グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その46 錬金術アイテム3

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その46 錬金術アイテム3

レベル4の錬金術アイテムである。
レベル4というとアルケミストからするとCL3で取得できるため微妙だが、〈専門知識:〉で取得していると高レベル向けである。
優れた職人とかが作成できるのかもしれない。

錬金術アイテム4レベル

錬金術を代表する物質、フロジストンである燃素を使った爆弾である。
火の爆弾であり使いやすういという理由で4レベルとなっているが、実質アルケミスト向けである。
爆弾に特化していれば使えるかもしれない。

燃素爆弾
種別:射撃(投擲/爆弾/錬金術/使い捨て)
重量:2 装備部位:効果参照 技能:〈射撃〉 命中修正:0
攻撃力:〈炎熱〉【知力】+[使用可能錬金術アイテムレベル]
行動修正:0 移動修正:0 射程:2Sq ガード値:0
錬成種別:爆弾/火
レベル:4 対応技能:〈専門知識:爆弾〉
 周囲を炎で焼き尽くす爆弾。
 この武器は装備できず、装備することなく使用できる。あなたが《混沌操作》を取得していない場合に、あなたが行った判定のダイスの出目に1の出目がひとつ以上含まれていると、このアイテムは破壊され、あなたは[このアイテムの攻撃力×2]点のダメージを受ける。この武器による攻撃のダメージは+2Dされ、この武器による攻撃の対象は「範囲1」となる。この武器による攻撃で1点以上のダメージを与えた対象に炎上[使用可能錬金術アイテムレベル/2]を与える。

ちょっといい感じのドレスである。炎熱防御と体内防御が地味に高い。
話術に+1されるぐらいにはいいやつ。

アルケミカルドレス
種別:防具(衣服/布/錬金術)
重量:2 装備部位:メイン 回避修正:0 
防御力(武器:1 炎熱:4 衝撃:1 体内:1)
行動修正:-1 移動修正:-1
錬成種別:防具、服、布
レベル:4 対応技能:〈専門知識:衣服〉
 錬金術を用いて作成された特別な布をふんだんに使ったドレス。その加工も錬金術やそれに近いものあり、かなりの高級品。
 〈話術〉による判定の達成値に+1する。

爆弾の射程が伸びるアイテムである。
ダガーを投げるキャラクターとかでも欲しくなるかもしれないアイテムである。

遠投てぶくろ
種別:その他(錬金術)
重量:1
レベル:4 
 ものを遠く投げることができるようになる手袋。
 このアイテムは「部位:その他」の防具として装備する。このアイテムを装備している間、「種別:投擲」の武器による攻撃の射程に+1する。

一部の精神的な毒と誘惑状態を解除できる薬である。

夢覚まし (ゆめさまし)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:薬品、薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 千年の恋をはじめとしたあらゆる夢を覚ますと言われる薬。強力な切付け薬である。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。誘惑状態と精神に影響を与える強度が[使用可能錬金術アイテムレベル×2]までの毒(GMが判断する)を解除する。

依存性による悪影響を早く終わらせるための薬。
だいたい半分以下の期間で治療できるが、元の日数が膨大な場合はかなりの時間が必要となる。

抗依存薬 (こういぞんやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:薬品〉〈専門知識:毒物〉
 特殊な毒も解除できる優れた解毒薬。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。依存性によるそのアイテムを使用したいという衝動を解除し、1日の間、依存性によるアイテムを使用したいという衝動に対する判定の達成値が+「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル」する。さらに、その依存の持続時間を2日分減少させる。このアイテムの効果は1日に1回までしか適用できない。

錬金術による回復アイテムである。
競合相手が多いので少し微妙である。
騙して飲ませることやシリンジで使うことが可能。

錬成回復薬 (れんせいかいふくやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品
レベル:4 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 錬成魔法師や自然魔法師が個人的に作るHPヒールポーションとはまた異なる治癒の薬。共通した品質のような決まりがないのでそれぞれで自由に作っている。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。対象の【HP】を4D+[取得、作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×〈専門知識:薬品〉レベル]点回復する。

錬金術によるMP回復アイテムである。
HPと比べて競合相手が弱いので強力なアイテムである。

錬成活力薬 (れんせいかつりょくやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:薬品
レベル:4 対応技能:〈専門知識:薬品〉
 錬成魔法師や自然魔法師が個人的に作るHPヒールポーションとはまた異なる治癒の薬。共通した品質のような決まりがないのでそれぞれで自由に作っている。
 メジャーアクションで同意した同一Sqの単体に使用する。対象の【MP】を4D+[取得、作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×〈専門知識:薬品〉レベル]点回復する。

特にデメリットのない士気の減少に対抗するアイテムである。

勇気の葉 (ゆうきのは)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:植物/薬草
レベル:4 対応技能:〈専門知識:植物〉
 勇気を出させるといわれるハーブ。
 イニシアチブプロセスで自身、もしくは、メジャーアクションで同一Sqの単体を対象として使用する。対象が恐怖による士気の減少(GMが判断する)の効果でこのシーン中に士気を1点以上失っている場合、即座に士気を1点回復する。さらに、このシーン中、対象が恐怖に抵抗するための判定のダイスを+1個する。

依存性のある肉体を強化する薬である。
悪役が部下に使っていそうな薬である。

薬毒:依存性強靱薬 (やくどく:いぞんせいきょうじんやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象は1時間の間、【筋力】と【反射】が+1される。ただし、対象は24時間後、目標値が[(取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×3)+7]点の〈意志〉での判定を行い、失敗するとこのアイテムを自身に使用したくなる。詳細はGMが決定すること。その後は12時間ごとに再び同様の判定を行い、失敗するとこのアイテムを自身に使用したくなる。この効果は3日間持続し、持続時間は累積する。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×3」の状態の毒による効果として扱う。

