見出し画像

DELF B1 体験記③

作文まで終われば口頭表現の試験です。
私は11時台でしたが、16時の人もいました。
申込順のようなので、早めに申込した方が良いかもしれません。
試験の直前にファイルから2枚の紙を選びます。選択の時点では内容の確認は出来ません。 
その後に10分間もらえるので、どのように意見を述べるか組み立ててメモをしておきます。メモ用紙も配られるので心配なく。
私は「生涯スポーツ」と「会社で犬を飼う」というテーマでしたので、迷わず犬にしました。スポーツの話題が苦手なのと、生涯スポーツに関して反対意見が述べにくいからです。

面接官のいる部屋の前でも10分近く待たされました。
入って挨拶をすると「緊張してる?眠れた?」など聞かれました。眠れないので睡眠薬飲んでるとか、余計なことは言いません。
自己紹介をして、それに関する質問と「フランスには行ったことある?」などの日常的な話をします。

説得の課題に移ります。2枚の課題を適当に選んで、どちらにするか決めます。
模擬試験の際に「上司と話すのに率直すぎる」と言われてしまい、「友達に携帯電話を借りる」というお題にしました。
この課題では細切れに話すようにもアドバイスされました。
例えば「日本にいるパパとママが病気らしいから、直ぐ電話したいの」と話し始めるのではなく、「電話かして?」「なんでよ」「パパとママに電話したいんだけど」「えっ、日本に?」「うん…」のように、小出しにしないと会話が続きません。更に、私の場合は面接官が解決策を出してくれなかったので、「ごめん、ご飯奢るから許して」と提案しました。解決策は話しながら考えても大丈夫ですし、無理なら面接官が考えてくれるらしいです。
試験ではありますが、面接官と交渉したり質問するのはマイナスにならないようです。

最後に、試験前に選択したテーマについて話をします。「私は会社で犬を飼うのはメリットがあると思います。もちろん、犬が嫌いな人やアレルギーの人もいます。猫が好きな人もいます。夜はどうするかという問題もあります。しかし会社で起きるトラブルのほとんどはコミュニケーションとストレスなので、犬を飼うことは従業員にとって良いことでしょう」みたいな話をしました。
それに対して「じゃあ、嫌いな人をどうしますか?」「アレルギーは?」「なんで猫はダメなの」「夜はどうするの?」などと質問されます。「猫は…机の上を歩くから」と話したら笑われました。次々と代替案を出していき、ここで試験は終了しました。

仏検2級の面接はめちゃくちゃでしたが、今回は手応えがありました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?