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ぬか漬けと私。

最近うちの息子達も私の漬けたお漬物を食べてくれるようになったけど、彼らを育てていた頃は、こちらもあちらも発酵食品の事など全く知らず。たまに旦那さんの好きなぬか漬けを、母の見様見真似で作って見たものの、実は最近まで自分でも何があまり美味しいのかわからずにいました。(衝撃の告白)

実は私、ぬか漬け恐怖症でして。この一年ほど以前に比べ時間があるので、ぬか床と以前より仲良くしているうちに、その美味しさにびっくりしました。私が子供の頃、母が私を笑わせようと、ぬか漬けをかき混ぜてから、ササっと手を洗って、まだ濡れている手で私の顔を触って追いかけて来て…。濡れた靴下のような臭いを放つ冷たい手で、顔を擦られる不快さったら。嫌がるから余計に、楽しそうにいつも、なんども母は私にそれをやりました(笑)アウトですよね、今なら(笑)そんな経験からか、他のお漬物は食べられても、ぬか漬けだけは食べられずにいたのです。でも私の友人も、お母さんに梅干しを顔に押し付けてから、絶対に食べられなくなった…と言っていたので、私たちの年代には普通だったのか…?まぁ、それに言及するのはやめておきます。

発酵をきちんと学んだのはまだこの4〜5年で、お漬物の本当の美味しさに気が付いたのも最近。よって息子達と一緒に漬物を漬けたことなど全くないので、ショウゴ君と一緒に漬物を漬けていて…感無量。(笑)ショウゴ君のお母さん同じ歳なんだよな…と思いながら、自分の他の人生のシナリオを考えました(笑)

実は昨年私、姑になりました。あと数ヶ月でグランマになります。28歳の長男は、私の結婚当時11歳でした。それからティーンになって、パーティー三昧の楽しい日々を過ごして、ヤングアダルトになり、パパになります。そして現在妊娠中のお嫁さんと一緒に、私の発酵食品を美味しいと食べてくれます。花粉症で苦しんでいる彼の為に、若い友人のヒッピーラッパー”ジェイコブ君”が摘んで乾燥させているネトル(イラクサ)ティーのことをお嫁さんと話したり、乳酸発酵の白菜が入った餃子を一緒に作ったり。これから孫も含めて、発酵食品や美味しいローカルな食べ物をみんなで楽しんで行けたらいいな…と思っています。こういうのが「幸せ」なんだと、最近知ったかも。これからこういう幸せを積み重ねて、私のぬか床を孫に分けてあげることが出来るように、健康に気をつけて頑張ります!

 

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