【沢庵和尚から柳生宗矩への手紙その12:急水上打毬子念々不停留】


 急水上打毬子念々不停留ということについて。
 これは、急流となって流れている川の上に手毬を投げ込めば、波に乗って動きまわり、ぱっぱっと一箇所にはとどまらないことを言い表した言葉です。
 
 
 
 
12 急水上打2毬子1念々不2停留1
 と申す事の候。急にたぎって流るる水の上へ手毬を投ぜば、浪にのつてぱつ/\と止まらぬ事を申す義なり。