Keith/キース

かつて両親に苦手意識を持ち、コンビニ店員と一瞬話すことさえ苦痛だった元臆病者が、コミュ…

Keith/キース

かつて両親に苦手意識を持ち、コンビニ店員と一瞬話すことさえ苦痛だった元臆病者が、コミュニケーションを学ぶことで、体験しながら成長し、仲間と充実した日々を過ごしていくまでの物語。

最近の記事

映画評「ブルーピリオド」

心がギューっとなる作品。「お前は人生を情熱を持って過ごしているのか?」という問いかけを常にしてくる圧がある。実際、高校時代の私の人生の過ごし方としては後悔の気持ちがいまも残っているし、現在、情熱分野で仕事していない私にとっては、強く「いまのお前でいいのかよ?」と伝えてくる作品だった。 特に強く感じた点を以下3点にまとめていく。 好きなことを突き詰める 主人公の夢に対して、否定する人もいれば、ニュートラルな人もいれば、密かに応援している人もいれば、肯定する人もいる。このリ

    • アニメ評「王様ランキング」

      少し前の話題作「王様ランキング」のアニメ版を一気見した。 確かに、一見絵柄は小さい子どもに向けたように見えるが、中身は人間ドラマである。 フィクションで場面設定を現実からは改変させているからこそ、その登場人物たちの関係性の描き方がよりリアルに見える。 本作は、耳が聞こえず、喋らない王子のボッチが、王様を目指していく物語である。それだけでも、主人公がいじめられるところまではイメージできると思うが、周りの人の反応も織り交ぜていくことで、ストーリーが想像から外れていく。 本作は

      • コーチングセッションからの学び

        学んだこと ・普段の会話から、目的意識を持って、「話を引き出そう」としておくことが大事。 ・リカバリーの手段を持っておくことが大事(仮に嫌われても、もう2度と会わないし大丈夫。) ・自分が心を開くから、相手も心を開く。自己開示を普段からやる。プライド・恥で言えないだけ。実際、言っていくことで応援される。 ・「若い人」が「当たり前」と思って言語化してない部分が、年配の方には分からない。ゆえにコミュニケーションの分断が生まれる。コミュニケーションには、「相手が何を求めているか」

        • 書評「ゼローなにもない自分に小さなイチを足していく」(堀江貴文著)

          この本は、割と発刊初期に読んだ記憶がある。しかし、当時の感想と今の感想は結構違う。最初に読んだときの私には、まだ著者に対するバイアスがあったのだと思う。 実際、著者の主張にはバイアスがかかっている部分が散見されてもいる。とはいえ、その中でも、「行動」に関する記載については、芯をついていると思った。そして何より、誤解を与えようとなんだろうとしっかりと主張する芯こそ、自分が得ていきたいものなんだな、と痛感した。 本書を端的に表現すれば、「行動することに背中を押してくれる本」で

        映画評「ブルーピリオド」

          某美容クリニックでの施術中の看護師さんとの会話の自己フィードバック

          仕事人間でやってきた私にとって、雑談はこれまであまり重視してこなかった。そのため、そこへの課題感をあえて、仕事っぽくして解消してみようと思う。 まずは会話するところからはじめている。 ヒアリング結果 ・週5勤務。5年勤務。 ・男女兼用の美容クリニックに勤務経験あり。そのときはリピーターがインセンティブ付くので頑張った。新規は女性が多く、リピーターは男性が多いという印象。 ・某クリニックの通過率は15%くらいと言われる。 ・化粧水→パック→乳液→クリームの順番で日々の肌ケ

          某美容クリニックでの施術中の看護師さんとの会話の自己フィードバック

          書評「本当の勇気は「弱さ」を認めること」

          Vulnerabilityという言葉を聞いたことはあるだろうか。一見、最初の方をちょっとだけ読むと、これについて述べた本のように見えるが、この本は人生の生き方を教えてくれる本である。 私は、先日ようやっと両親との対話ができて、彼らの背景が分かって、自分のバイアスが蓄積し、彼らを恨んでいたことも自覚できるようになったところだ。 そんな自己受容を進めた私に効く良薬がこの本である。1冊の教訓が多すぎるのがかえって難点なのかもしれないというくらい、人生の指針を教えてくれる。 h

          書評「本当の勇気は「弱さ」を認めること」

          映画評「僕の膵臓を食べたい」

          (注)以下、作品の内容に触れます。 住野よるさんの作品は、作品に分かりやすく「メッセージ性」を込めるので、そちらを意識的に見た。 まあヒロインから、あそこまで分かりやすくグイグイアプローチしてくるということは現実世界にはないが、そこを一旦捨象すると、総じていい作品だ。 またしても、カフェで作品を見てしまったので、途中から画面を見ながら泣いている客になってしまった。 https://amzn.to/3WDpkPZ この作品の一番の学びは、一言でいえば、「後悔先に立たず