依存性のある知力と精神を高める薬である。

薬毒:依存性活性薬 (やくどく:いぞんせいかっせいやく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:2 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象は1時間の間、【知力】と【共感】が+1される。対象は24時間後、目標値は[(取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×3)+7]点の〈意志〉での判定を行い、失敗するとこのアイテムを自身に使用したくなる。詳細はGMが決定すること。その後は12時間ごとに再び同様の判定を行い、失敗するとこのアイテムを自身に使用したくなる。この効果は3日間持続し、持続時間は累積する。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の状態の毒による効果として扱う。

消耗を与える毒である。

薬毒:倦怠毒 (やくどく:けんたいどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 身体を動かす力が奪われ、強力な倦怠感を覚える毒。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象に消耗を与える。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う。

対象の思考力を奪い、感覚と知力の達成値を一時的に下げる薬である。
見張りに使うと気づかれづらくなる。

薬毒:白忘毒 (やくどく:はくぼうどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 対象の思考をぼやけさせる毒。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。このシーン中、対象が【感覚】か【知力】を用いて行う判定の達成値に-2する。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う。

一瞬だけ放心してしまうような毒である。
BSの放心ほどは放心しないが、緊張がとけ、戦いの準備や仕掛けをひとつ解除してしまう。
邪紋使いのセットアップで使う特技が治療の邪魔になる場合とかにも便利かもしれない。

薬毒:奇覚毒 (やくどく:きかくどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 誰もが驚き放心するような感覚で相手の緊張を解除する毒。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象が使用している特技か魔法からひとつを選択する。その特技の効果ひとつを解除する。GMはこの効果で解除できない効果を設定してもよい。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う。

少しずつ最大HPを下げて毒殺するタイプの毒である。
悪役がシナリオ開始の数ヶ月前から使っているタイプの毒。
だいたい専用の解毒薬がシナリオ内で手に入るようになっている。

薬毒:壊体毒 (やくどく:えたいどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物、薬毒
レベル:3 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 少しずつ肉体を破壊し、病死に見せかけて殺すための毒。非常に強力な禁断の毒である。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。対象の【最大HP】を「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル」点減少させる。この効果は特別に累積し、【最大HP】が0になると対象は死亡する。この際、GMは死亡するまでに1時間から3日程度かかるとしてもよい。この効果は、このアイテムの効果が3日間適用されなかった場合、1回分ずつ回復する。この効果は状態の毒による効果として扱う。特別な事情がない限り、PCはこのアイテムを取得、作成できない。

三回の摂取で最大まで効果を発揮する麻痺毒。
戦闘中ならば三回の攻撃は難しいが、そうでないならば、大量の料理に仕込んで宴をすることで簡単に三回分を投与できる。

薬毒:麻痺毒 (やくどく:まひどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物、薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 体をしびれさせその動きを止める毒。料理に盛ることで大量摂取させることで動きを止めるのに使われる。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。1時間の間、対象が行うあらゆる判定の達成値を[取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル/2]点減少させる。このアイテムの効果は特別に3回まで累積する。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う。

毒は時として薬になることもあるが、そういうタイプの毒である。
寒い場所で役に立つ毒。

薬毒:炎毒 (やくどく:えんどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物/薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 身体が熱くなって苦しむだけの毒。調整が難しいらしい。媚薬毒と勘違いされることもあるが、基本はただ苦しめるだけの毒である。体温が通常の温度になる程度なら苦しみもほとんどないらしく、土地によっては身体を温めるのに使うこともあるらしい。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。1時間の間、対象は5分ごとに【HP】を[取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル]点失う(最低0)。ただし、寒い場所(気温が-15~5度程度)では、この毒と寒さによる効果を受けない。この詳細はGMが決定する。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う。

暑い場所で役に立つ毒。
とりあえず投与して思わせぶりなことを言って怖がらせるという使い方もできる。

薬毒:氷毒 (やくどく:ひょうどく)
種別:その他(錬金術/使い捨て)
重量:1 錬成種別:毒物、薬毒
レベル:4 対応技能:〈専門知識:毒物〉
 体温を低下させるとともに、その感覚を薄れさせる毒。多くの者は死ぬと勘違いするが、死なないように調整されている。体温が上がると効果が薄れるらしく、暑い地域での体温調整に使われることがある。
 このアイテムはメジャーアクションで同意した同一Sqのキャラクターひとりを対象として使用できる。1時間の間、対象は10分ごとにあらゆる判定の達成値が1ずつ減少する。この効果は[取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル]回まで適用される。ただし、暑い場所(気温が30~50度程度)ではこの毒の効果と暑さによる影響を受けない。この詳細はGMが決定する。この効果は強度「取得者、もしくは作成者の使用可能錬金術アイテムレベル×2」の毒による効果として扱う。

まとめ

4レベルはある意味ボリュームゾーンであるため、多くの錬金術アイテムが設定されている。そして、薬毒:●●も多くが追加され、毒を扱うシナリオや毒を扱うキャラクターの幅も広がることとなった。
それと同時に、はじめての本格的な爆弾である燃素爆弾や回復アイテムの追加などもあるレベルである。

5レベル以降は使用できるキャラクターが大きく減少することも踏まえて、数が大きく減る予定である。

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