見出し画像

途方にくれていた私を救ってくれたおばあちゃま

先日の虹が出ていた日の話

息子が机に顎をぶつけてふた針縫う怪我をした。
1週間ほど病院に通わなければならず、
その日も消毒のために病院にいった。
もちろん、3ヶ月のベビーも抱っこして。


無事に消毒が終わり帰ろうとすると、
病院にあるおもちゃでまだ遊びたかったらしく
「いやだ、いやだぁ!!」と泣き始めてしまった。

何度か落ち着いて説得をしてみたが落ち着かない。
とりあえず腕を掴んで病院からでた。

病院を出てからも泣きわめく我が子。
食料品を買おうと病院近くのスーパーに行くも
まだまだ泣きわめいている我が子。

周りは
「あらぁ、たいへんね」といいながら通り過ぎたり
哀れみの視線を向けている。



恥ずかしい
早く落ち着かせたい



カートに乗せようとするも
課金式のもの。
100円は財布の中に入っておらず、
5000円札しか入っていない。

まだまだ子供は泣いている・・


そんな時に
「たいへんね」といって通り過ぎた
おばあちゃまが戻ってきてしゃがんだ。
手には小さなパックのりんごジュースを持っている

「これ、あげてもいいかしら?
おかあさん、大丈夫? まずは子供を落ち着かせましょう?」
といっている。

私はもうなんだかいっぱいいっぱいだった。
「あぁ、だ、大丈夫です。い、いいんですか?」
「もう一本あるから大丈夫よ」といってくださったので、
ストローをさして息子にあげた。
そしたらすぐに落ち着いて夢中でりんごジュースを飲み始めた。


「私もそんな時あったの。男の子ふたりで年子だったのよ。」
おばあちゃまはそういってくれてたのだけれど、
私はなんだか気が緩んで、気がついたら目から涙が溢れていた。

「すごくつらいかもしれないけれど、
こんなのは今のうちだけだから。
育児楽しんでね」
とそのおばあちゃまも目を潤わせていて、
笑って去っていった。




私はきゅーーーっとなっていた心が
ふっと落ち着いて広がって、
あぁ、すごく救われた気持ちになって
そのあと、子供にも優しい気持ちになれた。

そしてすぐ
私もあのようなおばあちゃまみたいになりたいと思った。

そして、それは
多分、今の育児を
子供との時間を精一杯やりきったら
そういう余裕とか心持ちとかがでてくるんだろうなと
そんなことを思った。


イヤイヤ期真っ只中。
外で泣き喚いて、途方にくれることもあるけれど
そんな時はこのことを思い出そう。
きっと乗り切れるだろうし、
あのおばあちゃまみたいに
「私もそうだったのよ」と将来いえるだろうから。

#子育て #育児 #ご近所さんに助けられる #イヤイヤ期真っ只中
#途方に暮れていた


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?