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心に触れて心が動く-「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)」EP3,4個人的感想-

しっかりどっぷりハマってしまいましたよ「チェリまほ沼」。EP1,2のブログを書いた時点でも「面白い!」とは思っていましたが、EP3で完堕ちしました。その後Twitterのタイ沼垢から分離させてチェリまほ専用垢も作ってせっせとつぶやく毎日。久しぶりに日本のドラマに魅せられています!

そして1話だけですがYouTubeで世界配信が再開されました。配信再開から10日間で116万回再生されてます!すごい!↓

最新話のEP4はTVerネットもテレ東で配信中!全話配信はTSUTAYAプレミアム(有料)にて見ることができます。

↓EP1,2の感想ブログはこちらから。

※ネタバレしていきますので未視聴の方は自衛をお願いします。EP3,4両方の内容まとめて感想を書いていきます。

向き合ったと思ったら逃げる安達

黒沢の切ない心に触れるたびに心が動かされて向き合うけど、黒沢がさらに近づこうとするとさっと逃げてしまう安達。

「同僚のままでもいい」という想いを聞いて、何もないふりをするべきではない、黒沢の誠実な心にきちんと向き合うべきだと追いかけて食事に誘います。残念ながら邪魔が入ってしまって未遂になりますが、なかったことにしたくない黒沢が改めて食事に誘おうとするとぴゅっと逃げていく。

王様ゲームでした不本意なデコチュー後の黒沢の「ごめん」と表情の変化を見抜き、屋上まで追いかける安達。黒沢の「好きになってごめん」という切ない想いを聞いてまた心を開いて近づいていきます。

安達は黒沢の誠実で真っ直ぐな自分への想いに触れるたびに心を動かされて向き合うんですが、実際に黒沢が近づこうとするといつも逃げてしまう。未遂に終わったキスの後も逃げて隠れて、2週間も向き合おうとしていない。2週間も好きな人に(しかもあのキス事件の後)避けられ続けた黒沢の気持ちを思うと…泣けてくる…うぅ。

安達くんは頭で考えずに心で動いちゃうところがあるから、冷静になって頭までいったら考え過ぎて逃げちゃうんでしょうね…。

「黒沢のあんな顔を見たくない」「黒沢のことをもっと知りたい」「黒沢のキスは嫌じゃなかった」この3点セットがそろうということは、もう恋の入口まで来ていますよ。

安達の黒沢に対する劣等感

Mr.パーフェクト黒沢を前にすると自分のふがいなさが嫌になり劣等感を抱いてしまう。向き合わないのは黒沢のことが嫌だとか男だからどうとかではなく「これ以上深入りしてあいつにがっかりされるのが怖いから」。←それは恋の入口(大事なので2回目)

安達の逃げる原因がこの劣等感なので、順風満帆な人生を歩んでそうな人に接するともっと自分が嫌になって逃げてしまう。でも黒沢だったり藤崎さんの心に触れてみると、完璧だと思っていた2人がダメだと思っている自分と同じように迷ったり悩んだり悔やんだりしている。後悔しているとしても行動に移している黒沢を見て、何もしない自分を反省し変わろうと安達が動き始めました。1話~4話を通して自己肯定感が低く劣等感の塊だった安達が成長してきましたね!

チェリまほは”心が読める”という魔法をプラスの要素に使っているのがいい。どんなにニコニコしている人だって心の中では迷いや後悔があって、表面上のことだけで判断してはいけないよ、と訴えかける材料になっているような気がします。後輩の六角もただのチャラい奴かと思いきや、多方面に気を使ってチャラさを演じているところもあったりしつつ。

「触れたときだけ心が読める」というのがいいのかも。勝手に聞こえてくる心の声は、多分マイナスのことが多くて滅入っちゃいそう…。

価値観がアップデートされた世界

このドラマがここまで支持されているのって、もちろんBL作品で主役の2人に萌えるというのもあるけど、優しい世界が描かれているからというのが一番大きいと思います。

プロデューサーさんもインタビューでおっしゃってましたが、「誰も傷つかないようにしたい」という言葉通りの世界になっています。

すべてのことがごく当たり前にある世界であり、同性に好かれていることについても否定しない。

この印象を決定づけたのが4話の藤崎さんの描かれ方。原作では藤崎さんは黒沢と安達をShipして萌えている腐女子として描かれているのが、ドラマでは「恋愛に興味がない」女性であり、”恋愛至上主義”が普通だとしている周りに疲れている女性になっていました。

