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【担当教科に誇りを】


職員室でコーヒーを飲みながら、保健体育科の私と、音楽科の先生との会話。
「『副教科』って言われるのって、ちょっと嫌ですよね」
「だよね~」

国社数理英の5教科が”主要教科”、音美保体技家は”副教科”なんていうふうに呼ばれることがあります。
「副」って言われるの、ちょっと悲しい。

・そんな細かいこと気にするなよ
・入試にでないんだから副教科でしょ
・教科という枠組みに捉われすぎなのでは?
様々なご意見があると思いますが、音楽科の先生の言葉「自分の教科が一番大事だと思って教える」という言葉が、私の心にダイレクトにぶっ刺さりました。
「音楽を通して、感受性を磨くことが、中学生には一番大切なんだ。」という彼女の言葉が。

バッティングセンターに行ったときにバットの握り方が分からなかった…。体育でソフトボールやってればな~。
家庭科で裁縫に取り組まなかったから、子どもの体育着袋を作れない…😢
保健で災害を学んでいたからこそ、緊急時に自助共助公助ができた。家族を守れた。
初デートでの店内で流れたクラシック。音楽で聴いたの、なんか覚えてた。彼女の話についていけた…✌
夢だった自分のお店を出店!色彩が客に与える心理的影響を考えて~。
DIYにハマった!そういえば技術でこの工具扱ったな~。

体を動かして自分の健康を守る力や仲間と作戦会議をする力を育む。耳や目で感性を磨く。
音美保体技家で学ぶことは、とても大切なのではないでしょうか。
もちろん、5教科を否定しているわけではないです。優劣はありません。
ですが、教える側の人間がどれだけ担当教科に誇りをもっているかは、とても大事。

「私の担当教科である保健体育が一番大事!って気持ちで、明日も頑張りますか!」と、ぬるくなったコーヒーを飲みながら、職員室でのアツい時間でした。