グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その48 錬金術アイテム5

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その48 錬金術アイテム5

6レベルの錬金術アイテム

現状で使用可能錬金術アイテムレベルを6以上に上げることができるのは、CL10以上のアルケミストのみであるため、実質その専用アイテムである。

爆弾である。雷素は燃素を参考として作ったものであり、実際にはたぶんない。
ガード不可で〈炎熱〉属性を持つというダメージを与えやすい爆弾である。

雷素石 (らいそせき)
種別:射撃(投擲/爆弾/錬金術/使い捨て)
重量:2 装備部位:効果参照 技能:〈射撃〉 命中修正:0
攻撃力:〈炎熱〉〈衝撃〉【知力】+[使用可能錬金術アイテムレベル]
行動修正:0 移動修正:0 射程:2Sq ガード値:0 
錬成種別:爆弾/鉱石/雷
レベル:6 対応技能:〈専門知識:爆弾〉
 雷を集めて作ったと言われる石。実際の製法は不明である。砕けると周囲に雷の嵐を巻き起こす。
 この武器は装備できず、装備することなく使用できる。あなたが《混沌操作》を取得していない場合、あなたが行った判定のダイスの出目に1の出目がひとつ以上含まれていると、このアイテムは破壊され、あなたは[このアイテムの攻撃力×2]点のダメージを受ける。この武器による攻撃のダメージは+2Dされ、この武器による攻撃の対象は「範囲1」となる。この武器を用いた攻撃はガードを行うことができない。

薬品を二つ合体させるというアイテムであるが、錬成種別を参照するアイテムでもある。
1レベル、2レベルの錬金術アイテムデータが活用される。

複合薬 (ふくごうやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/薬毒
レベル:6 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 複数の薬を組み合わせた薬。組み合わせ次第で危険な副作用が発生することもあるため、適切な知識がなければ行ってはいけない。
 取得時にレベルが[使用可能錬金術アイテムレベル/2]以下の使用するタイミングと対象が同じ「錬成種別:薬品」のアイテムを[使用可能錬金術アイテムレベル/3]個選択する。この際、同じアイテムを複数個選択することはできない。このアイテムはそれらのアイテムと同じタイミング、対象として扱い、このアイテムの対象にそれらのアイテムの効果を適用する。

複合薬の毒バージョンである。
薬毒●●がだいたい同じタイミングで使用できるのでかなり幅広く使用できる。
なお、依存毒がレベル3である。

複合毒 (ふくごうどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:6 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 複数の毒物を組み合わせその効果を同時に発動させる毒。組み合わせ次第で効能が変化する毒もあるため、以外と難しい。
 取得時にレベルが[使用可能錬金術アイテムレベル/2]以下の使用するタイミングと対象が同じ「錬成種別:毒物」のアイテムを[使用可能錬金術アイテムレベル/3]個選択する。この際、同じアイテムを複数個選択することはできない。このアイテムはそれらのアイテムと同じタイミング、対象として扱い、このアイテムの対象にそれらのアイテムの効果を適用する。

錬金術アイテムの回復アイテムである。
治療キットの延長で回復量が大きい。

回復秘薬 (かいふくひやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/回復/秘薬
レベル:6 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 大きな効果を持つ薬。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。対象の【HP】を2D+[(取得、作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×【知力】)]点回復する。この効果は瀕死状態レベル1のキャラクターにも有効である。

気付け薬の延長で回復量が大きいアイテムである。

活力秘薬 (かつりょくひやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/回復/秘薬
レベル:6 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 神への捧げものにされる薬。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。対象の【MP】を2D+[(取得、作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×【知力】)]点回復する。この効果は瀕死状態レベル1のキャラクターにも有効である。

BSと状態をまとめて回復できる薬である。
やばい毒が増えると解毒薬も進化するのである。

万能治療薬 (ばんのうちりょうやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/薬毒/秘薬
レベル:6 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 あらゆる症状を改善すると伝えられる万能薬。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。キャラクターが与えた状態、もしくはBSを合計で[使用可能錬金術アイテムレベル/2]個まで解除する。

次の薬毒:狂乱薬にも言えることだが、このあたりからの害を与える毒や薬品はあまりにも凶悪であるため、PCの使用を想定、推奨しないものがほとんどである。
変異薬は飲ませた相手を怪物に変えるというよくある悪役が使う薬である。

変異薬 (へんいやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物、薬毒
レベル:6 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 人を怪物に変える薬。安定性も低く、
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象をレベルが[対象のレベル+使用可能錬金術アイテムレベル]以下のエネミーに変える。この効果は天運を持つキャラクターには適用できない。

狂乱薬は相手に複数の状態を与え周囲を攻撃させるという危険な薬である。
悪役や覚悟の決まったやつが使いそう。

薬毒:狂乱薬 (やくどく:きょうらんやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物、薬毒
レベル:6 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 対象の正気を奪い、暴走させる薬。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象は1時間の間、脅威化状態、狂化状態、暴走状態となる。この効果は強度「取得者、もしくは制作者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う(毒として解除するとすべての状態が解除される)。特別な理由がないかぎりPCは取得できない。

