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私の唯一最大の強みは「介護業界で採用ができている企業を知っていること」4大都市での採用・定着セミナー終了!

私が社会人1年目の時、とある1冊の本に感動して会いに行った人がいる。群馬県桐生市を中心に介護事業を展開するプライマリーグループの梅澤伸嘉代表だ。

スタッフが満たされ、幸せだからこそ、利用者を幸せにできる」という考えをベースに、まずは働く一人ひとりが「何のために、誰のためにこの仕事をしているのか」を大切にしながら働ける環境づくりに注力し、見学にいった当時スタッフの方がとても楽しそうに働かれていたのがとても印象的だった。

そんな梅澤さんと一緒にセミナー登壇の機会を頂いたのだ。日本通所ケアさん主催の「人材定着・確保具体策セミナー」。

梅澤さんとの登壇だけでも緊張するのに、採用をテーマでお話させて頂くのは初めて、しかも2時間、しかも参加費15,000円(!!!)という色んなプレッシャーを感じる中で始まった企画ですが、無事(!?)東京・大阪・福岡・名古屋の4大都市での講演終了!

(ちなみにそんな機会をくださった日本通所ケア研究会の小川さんも、社会人1年目の頃からSNSを通じて私のことを応援してくださり、実績が乏しい中で社内提案大変だったと思うのですが、「ずっと実現したかったんだ」と今回の機会を実現してくださいました。)

私の唯一最大の強みは「介護業界で採用ができている企業を知っていること」

採用がテーマでありながら、介護事業者でもなければ、うちの会社はまだ有給は2名。梅澤さんみたいに、自分たちの実績を持って語れない中で、一体何を話すのよと・・・。

そんな時に伝えたいと思ったのは、同じ介護業界で採用ができている企業さんの存在。

上の写真は有料老人ホーム最大手ベネッセスタイルケア、サ高住最大手学研ココファン、業界第3位の売り上げを誇る損保ケアメッセージ、業界第10位を誇るヒューマンホールディングスのグループ会社、ヒューマンライフケア…の志高い人事の皆さん。

こちらは、毎年数万人のエントリーがあるリタリコ、福祉系の学生に圧倒的人気を集める福祉楽団、いま業界大注目のシルバーウッドの若手人事や他業界の採用支援をしているみなさんとのお写真。(定期的に勉強会が開かれているのです。最高なの)

大手の人事さんも、人気企業の若手の人事さんも、自社採用はもちろんだけど、業界の人材確保や介護の仕事の魅力について本気で語れる人たち。そして採用のための努力を惜しまない人たちでもある。純粋に尊敬。

「大手みたいにはできないよ」「人気企業みたいに魅力がないから…」と思ってしまいそうですが、こうやってフラットに関わらせてもらっていると、「採用」の背景に並々ならぬ企業努力や泥臭い人事の皆さんの努力の賜物であることを私は知っている

たしかに年々介護だけでなく全産業の有効求人倍率が上がる中で、さらに厳しい現状ではあるが、そんな中で集めた情報のエッセンスを抽出し、いかに「まだ自分たちにもできる」と思ってもらい、「具体的なアクション」に結ぶ機会にできるかが、このセミナーを通じて私に課せられた課題な気がした。

(使ってみたかった。決してセミナーの資料では使っていませんw)

4大都市での開催を終えて痛感する現状の厳しさと希望と。

今回、4大都市で約70の企業さんとご一緒させていただき、改めて「人材難」の深刻さを痛感した機会でもあった。とある地域では、その町唯一の特養が人材確保・定着ができずに潰れてしまったり、地方からの参加者は「そもそも若者がいない」という声が節々にあがっていたのだ。

最後に開催した名古屋では参加者の話によると、「大手製造業へ就職する傾向が強く、福祉の専門学校をでた学生が1人も介護現場に就職しなかった年がある」そうだ。事実確認はしていないが、他の参加者も「介護から製造業へ就職する流れが増えている」と深刻そうに話してくれた。少なからず福祉を志した人材が、他業界へと流れているのだ。

これを聞いて介護事業者の採用力・定着力を向上していくことは、急務だと感じた。同時に実感したのは、採用・定着を本気で考え取り組む企業が増えることは、業界全体のイメージアップ・介護サービスの質の向上に繋がるのではないかということ。

「採用」をただ人をどう集めるのかということだけでは語れず、どんな仲間が欲しいかを考えることは、今働いている人や自社のありたい未来に向き合わざるを得ないということを参加者を通して実感させてもらったのだ。だから私もますますこの領域への関心が広がっている。もっと学びたいな〜。

最後に思わぬ報酬だったのは、今回私たちのセミナーの前後で「介護保険外サービス実践セミナー」が開催されており、その講師のヘルプズ・アンド・カンパニーの西村さんやコミュニティホーム長者の森の石原さん、そして素敵な参加者の方とのご縁ができたことだ。人との出会いはいつも私の世界を広げてくれる。

最後に今回セミナーを主催してくれた日本通所ケアさんが9/23に開催する「ケアレク学会」のご招待枠をいただいたので、もしご関心ある方はFacebookかTwitterからメッセージください。

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