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起業家の狂気を信じている

ありがたいことに案件のご依頼を頂いているのだが、受託すること伴い一番気をつけていることがある。

依頼主がユーザーをどれだけ愛しているか、ということだ。

お金もらえるんだからどんな人でもお客さんにすればいい、という考えも否定しないが、弊社が受託する案件についてはこの愛の深さがどれぐらいあるかをいつも気にしている。想定マーケット規模とかは正直どうでもいい。

実際にユーザーへの愛が感じられないクライアントについてはお断りしてきた。100万かけてWebアプリケーション作っただけでうまくいく時代ではない。逆に低予算でも、予算がなくても、起業家がユーザーを愛して愛して愛して、狂い咲いているクライアントであれば、是非ともご一緒させて頂きたいと思っている。狂っていることは言葉の節々にでるし、エピーソードを聞いているだけでもこちらが熱量を帯びてくる。

日本のスタートアップシーンを見ていても思ったのだが、その狂気さえあれば実は10年後ぐらいにはその愛をかけた領域の周辺ないしはレバレッジがかかった領域において起業家は成功していることがほとんどだ。最近読んだいい記事も紹介するとエンジェル投資家の有安さんも言っている。

ーー具体的にどのような点が恵まれている、と?

有安 「ほかの国と比較して経済的な競争が起きにくい点です。シリコンバレーなんかと比べて、起業家の数が圧倒的に少ない。だから、トップを取ることに対する努力対効果が良いんですよね。アートやスポーツのジャンルでトップを取るのと、スタートアップである業種を選択して一番を目指す。競争相手の数という一側面だけから見たら、起業よりもよほど厳しい世界はたくさんあると思います」

僕はこれは非常に同意する。シンガポールでBBQ屋をやってEXITしたときも痛感した。海外でBBQ屋やっただけでこれだけの有形、無形のリターンが得られるのかと。

とにかく、僕は起業家の狂気を確信している。とにかく狂っていて、これがむちゃアツいですよ、と。これが実現できるだけでこれだけ世界を変えられるんだと語っている人の狂気を愛している。


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