小人のパイナップル

(これは、昨年のお盆前に4部作として書いたものです。ですので、まだ、コロナを怖がっています)

 テレビを点ければ、閑散とした聖地で、直近に勝ち上がったわけではない高校生達が、遠方から集団でやって来て、下手くそな球遊びに興じている。
 折りしも、高校生の見事なまでのクラスターが報じられている最中に。(地元の生徒は何人いるんだ?)

 不自然にテンポのずれた映像の垂れ流し。
 ラジオで十分だろうに。

 動画サイトでは、稚拙で意味のない作為があふれている。
 現実の方がおもしろいのに。

 解除された途端にごった返す行楽地。
 近場じゃだめなんか?

 ディズニーランド(象徴的意味合いで)はいらない。
 ってことがばれちまった。

 ばれちまったらしかたねぇ。
 生かしておくわけにゃいかねぇ。

 てんで、GOTO。
 疫病を広めるしかあるめぇ。

 首相も知事連中も、全く出て来なくなっちゃったよ。
 (アベくんは、クロカワの件で辞め顔になった)

 近くを散歩して動植物でも観察したら。
 今こそ読書でしょ。
 GOTO穴ぐら。


 一体何から書けばいいというのだろう。
 この尋常ならざる世の中について。

 9年前に東北地方を襲った大津波でさえも醒ますことのできなかった現代人、特にバブル以降の人類に対し、いよいよ神=自然が水をぶっかけ始めた。
 (大津波は、見た通り、地球のくしゃみに過ぎなかった。それは、人々にとっての咳払いの意味があったのだが、原発事故を伴ったにもかかわらず、小さな島国の遅れた地方のかわいそうな災難くらいとしか思われなかったようだ)

 2020年、予定では極東の新興国で、最後の大博打=茶番が開かれるはずだった。
 その国はいくつかの連なった島で成り立っていたため、長い年月をかけて、あたかもコップの中に溶かれた絵の具がかき混ぜられたかのように、波風の立たない、平和な美しい国だった。

 国!
 「国民国家」の誕生は、1848年まで待たなければならなかったのではないか。
 もちろん、それは欧米=ユダヤ・キリスト教国の作り上げた新しい支配システム。
 狭いヨーロッパで実験を繰り返した、「黄金のリンゴ」の落とし方である。(もちろん、パリスの時に比べれば優雅さに欠けているが)
 このことは、イタリアの歴史をひも解けばよくわかるだろう。
 (それにしても、またしても「リンゴ」か)
 ちなみに、この「リンゴの落とし方」は、塩の湖しかない岩石砂漠の地では紀元前から行われていたことである。
 「金もうけ」を伴って。(フェニキア人はユダヤ人だと思う。ついでに、紙幣発行権ね)

 その極東の国が、欧米=ユダヤ・キリスト教国(以下、「奴ら」)に目をつけられたのは、ちょうど国内が戦乱に巻き込まれている時だった。
 扱いにくい異形の王は早々と姿を消し、「奴ら」の操りやすい成り上がり者に隣国まで攻めさせた。(300年後に全く同じことが起きる。)
 魂胆を見抜かれると、違う手を打って、しばらくは泳がせておいた。(蘭、三井)
 その間、「奴ら」はキリスト教を目くらましに、「金もうけ」を推し進め、アジア、アメリカ、アフリカを略奪した。

 250年前、いよいよ中国が侵略を受ける。1842年のアヘン戦争である。
 その最中、布石を打っておいたオランダに代わったイギリスが不満分子と大資本(三井など)を操って、日本を乗っ取った。
 これが1868年のことである。(イタリアの統一は1870年、ドイツの統一は1871年)
 ちなみに、セポイの乱によってムガル帝国が倒されたのが1858年、弱体化したオスマン帝国が蝕まれた東方問題が決着したのが1878年のベルリン会議である。

 その後のことはご存知の通りね。
 1894~日清戦争 1904~日露戦争 1914~WWⅠ 1929~世界恐慌 1931~満州事変
 1936~WWⅡ(全部ヤラセですな)

                                             つづく…


 元はこちらです。
https://blog.goo.ne.jp/kawatare51/e/ecbb9c15357a18369efef77b9a341bb0

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