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税理士試験振り返り!理論暗記編!~ずぼら女の場合~

今日は税理士試験の理論暗記を振り返ります。財表の暗記ってぶっちゃけあんまり覚えてないので、メインは税法の理論だと思ってください。
でも理論暗記って近道はありませんから。やり方は人それぞれでしょうが、とにかく時間かけて回数こなしていくしかないんですよね、実際。

【注意】
1.本記事には、筆者が実際に使用していた教材の画像が載っています。筆者は字がものすごくものすごくものすごく汚いため、不快になる方もいらっしゃると思います。あらかじめご了承ください。
2.筆者は生粋のTAC受講生であるため、理論教材は「理論マスター」と表現しています。必要に応じて読み替えをお願いします。

字が汚いってどのくらい?

せっかくですので、本題に入る前に私の解答用紙を見てみましょう。字が汚いって、どのくらいまで大丈夫なの?っていう参考にしてもらえればと思います。ちなみに私は先生にやんわり注意を受けるほどに字が汚いです。

実際の私の解答用紙はこちら。

あれね、結構偏(へん)の部分はね、怪しいかもね。え?つくりも?でもね、画像はどちらかというと比較的きれいなほうですよこれは。汚いときはもっと汚い。…読めるよね?
まぁこの程度でも試験には合格してますので、皆さんもダイナミックに文字を書いていただければ。
はぁ。早く駆逐されないかなぁ手書き文化。

財務諸表論

はい、ようやく具体的なお話です。
財務諸表論の理論暗記は、基本的に書く!!です。書いてました。全部書いてた。
財表は、はっきり言って理論として暗記する量はそこまで多くない(ように各予備校がうまくまとめて絞ってくれてる)ため、書いて覚えるで十分間に合います。私は無印のらくがき帳にひたすら書きなぐっていました。確かポイントチェックの内容をメインに覚えていたと思います。

財表の理論暗記で意識してたことは一字一句の丸暗記。
はっきり言って、財表の本試験は一字一句で理論べた書きみたいな問われ方はあまりしないので、オーバーワークなんじゃないの?と思う人もいるかもですが。いや、オーバーワークなんですけどね。
でもこれは財表の本試験のためではなくて、その後の税法理論の暗記を見越しての事。

ちょっと話がそれますが、簿記論と財務諸表論(会計科目)に対する思いを少しばかり。
税理士試験における会計科目っていわゆる入口の科目なのですが、ここで大事なのは自分なりの学習スタイルを確立できるかだと思います。簿記財表の同時学習ってしんどいのですが、やっぱそれ以上に税法は大変なんです。ボリュームや受験生たちの人数、レベル等々考えると。
なので、会計科目のタイミングで自分に合った勉強方法・暗記方法を見つけて、それをもってして税法に挑んでいただくのが良いと思います。
もちろん税法の学習を進めていくうえでスタイルが変わっていったりもするのだけどさ。

なお、そもそも一字一句の丸暗記ってどうなのよ?って議論もあると思うのですが、その件についてはまた別のnoteでお話しようと思います。

税法科目

理論暗記の方法は基本的に黙読+書くでした。メインは黙読になるかな。
こちらも具体的な暗記方法を振り返っていきましょう。
具体的にどのくらいのペースでっていうのは科目によりけりなので、それは科目ごとの振り返りのnoteでやっていきたいと思います。

  1. まず、読む。
    覚えるぞ!ってときはまず一回さらっとその理論全体を読む。さらっと読んだらあんま咀嚼とかはせずにさっさと暗記に移ります。読んでるだけじゃ覚えられないし、頭悪いから2回目読んで理解深まるとかないのよ私は。

  2. 次に、書く
    書くのは柱だけ。つまり理論マスターのタイトルとサブタイトルを紙に書く。(1)とか(2)とか比較的細かいサブタイトルでも見出しっぽいのはひとまず書くようにしてたかな。

  3. それ以降は基本黙読。
    黙読のやり方は、私はポストカードを使ってました。ポストカードをコスコスしてたのでポストカードコスコス教の信者です。せっかくなので、当時のテキストを見ながら振り返りましょう。

最初に、お気に入りのポストカードを用意します。

お気に入りのポストカード

次に、ポストカードを裏っ返してシャーペンでトントンします。

ばっちいポストカードの裏面

単語ごと、一行ずつ確認するイメージです。改行のタイミングで一行下にポストカードをずらします。
暗記は一行単位でやっていました。一行覚えたら一行目+二行目、二行目まで覚えたら一行目+二行目+三行目、みたいな。ポストカードをコスコスしていくわけですね。
ちなみにこのやり方だと、どこで改行されてるとかも自然と覚えますがそれは試験で役に立ちません。

また、暗記を進めるうえで覚えにくい部分とか、間違えやすい部分はシャーペンでぐるぐるしていました。

ばっちいぐるぐる

なんでぐるぐるするかというと、覚えられないから腹が立つというのもありますが、二周目以降の暗記の際のマークになります。ぐるぐるしてるところはポストカードで文字を隠してても、上からちょっとぐるぐるがはみ出てくるんですよね。なので、間違えやすい箇所を意識することができます。うーん、これ文章で伝わってる?

