槻尾という街(書き散らし)

槻尾市は、太平洋上に浮かび近畿・東海と接する島、双陽の最大都市であり中心都市である。
このことは、過去の記事にも示している通り揺らぎようのない事実である。
しかし、槻尾市の詳細な設定は、未だ定まっていない。
30万都市なのか、50万都市なのか、政令指定都市なのか。
現在最も有力なのは、港町に城があり、合併された旧町地域に神社がある、海と山に囲まれた政令指定都市、である。
しかし、この設定、とても無理がある。
大都市である名古屋や浜松、静岡から程近い双陽に、政令指定都市ができるのだろうか。
似通った地域である四国には政令指定都市がない。
都市の規模として、政令指定都市にするにしても静岡や浜松、岡山、熊本、相模原など70〜80万程度にすることになるだろう。その街にはどんな産業があり、どんな地区があり、どんな交通網があり、どんな日常があるのか。
地形を造成し、港を置き、城を置き、地名を決めていく。古代からの歴史を一瞬で辿るような、私にとっては非常に高度なことを要求される。
旧国名も考えねばならない。
本当に大変。
マルバホールディングスという総合商社がある、という設定もあるが、起源が炭田の採掘というのも不自然だ。
西彼杵炭田や道央、道東のような純粋な石炭が、日本列島の中心部で取れるものなのか。
双陽の近傍にある鉱山といえば、岐阜県南部の美濃亜炭田や、三重県・和歌山県などの紀州銅山などがある。
私は地質学には明るくないためよくわからないが、石炭というのは要するに炭素の塊である。マントルから急速に上がってきて冷やされた燃える石である。
そんなものが、双陽では採れるのだろうか。
そもそも、槻尾は政令指定都市もしくはそれに準ずるなうな主要都市である。あくまでも私のこれまでのイメージに過ぎないが、そういった地域の主要都市のそばに炭鉱があるというのは少し不自然な気がする。もちろん長崎や釧路が主要都市じゃないと言っているわけではない。
だが、印象として不自然なのである。
槻尾は、どんな街なのだろうか。
旧帝国軍時代からの空自民間共用飛行場もあるらしい。
名古屋、四日市と並ぶスーパー中枢港湾にもなるらしい。
広域な私鉄もあるらしい。
槻尾とは、一体どんな街になるのだろうか。
完成した槻尾は、どんな日々を送るのだろうか。

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