そっと想えば

隠れたかったはずなのに、音に身体が反応して、はしゃいでいた。

あの五人が出す音がとてつもなく好きなのだ。

ステージが夢みたいにキラキラ見えたし、ツアーごとに超えてくるあの感じは一体なんなのだろう。

そして、どうしようもなく泣いてみたり。タオルで顔を覆っていたことすら無意識で、息苦しさにハッとした。

目が合ったかもなんて勘違い出来る現象に名前付けたい。

あなたと出会えて良かった。

どきどきしてしまうじゃないか。

そして涙ぐんでた。

何回も泣いた。そっと泣いた。

まだまだ、私はステージを見つめていたいと。

決して主役にはならない人生に彩りをありがとう。