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専業主婦には「働き始める」という伝家の宝刀がある

子どもが大きくなってきて悩むことと言えば、教育費の増加。我が家もご多分にもれず頭を悩ませていることだ。7才と4才の娘が続々と新しい習い事を始めてしまい、どこで線引きをさせるか決めかねているところ。私が働くことにしたのも仕事を増やそうとしているのも、自分のためもあるけれど家族のためというのが大きい。

共働き家庭にはない「最後の切り札」

どこかで「専業主婦家庭は、妻が働きだすという伝家の宝刀を抜くことで、家計の改善をはかることができる。」という内容の記事を読んだ。共働き家庭は収入を増やすには転職をするか副業を始めるかしかないけど、専業主婦なら妻の収入を上乗せすることができるということだ。どうしても苦しくなったら、その「伝家の宝刀」を抜けばいいという内容だった。

”伝家の宝刀”の抜き方にも段階がある

①在宅ワークやパート

子どもを預けることは全く考えず、学校に行っている間だけの短時間で働く。自分の趣味時間も確保しつつ、収入アップを目指せる。時間的にも精神的にも子ども的にも、まだ余裕がある働き方かなと思う。

②時短正社員

専門的なスキルがある人にはニーズがあるかも。最近、短時間の正社員案件を扱っているエージェントもいくつか見かけるので、登録と相談だけでもしてみると自分の働き方のヒントが見つかるかもしれない。

③派遣でフルタイム

比較的就業しやすいかと思う。ただ有期雇用なので、また探さなければいけないというデメリットも。

④正社員

ハードルはやや高め。ブランクが長かったりスキルがないとなかなか見つからない。

①だと子どもの預け先を考えず、学校などに行っている間だけ働くことになる。幼稚園ママとかは働いていると言ってもだいたいパートだ。ここが一番ハードルが低く、始めやすい。

②~④になると、未就学児だと保育所に入れることが確定してないと無理だし、小学生も学童に入れる必要がある。まず保育所・学童に入るのが難しいので、①で少し実績を作ってからステップアップすると比較的入りやすいと思う。

”伝家の宝刀”をちょっとずつ抜いていく

まさに私がこれなのだが、たまに刀を削りながら少しずつ抜いていっている。

第一段階として始めたのは、週1日だけ派遣で働く仕事。夫がいるので子どものことは心配する必要もないし、フルで働けるので週1日の割には稼げる。まったく夫になついてなかったママっ子の次女も、この週1日がっつり夫に預けるという経験があったのですっかり今はパパ大好きっ子に。ママが全くいない状況を強制的につくるというのも、パパの育児参加推進にはおすすめだ。

第二段階として、そこに在宅の仕事をプラス。子育てと家事の合間に校正の仕事を始めた。次女が未就学児ということもあり、子どもが寝た後にやっていたことが多かったので、「やらなきゃ!」という思いを毎日抱えたままでいつもモヤモヤしていた時期。

第三段階として、ライターの仕事を増やしたのと平日の出社仕事を増やした。次女も幼稚園に通うようになったので余裕が生まれた。在宅でライターの仕事をもらっている会社に週1日短時間で働かせてもらっている。

これでもまだ時間的余裕はあるので、もう少し仕事を増やすべく動いているところだ。

この「ちょっとずつ伝家の宝刀を抜く」メリットは、子どもも自分も少しずつ「働く」という環境に慣れていけたこと。いきなりがっつりやると、私の性格からするといっぱいいっぱいになって長続きしなかったかもしれない。少しずつ自分のペースで増やしていけていることで、結果的に長く続けられているように思う。

悩んでいる人はとりあえず一歩踏み出してみよう

働こうかどうしようか悩んでいる専業主婦の人がいたら、ぜひ一歩踏み出して欲しいと思う。いきなり長時間働かなくても、単発派遣からでもいい、ちょっとずつ働くエンジンを入れていけばいいんじゃないかなと思う。

家計に困ったら減らすという努力も大事だけど、刀を抜いて自分も戦場に出てみるのも世界が広がって楽しいですよ。


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