グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その64 科学界3

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その64 科学界3

科学界の特技の続きである。

攻撃に自身の混沌を組み合わせることで相手の力を弱める特技。
シーン中達成値を減少させられる強力な特技である。

《混絶の一撃》 (こんぜつのいちげき)
種別:混沌(増幅) 最大LV:3
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:6 MC:FW
 小さな混沌核を作り出し、相手に打ち込むことで相手の混沌の力を封じる特技。
 あなたが行う攻撃のダメージに+【精神】する。この特技が適用された攻撃で混沌の存在に1点以上のダメージを与えた場合、対象に毒[LV×2]を与える。この特技は1シーンに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3以上になると、この特技の効果が適用された攻撃で1点以上のダメージを与えた存在が混沌の効果のために行う判定の達成値に-[LV+1]する。この効果はシーン終了まで持続する。

ごく普通の科学による治療である。
基本はちょっとした回復だが、レベルが上昇するとより深刻な負傷や国全体の衛生環境などにも対応するようになる。

《科学治療術》 (かがくちりょうじゅつ)
種別:混沌(回復) 最大LV:5
タイミング:メジャーアクション
判定:〈治療〉 対象:単体
射程:0Sq 目標値:10
コスト:3 MC:○
 膨大な事例や人体に関する理解から見出された治療術による回復と衛生指導を行う特技。
 対象の【HP】を[この特技の達成値+あなたの【精神】]点回復させる。この特技は瀕死状態レベル1のキャラクターにも効果を発揮する。
 この特技のレベルが3になると、あなたと同じ国に所属するキャラクターは〈頑健〉と〈治療〉の判定のダイスが+1個される。レベルが5になると、混沌レベルが3以下の場合、この特技で回復する【HP】が+【精神】され、瀕死状態レベル2の対象にも効果を発揮するようになる。

混沌の力と本来の技を組み合わせることによる独自の戦い方を確立する特技である。

《混沌理解》 (こんとんりかい)
種別:混沌 最大LV:5
タイミング:セットアッププロセス
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 混沌を扱う感覚を磨き、自らの技に混沌の力を取り入れてさらに進化させることで、アトラタンに科学界ならではの戦い方を作り出す。
 CL5以上で取得できる。あなたが行う攻撃のダメージに+[LV]Dし、あなたが行うリアクションの達成値に+[(LV/2)+1](切り上げ)する。

地球という世界には特殊なエネルギーがない以上、生命が誕生すること自体が奇跡である。
そんな奇跡の上に立っているという特技。

《奇跡の申し子》 (きせきのもうしご)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 混沌も魔力もない、そんな世界で人間が生まれ、栄えたのはまさに奇跡である。
 CL5以上で取得できる。あなたの天運を+1する。さらに、あなたが天運を消費して行った判定では、一度だけ振り直しを行うことができる。この効果の適用は特技の使用として扱わない。この効果は1シナリオに[LV+1]回まで適用できる。

偉業特技を強化する特技である。
偉業特技が使い易く強力な攻撃となる。

《力を否定する剣》 (ちからをひていするつるぎ)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 混沌や魔力などの、特別な力を否定する力をより強め、その存在自体を支える力までをも消し去る力を宿す特技。研ぎ澄まされた剣は災厄さえも一撃で払うと言われている。
 CL10以上でのみ取得できる。あなたは《力なき世界の刃》を1ラウンドに1回まで使用できるようになり、そのレベルがこの特技の[LV]と同じだけ高いものとして扱われるようになる。
 この特技のレベルが3になると、《力なき世界の刃》で1点以上のダメージを与えたキャラクターの【HP】を、あなたの【精神基本値】点減少させる。

対混沌だけでなく、対ロードも有効となる特技である。隙がなくなり非常に安定性が上昇する特技である。

《紋章の否定者》 (もんしょうのひていしゃ)
種別:混沌 最大LV:1
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたの世界には聖印もまた存在しない。当然、それを権威とするロードもである。ゆえに、聖印の力も、ロードも、あなたの世界では否定される。
 混沌の効果に対して適用できる効果を「種別:聖印」の特技にも適用できる。また、あなたがロードに対して行う攻撃のダメージに+【精神】する。CL10以上で取得できる。

判定が必要な混沌の効果を打ち消す特技である。
レベル3になると、さらにいろいろ消せるようになる。

《神はサイコロを振らない》 (かみはさいころをふらない)
種別:混沌(偉業) 最大LV:3
タイミング:判定の直後
判定:〈意志〉 対象:単体
射程:視界 目標値:対決
コスト:天運2 MC:○
 混沌の効果による判定、もしくは混沌の存在が行った判定の直後にのみ使用できる。その達成値を目標値として、この特技による判定を行い、成功すると対象の判定は失敗となる。この特技の判定に+[LV]Dする。この特技は1シーンに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技をすでに発生し、影響を与え続けている混沌の効果を打ち消すために使用できる。その際の目標値はGMが判断すること。基本はその混沌の効果を発動した際の目標値だが、迷えば30とするとよい。

混沌の存在に対して大きなダメージを、そうでなくてもわりと致命的なダメージを与える特技である。
最大までレベルを上昇させることで必殺の一撃を放つことができる。
なお、刃とはいっているものの、攻撃に制限はないため、銃弾が命中した相手が崩壊したり、特殊な魔法を放ったりという演出をすることもできる。

《力なき世界の刃》 (ちからなきせかいのやいば)
種別:混沌(増幅/偉業) 最大LV:3
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:天運2 MC:○
 混沌をはじめとした特別な力のない世界の力を武器に込めて放つことで、混沌の存在に致命的なダメージを与える特技。
 あなたは[【精神】×LV]点までの【HP】を消費する。あなたが行った攻撃のダメージに+[消費した【HP】×2]する。この効果を受けた攻撃は混沌の効果による防御力を無視する。さらに、その攻撃の対象が混沌の存在の場合、この効果で上昇するダメージは二倍となる。この特技は1シーンに1回まで使用できる。

まとめ

ということで、科学界の特技の続きである。
強力な対混沌の特技が並ぶとともに、ロードにも対混沌の影響を与えられるとなっている。
なお、このロードに対して対混沌の効果が有効な仕組みは、地球人が聖印も混沌によるものとして扱うのに対して、地球の自然律で聖印を無効化するという仕組みとなっている。

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