。常に魔法を使うため、常に少し消耗している。
 判定の直前に使用する。あなたはその判定を魔法の判定として行うことができる。この特技は1シナリオに[LV]回まで使用できる。また、常時、あなたはさまざまな判定の不要なことを魔法によって行ったことにできる。この特技を取得するとあなたの【最大MP】は常時3点減少する。

イニシアチブプロセスであればいつでも使用できるが、基本的には自分の手番より前でなけれ効果が発揮されない。
ちょっと長く詠唱して達成値と効果を強める特技である。
詠唱とあるが、芸術でさえあればいい。

《詠唱儀式法》 (えいしょうぎしきほう)
種別:魔法 最大LV:1
タイミング:イニシアチブプロセス
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:5 MC:○
 少し長い歌や詠唱、身体の動作によってイメージを強めることで魔法を強化する
 自身の【行動値】を5点減少させる。このラウンド中、あなたが自身のメインプロセスで行う「タイミング:メジャーアクション」の魔法と「種別:魔法」の達成値に+[任意の〈芸術:●●〉のレベル]し、その効果で与えるダメージと回復する【HP】に+[任意の〈芸術:●●〉のレベル]する。

さらに芸術で魔法を強化する特技である。
対応する特技や魔法がすごく少ないが、今後増えるかもしれない。
基本は1ラウンドを詠唱に使うのとセット。

《芸術瞑想法》 (げいじゅつめいそうほう)
種別:魔法 最大LV:1
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 歌や踊りを用いることでより深い瞑想状態となる技を学んでいることを表す特技。
 あなたが魔法、「種別:魔法」の特技での判定を〈芸術:●●〉で行う場合に使用できる。その判定のダイスを+1個する。

基礎魔法が強化される特技である。基礎魔法も追加予定のため、わりと重要になるかもしれない。

《基礎魔法熟練》 (きそまほうじゅくれん)
種別:魔法 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたが基礎となる魔法を何度も繰り返し、高いレベルで熟練していることを表す特技。
 この特技はCL3以上で取得できる。あなたが使用する基礎魔法の判定の達成値に+[LV+1]する。この特技のレベルが3以上になると、あなたが基礎魔法で与えるダメージと回復する【HP】に+1Dする。

魔法で決闘する人たちな特技である。タクトでも武器ひとつのため、タクトだけを装備すいる場合は適用できる。
近接系のメイジと相性がよい。

《決闘魔法師》 (けっとうまほうし)
種別:魔法 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 魔法を用いた決闘の訓練を他人よりも多く行い、熟練していることを表す特技。魔法の研鑽を忘れ戦いにふける決闘魔法師と揶揄されることもあるが、契約魔法師の多くは戦場に立つのだ。そこで最後に立っている者こそ勝者である。
 この特技はCL3以上で取得できる。この特技を取得するには2種類以上の魔法を習得している必要がある。武器をひとつしか装備していない場合、あなたが1Sq以内のキャラクターに対して行う、魔法による攻撃の命中判定に+[LV+1]し、1Sq以内のキャラクターからの攻撃に対する魔法によるリアクションの判定の達成値に+[LV+1]する。

タクトや杖と同時に他の武器を装備しても決闘の技が使用できるようになる特技である。
なお、「種別:杖」は基本的に混沌具のためわりと珍しい。

《決闘魔法戦術》 (けっとうまほうせんじゅつ)
種別:魔法 最大LV:1
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたが決闘魔法師と呼ばれるところからさらに経験を得て、その戦術をより優れたものに改良したことを表す特技。
 この特技はCL8以上で取得できる。「種別:杖」の武器、もしくは名称に「タクト」が含まれる武器と同時に他のアイテムを装備していても《決闘魔法師》の効果を適用できるようになる。また、あなたが因縁を持つキャラクターに対して行う攻撃のダメージに+[最も高い使用可能魔法レベル]することができる。この効果はキャラクターごとに適用するかを決定できる。

大量の魔法、とはいっても魔法師からすればわりと簡単に習得できそうな数の魔法を要求される特技である。天運を消費して大きな効果を得ることができる。
特技の設定上、二つ名とかをつけるのにちょうど良い機会にもなっているので、変な二つ名が手に入るかもしれない。

《導きの魔女》 (みちびきのまじょ)
種別:魔法 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運1 MC:○
 英雄の物語には優れた魔法使いや魔女が登場することがある。時に英雄を惑わし、時に英雄を導く、そんな存在にあなたが迫りつつあることを示す特技。あなたが導く者であることが望まれる。
 この特技はCL8以上で取得できる。この特技を取得するには12種類以上の魔法を習得している必要がある。天運を1点消費し、あなたが因縁を持つキャラクター、もしくはあなたに因縁を持つキャラクターが行った判定の達成値に+[使用可能魔法レベル]する。その判定が攻撃のための判定ならば、その攻撃のダメージに+[使用可能魔法レベル]し、その判定がリアクションのための判定の場合は、その判定の結果として受けるダメージを[使用可能魔法レベル]点減少させることができる。この特技は1シナリオに[LV]回まで使用できる。

まとめ

探索系特技に芸術での強化、普通に強化と天運を使用する強力な特技と、バランスよく強化されている。設定や演出でも、最初はちょっとした魔法の演出から、魔法と芸術を組み合わせた演出、そして二つ名というように楽しむことができる構成となっている。

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