グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その23 レイヤー:ドラゴン


権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その23 レイヤー:ドラゴン

追加されるレイヤー:ドラゴンの特技をいくつか紹介していく。

でかい、ドラゴン

《竜種の巨躯》で強化される特技である。
《竜の先陣》は仲間を乗せて突撃するイメージの特技である。
巨大な邪紋使いに乗っているので攻撃が届かないというシンプルな理由でリアクションの達成値が上がっている。

《竜の先陣》 (りゅうのせんじん)
種別:邪紋 最大LV:1
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:FW
 その巨躯によって敵の対策を踏み潰し、仲間を攻撃から遠ざける特技。
 レイヤー:ドラゴンの「MC:×」の特技を「MC:FW」に変更する。ただし、その効果による飛行状態では、マスコン中は、飛行状態でない場合に進入できないSqに入ることができない。《竜種の巨躯》を取得している場合、同意したキャラクターひとりと位置を同期することができる(切り替え:マイナーアクション)。この効果で位置が同期しているキャラクターのリアクションの達成値は+[《竜種の巨躯》のレベル]される。

その巨大さは見た目だけでも十分な効果があるが、少し腕を伸ばせば、少し大地を踏みならせば相手を妨害できるというのも合わせると非常にやっかいである。

《竜種の脅威》 (りゅうしゅのきょうい)
種別:邪紋(竜) 最大LV:3
タイミング:マイナーアクション
判定:自動成功 対象:範囲1☆
射程:0Sq☆ 目標値:-
コスト:10 MC:FW
 その巨体と威圧感によって相手の動きを阻害する特技。
 この特技はキャラクターではなくSqを対象とする。《竜種の巨躯》を取得している場合にのみ使用できる。即座に自身のいるSqを制圧する。この際、敵対的なキャラクターがいても制圧されていなければ制圧できる。この効果で制圧しているSqにいる任意のキャラクターが行う命中判定とリアクションの達成値に-[LV+1]する。

その巨大さゆえに通常は過剰なだけの攻撃でも、敵が増えればちょうどよい状態にもなりうる。

《群滅の竜種》 (ぐんめつのりゅうしゅ)
種別:邪紋(竜) 最大LV:5
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:FW
 兵士たちを逃げ惑う群れに変えると言われる災厄、英雄のみが立ち向かえる存在、それを再現するほどの力強さを持つことを表す特技。
 CL10以上で取得できる。あなたが行う攻撃の対象が複数の場合、その攻撃のダメージは+[LV×2]Dされる。さらに、あなたの「種別:モブ」のエネミー、もしくは部隊を統率しているキャラクターによる攻撃に対するすべての属性の防御力に+[LV×〈頑健〉レベル]する。
 この特技のレベルが3、かつ、《竜種の巨躯》のレベルが3の場合、この効果で上昇するダメージと防御力に+【筋力】する。

災厄の竜

毒の血、邪眼、怒りと災厄としての側面が強い特技である。
回避を放棄することで強力な反撃を行うことができるようになった。

《竜の毒血》 (りゅうのどくけつ)
種別:邪紋(竜) 最大LV:5
タイミング:リアクション
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:6 MC:FW
 毒となる血が流れ、傷口から吹き出す血だけでも土地を汚染し、戦士を腐敗させる竜の力を持っていることを表す特技。
 あなたは同一Sqからの白兵攻撃に対するリアクションを〈頑健〉で行う。この判定に成功しても、判定に失敗したものとして攻撃が命中する。この特技によるリアクションに成功している場合、攻撃を行ったキャラクターに〈体内〉属性の[LV×〈頑健〉レベル]点のダメージと毒[LV×2]を与える。この特技は1シーンに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3以上、かつ《竜種の巨躯》を取得している場合、この特技によって与えるダメージに+【筋力】する。

相手を見つめるだけで動きを止め、場合によっては死に至らせるという恐ろしい邪眼を手に入れた。
相手のリアクションの判定を魔眼で失敗させつつ邪眼で動きを止め、強力な一撃を命中させるのは恐怖というしかない。

