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「盛る」という発想、やめませんか?

前回、ある受講生の就活前の取り組みのお話を書かせて頂きましたが、エントリーシートを書くための準備として文章を磨くことはとても大切なことです。
文章を磨くということは、文章を美しくしていくイメージかもしれません。
何事もそうですが、美しければ人に届く、というものではないですよね。
本当に卑近な例ですが、すごい美人やイケメンが、全て人から受け入れられるものでもないですよね。
そして、学校でも成績が一番だった人は完璧だったわけでもない。
と思いませんか?

とても素朴に、文章も同じようなものかなと思います。
美文である。論理的である。数学の証明のように正解が出る。
そんな文章が、人を惹きつけるのだろうか、と単純に思うのです。
どこか足りないところがあっても、学生らしい素直な文章は、ストレートに伝わることも多いのです。
もちろん最低限の正しい文法、礼儀、簡潔さは必要です。
それすらおぼつかない人は、この機会に徹底してそこに注意を払う必要があります。が、極端に大人びた文章を書く必要もないし、完成形を求めなくてもいいと思うのです。
なぜなら、社会に出る前の学生は未完成だから。
そして、そればかりでなく、社会人の先輩である私たちのように歳をとったおじさんおばさんたちもまた、実は未完成だから。
物凄い文章を書かなくてもいいではないですか!肩の力を少しだけ、抜いてみましょうよ。

最初はそんな風に書き始めても、落ちて悩んで、徐々にアップデートしていきながら、自分を成長させていく。
回り道のようでも、こうして自分を成長させていくことが、後々の自分のためになるのでは?と思います。

就職や転職活動は、受験生にとっても一大事ですが、採用する側にとっても一大事です。人財と書くように、人は会社の宝になるかもしれないからです。
そうして、双方なんとかいい会社に、なんとかいい人財を…との思いで臨む採用試験の、最初の出会いがエントリーシート。
たかがエントリーシート、されどエントリーシートです。

だからこそ、受験生は必死で自分を高く見せようとします。
そこに「盛る」という発想が生まれるんですよね。
でも、会社は会社で、書いていることと本人の考えに一貫性はあるか、無理をしていないかを探っているかもしれませんよね。

となれば、全力で盛ってみたところで、いつかは見透かされるのがオチだと、私は思うのです。

この考えが正しいかどうかは別にして、無理して盛ってみるのをやめませんか?と話し合いながらエントリーシートを書き、面接を受け、内定を手にした人がたくさんいます。

世の中、攻略本や成功例などあまたあります。その中の一つとしてこんな考えもあるんだ、と少しホッとしてもらえたら嬉しいと思い、書いてみました。

そうそう。
私は実は、noteのシステムを完全に分かった状態で始めたわけではないのです。すみません!
それで、スキやフォローしてくださった方にお礼をちゃんと伝えられていないのです。本当にごめんなさい。
近いうちにちゃんとわかるようになりますので、それまでの非礼をお詫びいたします。
今回は以上です!

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