舞浜戦記・退避所【舞浜逗留亭へのご招待】
この舞浜戦記は、僕のスプラッシュ・マウンテン勤務におけるエピソードを、時系列順に追って書いている。
そのため、記述している年代より後年のできごとだったり他のアトラクション、イベントなどに関しては、あまりご紹介できていない。
これは構成上の問題であり、しかし実はネタ的なお話はけっこうある。というか、そちらの方が盛り沢山かもしれない。
そこで、自分のブログにて、ちまちま小出ししていこうと思っている。
試験運用的にコラムを書いているのでご紹介します。
【舞浜逗留亭】のコンセプト
戦記に書くテーマとは趣旨が異なるか、または時系列に縛られない話を中心に書こうと思っている。
どちらかというと闘いというよりは、癒しの場だろうか。
設定としては、テーマパーク遊びに疲れ切った人々を癒やすために建てられた、ひなびた温泉旅館の姿を借りた休憩施設です。
人工的に作られた埋立地にのこのこ出かけて行って、ゲートをくぐれば大混雑、人人人……で、ろくに遊べやしないし、アトラクションは大行列、ファストパスはとっくに発券終了、食事をしようと思えば店の前に列ができ、暑さ寒さをしのぐために一旦入店した人たちはなかなか出ようとしないから自分たちが入れない、せめて軽食でもと思って近くの売店に立ち寄ればそこにも行列ができて、ポップコーンを買うだけで30分も並ばなきゃならないし、ショップに入って人気グッズを買おうとしても棚は空っぽ、やっとレジで買おうとカードを出したらなぜかこのカードは使えませんと断られ、パレードを見ようと思ってもルート沿いはシートを敷いたマニアたちが前の方を占拠して立ち見しかできず、もうどこにも行けないから仕方ない、近くのベンチにでも座るかと思ってようやく見つけたらバカップルがイチャついていて座れない、子供たちはたまたま遭遇したグーフィーに背後からケリを入れているし、ようやく買えたスモークターキーレッグを食べていると、目ざといカラスが超低空グライダー飛行で襲いかかってくるし、日暮れ近くにアメリカ河を眺めていると全員カヌーキャストで固められたカヌーが超高速で激走していたり、それからそれから……
あーもう疲れた！
耐えられないっ！（怒）
……そんなあなたを癒やしてあげたい。
それが、舞浜逗留亭が誕生した理由です。
なので、こっそり営業中。決して公式サイトにも載っていないしガイドブックにもトゥデイズインフォメーションにもない。
あなたの心の中にだけある、癒やしの隠れ家、なのです。
安らぎの郷（カンファタブル・カントリー）にひっそりと佇む逗留亭を、もし見つけたら立ち寄って下さいませ。
代表的なコラムのご紹介
逗留亭専用ガイドマップ、およびキャストインフォメーション【用語解説】
専門用語をどう使うか、これはここでもかなり悩んでいる。
ずばり使ってしまえばキャストへ伝える際はとても簡単だ。しかし非関係者からするとちんぷんかんぷんであり、自己満足にしか見えない。
そこで中途半端な使い方をし、節目節目で一般用語に置き換えるという運用で書いている。
この際なので、超基本的用語だけでも解説してみようと思ったのがこちら。
たとえばリードなんて、僕が現役時代に何度も名称が変わっている。
なので、これから書いていく時代の責任者をリードと呼ぶのは非常に違和感があるんだけど、仕方ないので使っています。
キャストになりたい人が、最も悩むことって何だろう？と思って書きました。
キャストになりたい理由って人それぞれだけど、やっぱり希望はありますよね。でもそれが叶うかと言うと、ほぼ無理。
ちょっと厳しくも悲しい現実です。パークはゲストに夢を見させてくれるのに、キャストには……おっとそれ以上は言っちゃあいけないぜ。だって入ってからの方が、文句を言いたいことが山盛りで……（笑）。
実際に希望は叶うのか。自分が希望の部署に行けたからこんなことを言えるんだと思いますが、やっぱり運が左右する面は否定できませんね。
昔、スプラッシュに行きたい人がいました。
その人は高校生の頃、ゲストとして何度も遊びに来ていて（つまりキャストではなかった人で）、進学しキャストになろうと考えた。どうせやるならスプラッシュに行きたかったそうです。
で、サテライトで希望したけど別の職場を紹介された。でも希望の部署じゃなかったので、断りました。
それからしばらくして再挑戦。
ついに念願のクリッターカントリーへ行けることになったんです！