7レベルの錬金術アイテム

新たな爆弾はどちらも「ファウンド」(found)という名前がついた誰かの結論の爆弾である。

なお、急に強くなっている気もするが、実はここまでの爆弾を好みの合わせて使えるようにある程度横並びにしてあるだけで、ここまでの爆弾が強くなっていなかったのである。

敵を焼き尽くす爆弾である。
やはり爆弾といえば炎である。

トラジックファウンド
種別:射撃(投擲/爆弾/錬金術/使い捨て)
重量:6 装備部位:効果参照 技能:〈射撃〉 命中修正:0 
攻撃力:〈炎熱〉【知力】+[使用可能錬金術アイテムレベル×2]
行動修正:0 移動修正:0 射程:3Sq ガード値:0 
錬成種別:爆弾/火/神秘
レベル:7 対応技能:〈専門知識:爆弾〉
 やはり作りやすい火の爆弾を強化したもの以上の爆弾などそうない。その結論に基づいて作られた強力な爆弾。持ち運ぶと戦争の準備だと思われる。
 この武器は装備できず、装備することなく使用できる。あなたが《混沌操作》を取得していない場合、あなたが行った判定のダイスの出目に1の出目がひとつ以上含まれていると、このアイテムは破壊され、あなたは[このアイテムの攻撃力×2]点のダメージを受ける。この武器による攻撃のダメージは+6Dされ、この武器による攻撃の対象は「十字」となる。この武器による攻撃の対象に状態として炎上[(使用可能錬金術アイテムレベル×使用可能錬金術アイテムレベル)/2]を与える。

何が悲しくなって作ったのかはわからないが、広範囲を毒で汚染する爆弾である。

ルインズファウンド
種別:射撃(投擲/爆弾/錬金術/使い捨て)
重量:6 装備部位:効果参照 技能:〈射撃〉 命中修正:0 
攻撃力:〈炎熱〉【知力】+[使用可能錬金術アイテムレベル×2]
行動修正:0 移動修正:0 射程:3Sq ガード値:0 
錬成種別:爆弾/毒物/薬毒/神秘
レベル:7 対応技能:〈専門知識:爆弾〉
 とある錬金術師がたどりついた破滅という答え。
 この武器は装備できず、装備することなく使用できる。あなたが《混沌操作》を取得していない場合、あなたが行った判定のダイスの出目に1の出目がひとつ以上含まれていると、このアイテムは破壊され、あなたは[このアイテムの攻撃力×2]点のダメージを受ける。この武器による攻撃のダメージは+6Dされ、この武器による攻撃の対象は「十字」となる。この武器による攻撃の対象に状態として毒[使用可能錬金術アイテムレベル×使用可能錬金術アイテムレベル]を与える。

レベル5にある黄昏の花を加工した秘薬である。
かなり強力なアイテムである。

黄昏の秘薬 (たそがれのひやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/植物/秘薬
レベル:7 対応技能:〈専門知識:薬品〉〈対応技能:植物〉
 エリキシル、エリクサーとも呼ばれる秘薬。黄昏の花を原料としたあらゆる傷を癒やすと言われている薬である。
 マイナーアクションで同意した同一Sqの単体に使用できる。対象の【HP】と【MP】を4D+[(使用可能錬金術アイテムレベル×【知力】)]点回復し、キャラクターが与えた状態、もしくはBSひとつを解除する。このアイテムはCL10以上でのみ取得、使用できる。

解毒薬のかなり進化したものである。
病気を治癒させる効果も持つ。

澄陽清風の秘薬 (ちょうようせいふうのひやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/薬毒/秘薬/神秘
レベル:7 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 澄んだ太陽の光や清らかな風に例えられる奇蹟の秘薬。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。キャラクターが与えた状態、もしくはBSを合計で[使用可能錬金術アイテムレベル]個まで解除する。GMはこのアイテムの本来の効果の代わりに、病気などを治療できるとしてもよい。このアイテムは1シナリオに1個までしか取得、作成できない。

黄昏どころか宵闇、死の世界から回復させるという秘薬である。
が、実際は瀕死状態レベル3に対応した薬である。
本当に死んでいるとどうにもならない。

宵闇の秘薬 (よいやみのひやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/薬毒
レベル:7 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 宵闇の死の世界より呼び戻すと言われる薬。
 メジャーアクションで同一Sqの単体に使用する。対象の【HP】を1まで回復させる。対象の【HP】が1以上の場合は効果を発揮しない。この効果は瀕死状態レベル3のキャラクターにも効果を適用できる。このアイテムは1シナリオに1個までしか取得、作成できない。

まとめ

錬金術アイテムも7レベルなので、ひとまずここまでということで強力なアイテムが揃っている。
8レベル以降がどうなるのかは不明であるが、その力が危険であることだけはわかる。


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