《伝承の邪眼》 (でんしょうのじゃがん)
種別:邪紋(BS/竜) 最大LV:1
タイミング:メジャーアクション
判定:自動成功 対象:単体
射程:6Sq 目標値:対決
コスト:5 MC:○
 伝承に残るひとにらみで戦士たちの命を奪う魔眼を持つことを表す特技。
 対象に特殊攻撃を行う。リアクションは〈意志〉で行う。この攻撃が命中した対象に硬直と放心を与える。CLが5以上になると、この特技は「タイミング:《竜種の魔眼》」としてその対象に対して使用できるようになる。CLが10以上になると、《竜種の魔眼》の対象が「種別:モブ」の場合、その【HP】を0にすることができる。

素手とブレスの攻撃力強化である。
単純に強い。

《竜魂の猛り》 (りゅうこんのたけり)
種別:邪紋(竜) 最大LV:5
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:FW
 内に眠る竜の魂を呼び覚ますことでを呼び起こす特技。
 CL5以上で取得できる。あなたが使用する「種別:竜」の特技による攻撃と「種別:竜」の特技の効果を受けた素手による攻撃のダメージに+[LV×〈力技〉レベル]する。この特技のレベルが3になると、あなたの【HP】が1以上減少している場合、この効果で上昇するダメージは+[LV]Dされるようになる。

悠久の守護者

ライカンスロープでも追加されていた相手に変異が発生することと引き換えに強力な回復を行う特技である。

《竜種の薬血》 (りゅうしゅのやっけつ)
種別:邪紋(回復/竜) 最大LV:3
タイミング:メジャーアクション
判定:自動成功 対象:単体☆
射程:0Sq☆ 目標値:-
コスト:10 MC:○
 人間に対しては少し強烈だが、あなたの血が薬となることを表す特技。
 対象の【HP】を[LV×2]D+[【筋力】×2]点回復し、このシーンの間、毒[【筋力】]を状態として与える。この効果は瀕死レベル2の対象にも効果がある。この特技の対象はこの特技を使用したキャラクターと同様の竜の特徴(データとしての効果はない)が現れる。どの程度の間現れるのか、どの程度の特徴が現れるのかはGMと相談して決めること。この特技は1シナリオに1回まで使用できる。GMはPLと相談した上でこの特技による竜の特徴が永続的なものであるとしてもよい。
 常時、あなたが使用する「種別:邪紋」の特技で回復する【HP】に+【筋力】する。

不老になる特技である。
フレーバーテキストでは人間は放置していれば朽ち果てると言っているが、実際のシナリオではそんなに気長に待つわけにはいかない。
さらに、《竜種の薬血》でボーナスが得られるようになっている。
竜の血は回復、毒、強化というようにさまざまな効果を与えている。

《久遠の竜種》 (くおんのりゅうしゅ)
種別:邪紋(回復/竜/偉業) 最大LV:3
タイミング:いつでも
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運2 MC:○
 あなたが年を取ることなく悠久の時を生き続ける竜種であることを示す特技。人間など放置していればそのうち朽ち果てるのだ。
 あなたの【HP】を[【筋力】×(LV+1)]点回復する。常時、あなたは年を取らなくなる。この特技は1シーンに1回まで使用できる。この特技のレベルが3になると、常時、すべての属性の防御力が+【筋力】点される。
 CLが10以上になると、あなたとお互いに因縁を持つキャラクターは《竜種の薬血》で毒を受けなくなり、その効果で回復する【HP】が+[あなたの【筋力基本値】]され、そのシーン中、あらゆる判定の達成値が+[LV]される。

まとめ

レイヤー:ドラゴンは巨体を活かした戦いや災厄にあるような邪悪な竜を参考にしたような描写、長い年月を生きる存在の設定が可能なように特技が追加された。
その破壊力も、生命力も、使い方しだいでセッションを盛り上げるものとなるだろう。

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