マーチャンダイズのお店に配属されて、それがスプラッシュダウンフォト（笑）。
で、しばらく勤務したけどやっぱり諦めきれないと。
で、辞めちゃった。
さらに次のサテライトで、ついに念願のアトラクションへ！
……ただし、ビッグサンダーマウンテン（笑）。
かなり頑張ったけど、最終的に行けなかったという。
まあそういう人もいるので、何とも言えないですね。
ベタですが、わりと質問されることが多い鉄板ネタです。
アトラクションキャストなんだから、少なくとも自分のくらいは乗れるでしょと思いますよね。
が、乗れる機会があまりないんですよ。
さすがに僕はスプラッシュはもう何百回と乗りましたけど。
ここで書いた「水濡れチェック」の乗船は、ほんの一時期しかやっていなかったので知らない人がほとんどだと思います。
今後、もしスプラッシュのキャストがボートの一列目に乗っているのを目撃したら、きっと水濡れチェックのために乗らされているんだろうな、と思っていただければ幸いです（笑）。
気がついたらスプラッシュ・マウンテンの話をあまり書いておらず、これはいかんと思い、基本的なお話をしようと書きました。
スプラッシュのボートについてのお話です。
覚えている限りのことを一通り書いてみたけど、かなり適当な感じがします。
1台1500万円は、オープニングリードたちが自慢げに言ってました。ベンツと同じ値段だよ、ベンツと！って。
勤務の日は、毎日ボートに触ってバーを下げて、落とし物を拾って濡れた座席を拭いて、と丸太ボートに触らない日はないくらい、馴染んだ乗り物でした。
まだまだ語り足りない部分はありますが、最初の紹介ということで。
アトラクションが機械装置でできている以上、定期的に整備をしないといけないのは宿命とも言えるでしょう。まとまった期間、お休みして大がかりなメンテナンスを行う、それがリハブです。
施設が休むのはいいとして、じゃあキャストはどうなるの？というのが今回のネタ。
他のアトラクションに行って仕事をしたり、自分のアトラクションに残って案内係をしたり。様々です。自分のアトラクションに残って雑務をするのって、意外とないので貴重なんですよ。
ここには書いていませんが、普段は絶対行けない場所へ行ったりできる時もあったりします。（リードの許可が必要だけど）
それもまた、けっこう楽しみだったりして。
さあ、来たぞ（笑）
なぜか僕は、リハブと聞くとワクワクするんですよね……（笑）。
普段と違ったことが起きるんだから、そりゃ面白いでしょって。
なんか本文中で好き勝手に色々想像して書いちゃってます。全然事実と違うかもしれませんが、ご了承下さい。
ゲストにとってはリハブは困りものですよね。せっかく来たのに乗れないなんて。
アメリカ河がリハブになると、複数のアトラクションが休止になりますから、そりゃいい迷惑ですよね。
Google Mapでアメリカ河の航空写真を見ていると、懐かしさがどんどんこみあげてくるな〜。あんなことやこんなことがあったっけ、と。
リハブの話と常にセットで語れるのが、このクロスに関することです。
普段、同じアトラクションで同じ作業をしていると、どうしても飽きてきます。どんなにキャストの仕事が好きでも、毎日同じことの繰り返しなら当然だと思います。
そんな時、他のアトラクションではどんなことをやるんだろう？と気になるわけですよ。
それが、クロスに行けば叶えられるんです。
残念ながら希望のアトラクションへ行けるわけではないことは、本文でしつこいくらい説明しています。だから、これからキャストになる方は、絶対期待しない方がいいと思います。
僕自身、何度も拒否られて、本当にガッカリしましたから。希望なんてするもんじゃない、くらいに思っていた方がいいと思います。
それなのに、いくつものアトラクションへ行かせてもらったのは、まさに奇跡だと思います。
クロスの話2【7年越しの希望が叶ったビッグサンダー・マウンテン行き】
これはただ、ほわああああ〜〜〜〜って言いたいだけで書いた（笑）。
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ここでご紹介した以外の記事は、読まないで下さい。
駄目ですよ、絶対に（笑）。
後悔しても知りませんからね……。
とりあえず、このへんでおしまい。
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