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紡ぐ言葉の根本には

どうも、どりりーです。

時間があるので、noteと私の文章について向き合ってみました。

もともと言葉、自分の思いを表現することが好きでした。作文とか大好きで、感想文はいつもワクワクしながら書いてました。(今もそうです)6年生の時、成績表と一緒に先生がくださった言葉、今でも忘れません。

どりりーさん、あなたの文章は小学生の域を越えてます。もはや高校生のようです。素敵だと思います。

(国語の成績は3段階評価で3でした)

そんな自覚なんてなかったけれど、この言葉をきっかけに少しだけ自信が持てました。ありがとう、先生。高校生の私は、素敵な文章が書けているでしょうか。

反対に、突発的に言葉を返すことは苦手でした。特に緊張すると頭が真っ白になって、何を伝えたいかわからなくなって混乱してしまうのです。

中学2年生のある日、担任の先生に用事があって職員室に行きました。先生を呼んでいただいて、いざ用件を伝えようとしたとき、

喉がつかえたんです。

伝えたいことがあるのにうまくしゃべれなくなって、でもさっさと話さないといけないプレッシャーがのし掛かって余計にあとに続く言葉が見つからなくなっていく…

それでもやっと出てきた言葉たちを脳内でかき集めてぽつぽつとしゃべっていたら、先生は

どりりーさ、伝えたいことがあるのはわかるけど、ちゃんと自分の中で整理してから話して。そうじゃないとこっちもわからなくなる。

と仰いました。そばにいた副担任の先生がこういうことだよね、とフォローを入れてくださったので、どうにか用件を伝えることができましたが、職員室を出たあともずっと、先生の言葉が頭をぐるぐる回っていました。

言われてみると確かにそうで、しゃべっている途中で自分が何を言いたいのかわからなくなってしまうことが当時よくありました。うまくまとまらなくて結局伝えることを諦める、なんてこともしょっちゅうでした。

どうにか状況を打破しようとして、思っていることを書いてまとめたりして対処してがいたものの、やはり限界は来るもので。どうしようもなくなって帰り道に友人に相談しました。普段人に打ち明け話はしないので(されるのは好きなくせに)少し照れくさかったのですが、友人は真面目に考えて、答えを出してくれました。

どりりーが作文得意なのは、文章が完成するまでに言葉を選べるからなんだと思う。逆に、会話なんかはすぐに答えを出さなきゃいけないから考える時間がとれなくて、焦っちゃうんじゃないかな。
完璧じゃなくてもいい。ゆっくりでいいんだよ。どりりーにはどりりーのペースがあるんだし。

この言葉を聞いて、すごく府に落ちたというか、安心できたというか、とにかく救われたんです。

「完璧じゃなくていい、焦らないでいい。」今まで抱えていた重りが外れていくようでした。それから楽になって、今までのような焦りや不安は徐々に消えていき、今では力まなくても話せるようになりました。職員室に行っても、緊張しないでちゃんと用件を伝えられます。

先生がくれたきっかけと、彼女がくれた言葉。当の本人たちはもう覚えてないかもしれませんけど、そのお陰で、こうして文章を書いてます。

先生、私はちゃんと言葉を伝えられるようになりましたよ。今度お会いしたら一緒にお話ししたいです。高校の話、たくさんしたいので。

友人、きっかけをくれるのはいつだってあなたなんだよ。なんて、気づいてないよね。本当にありがとう。残り1年も一緒に登下校できたら嬉しいな。

日付変わってしまいましたが3/9はサンキューの日。ということで、いつもは言えないことを書いてみました!何気ない言葉が私の力になっています。これからも、大切にしていきたいな!

ではまた。