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副業はすべき

今や世の中、副業流行りである。終身雇用は崩壊し、中高年の次なる指針として転職、起業の選択肢とともに隆盛を極めつつあるのが副業。そんな副業を私もつい最近までしてきた。

それは、ホームページでたまたまマッチングサイトと出会ったことがきっかけ。今自分が本業でしている広報関係の仕事のコンサル的な副業を、とある企業が募集していたので、迷わず応募。当該企業とのオンライン面接を経て、晴れて半年間の業務委託契約を交わすことになったのである。

そしてオンラインで月2回くらい打ち合わせ。先方のアウトプット(SNSなど)に対して建設的な意見や修正点を述べるのが中心であった。報酬は数万円と決して高くはなかったが、半年間関わってみて、とても勉強になった。

その得られた効果とは、
・知見と視野が広っがったこと。その会社は全くの異業種ではあったが、先方の考え方がしっかりしていて、逆にこちらの考えの浅はかさに気づくこともあり、「こんな考えもあるのか」と目から鱗が落ちた。
・本業にも良い影響があった。副業で先方のお役に立つということは、本業での経験とスキルが生かされたということ。副業をしなければ本業について客観視することはなかったから、これは効果が高かった。日々漫然としている本業が、視点を変えれば別の会社の大きな価値創造につながるかことに気づいた。
・他者への貢献感。その会社のお役に立っているという充実感があった。
・新しい人間関係。オンラインではあったものの、一度だけ現場視察と称して先方の会社に行き、社員の方と交流した。夜は懇親でお酒を酌み交わすなど、いい意味で人脈が広がった。

このように本業しかやっていなければ気づかないようなことが、副業によって気づけたことは大きいし、自信にもつながった。機会があればぜひまたチャレンジし、企業のお助け役になれればいいと思った次第である。

副業といえば、ブログのアフェリエイトや、不動産投資、情報商材の販売など、「自分が何かを起こして稼ぐ」と思われがちだが、今回の事例のように企業の弱い部分を副業人材が補う仕事も十分成り立つのだと思った。なぜなら企業、特に中小企業は広報活動に人やリソースを割けないし、専門人材を育てるノウハウも時間もない。そんな時に副業人材がお手伝いをしてノウハウやスキルを伝授することは、受ける側の企業にもメリットがある。人手不足の今後においてはそうしたニーズはもっと増えていくと思う。

ということで、私もひとつの業務が完結し、また次の副業にチャレンジできないかと、マッチングサイトを覗く日々なのである。

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