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「失敗していいよ」と言えた日

昨日の朝の話


朝から息子の機嫌があまり良くなかった。
オムツを変えて欲しいのに、いくら呼んでもトイレにこない。
なんだかおかしい
ぐずってるし、
やることが進んでいかなくて
私もイライラしていた。

他の家事をしたり、
やるべきことをしたりしてごまかしていたのだが
一向にトイレにこない。
ここ数ヶ月はそんなことなかったのに・・・

意を決して、
ギャーギャー泣かれながらもトイレに連れて行き
オムツを変えようとズボンを下ろした時にわかった。

おもらしをしていた

スリーパーをつけたままだったから
全然気がつかなかった。
かなりズボンが濡れていた。

機嫌が悪い理由は多分それだった。


そして、
おしっこがでちゃっていることや
気持ち悪いことなどは
全くこっちに知らせてこなかった。


なんとなくだけど
「おもらしをしてはいけない」
「おもらし=失敗」だと
「やってはいけないことをしてしまった」
ということを思っているようだった。


話は飛ぶが、
私は母親から「失敗しないよう」に育てられた。
それが私はコンプレックスになっているのに
今でも母はそれを笑って周りに話す。

ま、そんなことは置いておいて


そう、私は
「失敗はしてはいけないもの」といって育てられた。
失敗がものすごく怖いのである。


が、
先日読んだ「子どもへのまなざし」

に書いてあった文書が心に残った。

「育児のもっとも大切なことは、
 子供が失敗した時に、そのときにこそ
 親が家族が一番頼りになるのだというメッセージを
 どう伝えるかということです。

 人間は失敗があってこそ
 人格に厚みが増すのだということを
 どう子どもに伝えるかということなのです。」



この文章が心に響いて、
それを読んだ時、
私は子どもに「失敗してもいい」といいたいなと思った。


で、話は戻る。

子どもが
「失敗しちゃった」
と思ってる。

そして、
それを「隠そうとしている」と
なっているのに気づいた時に
私はこういった


「おもらししちゃったね。
 失敗しちゃったね。

あのね、失敗してもいいんだよ。
大丈夫だよ

だけど、
おもらししちゃったら教えてね」

と。

それをいったら
「うん!」と笑って上機嫌になった。
その後は、朝のお支度もスムーズに進んだ。



失敗するのは怖い
私も書いた通り、失敗がとてつもなく怖い。
けどそれは
何かに挑戦しないということだし、
何も失敗は悪いことではない。

私は子どもに挑戦してほしい、いろんなことに。
そうすると失敗もするだろう
だけど、
失敗はしてもいいことで
失敗してしまったら、そばにいてあげたいと
そして、また挑戦してほしいと思うから。
だから、
いつもは無理かもしれない、
失敗したら私は「あーあ」といってしまうかもしれないけれど、
失敗はしてもいいよと
そう伝え続けたいと思う。


そして、今回
それを少しでも実行できたことは
「失敗しないように」と育てられてきた私がそう思えて伝えられたのは
ちょっと嬉しいことだったし、
褒めてあげたいなと思った。

そして、私にも伝えていこうと思う。
「失敗はしてもいいんだよ。」と。

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