グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その9 メイジ共通

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その9 メイジ共通

追加されるメイジ共通の特技をいくつか紹介していく。

追加の魔法習得

メイジは全体として追加の魔法習得が可能となった。
派生系統の魔法を習得するなら《追加魔法習得》、別のスタイルの魔法は《応用魔法習得》で習得することとなり、コストと使用可能魔法レベルで遅れる形となっている。
これでウィザードが登場してもある程度は大丈夫なはず

《追加魔法習得》 (ついかまほうしゅうとく)
種別:魔法 最大LV:効果参照
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたは自身が身につけた系統の外にある魔法を習得する。
 魔法の分類からひとつを選択する。あなたのその分類の使用可能魔法レベル以下の魔法を[]個選択し習得する。この特技の最大レベルは[CL/3]となる。

《応用魔法習得》 (おうようまほうしゅうとく)
種別:魔法 最大LV:効果参照
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 習得している魔法を応用して異なる種類の魔法を習得する。
 [あなたの最も高い使用可能魔法レベル-3]以下の魔法ひとつを習得する。この魔法はあなたのスタイルに対応したものでなくてもよい。この魔法にあなたのスタイルに対応した種別を追加する。この効果で習得した魔法のコストは+2される。この特技の最大レベルは「CL/3」となる。

魔法と軍略の融合

メイジの軍師的な側面を強調した特技が追加された。
ひとつは相手の移動を止める《魔法罠起動》で、
もうひとつはマスコンにおいて計略を発動する《魔法計略》である。
どちらもさまざまな演出が可能な特技のため、使用時のロールプレイ次第で場を盛り上げることが可能である。
そして、偉業特技の《戦術再構築》も効果自体はロードに追加された偉業特技に対応した強力な手札を再び使用するものであるが、そのフレーバーテキストは軍師的な側面によるものとなっている。
窮地でこそ落ち着いて戦術を再構築しよう。

《魔法罠起動》 (まほうわなはいち)
種別:魔法 最大LV:3
タイミング:効果参照
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 魔法による罠を仕掛けることで自身への接近を拒む特技。多くの魔法師が接近戦闘を苦手とするからこそ、多くの罠が考案された。
 敵が自身から2Sq以内に侵入した際に使用できる。この特技は移動の途中でも使用して効果を適用できる。移動可能距離を2点減少させる。1回の移動に対して1回、1シナリオに[LV+1]回まで使用できる。

《魔法計略》 (まほうけいりゃく)
種別:魔法(増幅/増幅) 最大LV:3
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:単体
射程:4Sq 目標値:-
コスト:2 MC:○
 魔法を用いた計略を用意しておくことで最大のダメージを与える特技。
 CL5以上で取得できる。マスコンでのみ使用できる。自分が所属する国の領内やあらかじめ調査を行った場所(GMが判断する)で戦う場合にのみ使用できる。対象が行った攻撃のダメージに+[LV×〈軍略知識〉レベル]Dする。この特技は1シーンに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技は1シーンに2回まで使用できるようになる。

《戦術再構築》 (せんじゅつさいこうちく)
種別:魔法(回復/偉業) 最大LV:3
タイミング:クリンナッププロセス
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運2 MC:○
 すでに切った切り札を再び用意し、逆転するための準備を行う特技。
 対象の【MP】を[LV+1]D+[【知力基本値】×2]点回復させ、さらに、対象の習得している特技ひとつの使用可能回数を1回分回復させる。この特技は1シナリオに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3になると、あなたの特技の代わりに、あなたとお互いに因縁を持つ、シーン内の任意のキャラクターにこの特技の効果を適用することができる。この特技の使用可能回数はあらゆる効果で回復、増加させることができない。

魔法の儀式

個人的にギミックとしての運用で便利だったり、演出とかで個性が出たりとかでよく使う《リチュアルモーション》に相当する特技を追加した。
新たに追加される驚異化状態を含んだ記述になっており、コストの増加が消えてダメージが上昇するという大幅な強化を受けている。
どうせ1レベルで高レベルでの発動したら戦闘が決まるような魔法の発動用からすると3レベル以降が大きく変わるだろう。

《儀式瞑想》 (ぎしきめいそう)
種別:魔法 最大LV:5
タイミング:メジャーアクション
判定:〈芸術:●●〉 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:10 MC:○
 強大な魔法のために集中する特技。呪文を唱える場合もあれば、踊りや歌を使って集中することもある。
 あなたは脅威化状態となる。この特技の判定ダイスを+[LV/2](切り上げ)個する。あなたが使用する「タイミング:メジャーアクション」の魔法の達成値に+[この魔法の達成値]する。この効果が一度適用されるか、シーンが終了するとこの特技の効果は失われ、脅威化状態も解除される。
 この特技のレベルが3になると、この特技の効果が適用された魔法が攻撃を行う魔法の場合、そのダメージに+[この魔法の達成値/5]Dする。

偉業特技の強化

既存の偉業特技も強化を行われている。
《連鎖拡大魔方陣》は《立体積層魔方陣》に劣らない魔方陣のロマン的な描写が可能な特技である。

《連鎖拡大魔方陣》 (れんさかくだいまほうじん)
種別:魔法 最大LV:3
タイミング:《魔陣構築》
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:10 MC:○
 連鎖によって拡大し、複雑かつ巨大になる魔方陣を出現させることで魔法を強化する特技。
 CL10以上で取得できる。《魔陣構築》によって上昇するダメージを[消費した天運×CL×2]点に変更する。さらに、その魔法の対象を[消費した天運/2](最大でLV)段階まで拡大することができる。常時、《魔陣構築》によって消費する天運の数を決定する際、【知力】【精神】【共感】のいずれかまでの数の天運を使用できるようになる。

《魔素集積》には集めた魔素を纏い、一時的に強化される効果が付与された。

《魔素纏積》 (まそてんせき)
種別:魔法 最大LV:1
タイミング:《魔素集積》
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:10 MC:○
 周囲の魔力を集めるとともに、自らの周囲に纏うことで次の魔法に備える特技。
 CL10以上で取得できる。《魔素集積》によって回復する【MP】を[消費した天運×2]D+[消費した天運×CL×2]点に変更する。さらに、この特技を使用したシーン中にあなたが行う「タイミング:メジャーアクション」の魔法の判定ダイスに+[使用した天運/2]Dする。この効果は1度効果を発揮すると失われる。

まとめ

全体として、魔法習得のための特技や偉業特技の強化などのようなシステム的な特技が多くなっている。
そのため、メインになるのは魔法を用いた軍略と魔法の儀式である。
ただし、どちらもロールプレイ次第で盛り上がるのでうまく使おう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?