          映画評「僕の膵臓を食べたい」

          かつて「海外嫌い」だった自分が「また海外行きたい」と思うまでの道のり

          私はドメスティックな人間だった。でも、少しずつ海外の接点が作られたりしてきて、価値観が変わってきた。時系列に述べていこう。

          ¥200

          かつて「海外嫌い」だった自分が「また海外行きたい」と思うまでの道のり

          ¥200

          今週の反省と所感(7/6-7/13)

          今週1週間の対人関係の成長記録と感想です。

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          今週の反省と所感(7/6-7/13)

          ¥200

          別れると精神を持ってかれる

          留学して、運がよく外国人の彼女を作ることができた。文化・宗教の違いで苦労することがかなり多かったが、全ては経験だという思いでやってきた。 でも異国の地であるから、私の全力で相手の方に与えることはできなかった。英語というコミュニケーションの壁の大きさに何度もあたった。 そして、特に衝突したとき、私のパートナーの当たりは、これまで経験した日本人女性の非ではなかった。日本人は、議論と人格否定の切り分けが苦手であると言われるが、私は、人格否定に受け取れると思った言葉をいくつも

          別れると精神を持ってかれる

          Three big cities – New York, Paris and Tokyo

          三大都市に行ってみたので比較しつつの感想を簡単に述べてみる。 NY 2022年の年末、2023年の年始に見に行った。通常時でないので、ちょっと変な状況で行っているかもしれない。 圧倒的都市感。高いビルが並んでおり、これがNYかと感じさせる。威圧的と思えるくらい高いビルが多く並んでいる。 全体的に落書きが多い。日本人的感覚から見ると大丈夫かな、と思ってしまう。場所によるがちょっとゴミは落ちていたりもする。 電車の中で変な人がいる。私たちは、電車の中で大便

          Three big cities – New York, Paris and Tokyo

          「できない」という病

          いつからこの「できない」ことに怖くなったんだろう。 本当に幼いころは、そんなこと考えてこなったはずだ。 自分の場合、水泳・そろばんをしていたが、これらの上達のプロセスにおいて、特に最初は「ミス」を重ねているはずだが、初心者段階で怖かったことの記憶はない。 初心者段階でも、周りを見ていれば怖かったのかもしれない。だが、当時の私は知らなかった。無知が良い方に働いたのだと思う。 だがいつからだろう。多分、人の「評価」が目に入ってきたころからだろう。上記のことも、「賞状」を貰

          「できない」という病

          日本人舐めるんじゃねえ

          「海外で日本人が活躍するのは難しい。」とよく言われるが、「その通りだな」と実際に思う。まず人種の交わりのほぼない日本で大人になってしまうと、留学に来たときに、「文化の違い」に日々驚かされる。 しかし、それ以上に「悔しい」思いを毎日する。その度に、「日本人舐めるんじゃねえ」という気持ちになる。 外人すげえよく喋る そもそもとして、私は日本人の中でも口数それ自体は多い方ではない。「自分がしゃべらないとなー」と思うトピックでは話すが、聞き手に回っていることも多い。

          日本人舐めるんじゃねえ

          【書評】親の期待に応えなくていい

          タイトルに惹かれて購入した本です。この本は、自分が持っていた違和感を言語化してくれる本でした。 親が私に期待をしていることは分かっていました。本書にも出てきますが、よく「自分はダメだったからお前には…」というトーンで期待をかけられたことを覚えています。そして、今でもその根本は変わっていないように感じています。 子供のときは、それは強烈な違和感でしたが、大人になっていくに従って、「何故自分の人生を生きないのか」という強い疑念に変わりました。ただ、その疑念は持っていいものなの

          【書評】親の期待に応えなくていい

          【書評】「空気」を読んでも従わないー生き苦しさからラクになる

          世間の問題内容は書籍に詳しいが、生き苦しさを生み出す正体は、歴史上の経緯から生まれた「世間意識」である。 この論については、著者の思考ではあるものの、かなり興味深い枠組みだし、実際そうだと思う。 日本では、世間に属さないと生きていけないが、その世間が苦しくするのである。そして、その世間の枠組は壊れつつあるものの、壊れることはないと思う。 年功序列、飲みニケーション文化、贈り合い文化…これらは崩れかけてはいる。しかし、インターネットの登場までは、当たり前の文化であった。そ

          【書評】「空気」を読んでも従わないー生き苦しさからラクになる

          今と未来を見るために「占い」というツールを活用してみる

          先日、人生初の占い(算命学系)に行ってみた。 最近、あまりに人生が苦しく感じる局面が多かったので、行ってみた。 行ってみて感じたことを述べていく。 無の感情かつて、占いに関しては何の感情もなかった。 「絶対的に信じる人」「完全に否定する人」のどちらも見たことがあるが、「なぜこんなに反応するのだろうな…」と思った。 過剰に反応するということは、その人の中の価値観に触れることが多いということなのだが、それが分かるのはそこからかなり後の話だった。 過去の分析私は、しばし

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