ちなみにこのシャーペンぐるぐるは、直前期のタイミングで全部消しゴムで消します。覚えたてと、ある程度暗記定着した後では引っかかる場所が変わってくるからね。そして、またぐるぐるするわけです。

二周目以降の理論暗記もスタイルはあまり変わりません。ただし、覚えにくいフレーズがあればそれは書いて覚えるようにしていました。どうしても覚えられない理論は一題まるっと書く時もありました。私は結局書くのが一番定着するので、状況に応じて使い分けていました。

理論暗記の進捗管理

たまに聞かれます。管理表とか作ってましたか?って。
管理表は作ってません!!!!面倒くさいのでそんなの作りません!あぁいうの綺麗に作れて使える人まじ尊敬。
私はずぼらなので、①付箋と②タイトル上のメモで管理してました。

① 覚えるべき理論や、覚えた理論は付箋の色で区分!

覚えなきゃいけない理論の一覧が予備校で配られたら、私はまず理論マスターに付箋を貼っていました。覚えなきゃいけない理論にはピンク色の付箋を貼ります。
その後、1回暗記ができたものについてはピンクの付箋から黄色い付箋に貼り替えていました。どんどん黄色い付箋が増えていくのはテンションが上がります。

画像横っちょについてる青い付箋は覚えるのをあきらめた(作文で書ける程度にした)やつかな。

② 何回やったかはタイトル上にメモを

理論暗記したときは、その日の日付をタイトル上に記入します。ちなみに、理論暗記ついて回数は比較的どうでもよいと思ってます。大事なのは「何回やったか」ではなくて「覚えたか覚えてないのか」だと思うので。

使いまわされし画像

なお、メモは日付だけではなく、所要時間も記載していました。
なんで時間?って思うかもしれませんが、私は本当に集中力がない人間なので、理論一題暗唱するぞ!ってなっても集中力が持たないんですよね。
なので、二周目以降の理論暗記(黙読の時)は必ずタイマーで時間を測っていました。前回より短い時間でいけるかな!っていうタイムトライアル要素が出るのでおすすめです。

おまけ①理論暗記に直接関係のないものだけど

暗記方法というわけではないですが、学習にあたり意識していたものを少しまとめます。

理論マスターに書き込めるものは全部書き込む

理論ドクターやテキスト、答練など+αになりそうなものは書ける限り理論マスターに書き込んでいました。覚えなければいけないものはすべて理論マスターに挟まっているイメージです。ほとんどが手書きですが、場合によってはテキスト等コピーしたものを貼り付けたりもしていました。

短縮版も作っておく

これは事業税とか法人税に限る話かもしれないですが、一字一句の暗記まで持っていけないものについては短縮版を作成して付箋で貼り付けていました。覚えてない理論が出ても白紙は避けたいですものね。

歩き理マス

隙間時間の有効活用歩き理マスですが、これは、すでにある程度の精度で覚えている理論を対象にしていました。歩きながらずっと本見てるのは危ないからね。理論唱えつつ、たまに手に持っている理マスの内容確認するくらいにしておきましょう。
人ぞれぞれですが、個人的には歩きながら新しい理論を覚えるのは効率悪いと思っています。なので、通勤時間などは理論が抜けない(忘れない)ようにする時間と割り切るのが良いかと。

失恋したりしてモチベだだ下がりのとき

理論暗記って一番メンタルに左右されるんですよね。メンタルがブレてる時は黙読はあきらめて書いてました。理論暗唱しているつもりが大好きだったあの人のことを考えたりしちゃいますものね。
そもそも理論が何も出てこないレベルの精神状態のときは、もう思い出すことすらあきらめて、理論マスターを見て紙に書く「写経」をするようにしていました。無心でできるのでおすすめです。

おまけ②失敗編

上記で記載した理論暗記の方法は、自分自身が何年かかけてたどり着いた自分に合っている暗記方法です。せっかくなので、試行錯誤した中でいまいち自分にフィットしなかったものもご紹介しておきます。あくまで私にフィットしなかっただけなので、もしかしたら皆さんに刺さるものがあるかもしれません。

修正テープ暗記法

理論マスターの覚えたところを修正テープで消していく方法です。
某有名超優秀ツイッタラーさんの方法を真似ました。これ、すぐ忘れる私のようなバカには不向きです。頑張って透かしたりして確認するのですが、とても効率悪くなります。貼ってしまった修正テープを泣きながら定規で剥がしたのは良い思い出。

ワード入力暗記法

アウトプットをワードで行う方法です。これ、手のダメージ減らせる素晴らしい方法ネ。校閲機能使えばフィードバックもしやすい素晴らしい!
でも、私にとっては理論暗記するためだけにPC立ち上げるのは非効率でした。なぜならネットサーフィンがはちゃめちゃにはかどるから。意思の強い人向けです。
ただ、仕事の合間とかに入力する分にはとてもよいです。あと、普段からデバイス使って勉強してる人たちも活用できそうですよね。

音声録音暗記法

自分の音声で理論を録音して、それを聞きながら暗記する方法。
これ、集中力のない私は途中で噛んだりなんだりしてしまって、1題読み上げることができませんでした。何度かチャレンジしたのですが。
なお、消費税については音声購入できたので買ってみましたが、これまた途中で流れる音楽に嫌気がさしたため断念。
個人的に垂れ流し系なら講義のほうがおすすめです。

音読暗記法

言葉の通り声に出して、音読して暗記する方法。眼だけでなく耳からも暗記を促す素晴らしい方法です。ただし私は自宅で勉強できないダメ人間です。自習室やカフェで声を出す勇気はなかったため、断念した次第です。

まとめ

以上、理論暗記について振り返りました。上記でも記載していますが、理論暗記の方法って正解はありません。読んだほうが書いたほうが聞いたほうが等々、覚えやすさは人それぞれです。
なので、今回紹介したものはあくまで一例として、もし役に立ちそうな部分があれば活用していただければと思います!おしまい!

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