脚本家さんのツイートを読んで納得。面白がってネタにされがちなBLも腐女子も、ただの消費されるネタとして扱いたくないという姿勢が素晴らしい。プロデューサーさんの言葉といい脚本家さんの言葉といい、アップデートされた価値観で描こうとしているのがきちんと伝わってくる。だから優しい気持ちで安心して視聴者も見ることができます。

王様ゲームとかもそうですよね。(私の時代に全盛期だったと思いますがやったことはない…やってましたか?)きちんと六角が若者代表として否定してくれることで、視聴者のモヤモヤが起こらないようになっているのが嬉しいです。

後味がとてもいい、見てて全方位に優しいドラマだと思いました。(1つだけ言いたい!腐女子はShipして面白がっているわけではなく”萌えている”だけなのです…。そういうところが短い尺では描写しきれず誤解される可能性があるから避けた…ということですよね。)

色々突っ込み集

①エレベーターに挟まる安達が愛おしい問題

あんなにきれいに挟まるもんだからさ…「大丈夫!?」よりも「可愛い!」が先に来てしまう。

②六角からの飲み会の誘いにハモる「え?」がかわよ…問題

2人そろって「え?」って言ってるのが最高でした。黒沢はわかるけど安達もなの?やっぱり行きたかったんだ…。よしよし。

③キスの横顔が最高問題

デコチューと口にしようとする2回キスシーン(未遂?)ありましたが、町田君(黒沢)の横顔の顎のライン!美しすぎませんか??見入ってしまった…。

④キスを中断された電話後の「終わった?」黒沢エモい問題

柘植の電話で中断されたキス。電話を切った後に「終わった?」ってまた攻めの態勢に入る黒沢がエモofエモ。きっと悔しかったに違いない!

⑤安達の動きのコミカルさに磨きがかかってきた問題

電話がかかってきたとき、六角が乗り込んできたとき、エレベーター前で黒沢を見つけたとき、エレベーターの中で頭突きするとき…赤楚君(安達)の動きの切れが良くてコメディ部分が際立って最高です!

⑥柘植の変幻自在の表情筋問題

浅香さん(柘植)…百面相ですね!表情筋やわらかいし動きも面白い!”つげみな”の行く末楽しみにしてます!

⑦デスクに隠れ切らない安達かわよ…問題

あれ微妙にずれてたら見つかってるよ(笑)

⑧藤崎さんの「好き」にドキドキしない問題

黒沢にはドキドキするのに藤崎さんにはドキドキしないんですか、そうですか。

⑨昼間からこんなヤカラに会わない問題

昼間の街中でぶつかったくらいで絡む人最近見かけない…よね。

⑩黒沢はどこで安達を見てた問題

颯爽と助けに現れた黒沢。営業に出ていたのかと思ってたけど、めちゃくちゃタイミング良かったですね!しかもバックハグからの真剣白刃取り!(腕をつかんだだけ)どこで安達を見ていたんだ…。

5話は両サイドから攻めてくるぞ!

来週は柘植と湊の「つげみな」も動き出しそう!(悶える柘植を見られるぞ!)そして黒沢の元カノ!?で安達の心も嫉妬でぐらぐら…。からのお姫様抱っこがここでくる!?

↑コピー機で隠れてガッツポーズする安達が可愛すぎる…!赤楚君どんどん可愛さ増してきてませんか?5話でこれだったら最終話での可愛さどうなるの?

Twitterやっていて思いますが、全世界からのつぶやき(タイ沼にいるからかもしれませんが特にタイ)があるチェリまほ。日本のTwitterトレンドに深夜帯でありながら5位に入っているのも驚きでしたが、タイのTwitterのトレンドランキングで3位に「チェリまほ」が入っていたのがさらに驚きです!”CherryMagic"でもタイ語のタグでもなく、日本語のタグがトレンド入りしているなんて…すごい快挙!このままぜひ早い段階で世界配信されるようにと願っています。

※トップ画像はマイナビニュースから引用させていただきました。「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」=(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会 問題あるようでしたら差し替えます。

↓EP5の感想ブログはこちらからどうぞ


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