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税理士試験振り返り!間違いノート編

たまには日常的な雑記的なの書きたいけどそういうのを面白く書ける実力はまだまだないので、今回もまた税理士試験の力を借りようと思います。

ん?間違いノート?間違えノート?私結構間違えノートっていうかも。
調べてみたところ、正しいのは"間違い"だそうです。自動詞"間違う"を名詞にすると"間違い"なんですって。なので、"間違え"は"間違い"です。うん、ゲシュタルト崩壊。

さて、本日は間違いノートについて振り返ります。みなさんご存知の通り、当方スボラです。そのため、きちんとした間違いノートは作っておりません。なのでいつも通り参考にならないと思います。

今回も私が当時使っていた教材等の画像を掲載しています。あまりにも字が汚いので心臓の弱い方は閲覧にご注意ください。

間違いノートってあったほうがいいんですか?

間違いノートはあったほうが良いか、無いほうがいいかと聞かれたらそりゃもちろんあったほうが良いと思います。でも、手間。これがね、これつくるのがね、面倒くさい。DX化の先に自動で間違いノート作ってくれるシステムが生まれるといいのにね。

ズボラな私ですが何年も税理士試験をやっていましたから、いろいろとチャレンジしてきました。問題を切り取ってノートに貼り付けてみたり、きれいにノートにまとめてみたり。でもこれって意外と時間かかるんですよね。間違いノートは復習のための心強いアイテムかもしれませんが、その作成に時間がかかっていたら本末転倒。個人的には、そんなの作ってる時間あったら1題でも多く理論覚えたいし、1題でも多く問題解きたいんですけど。そんな考えでした。

間違いノートって何のために作るんですか?

え、待って。そもそも間違いノートって何のために作るの?弱点炙り出して復習に使うんですかね?すみません、私あまり間違いノート作る意義を見いだせていないかもしれません。
こんな人間ですから、作るものは間違いノートではなくて、「間違いノート的な何か」です。これは本試験で間違えないようにするために作るものでして、結果的に本試験直前に間違えやすい所を確認できるチェックリストのようなものが出来上がります。
もちろん、論点ごとの復習とかにも使えなくはないのですが、皆様がイメージする間違いノートとは違うかもしれない。。。

間違いとの向き合い方

では。今回も前置きが長くなりましたが、具体的に振り返っていきましょう。

間違いを見つけたら

突然ですが皆さん、問題解いていて間違えた時その間違いについてきちんと対策をおこなっていますか?
間違えたから次は間違えないように気を付ける!という意識は言わずもがな大切ですが、なんでそういう間違いが起きているかという原因の分析と、再発防止策はきちんと考えてあげる必要がありますよね。話はそれますが、仕事も勉強も、ミスは気合いでは防げないからな。仕組みで防ぐんだぞ。

間違いノート的な何かを作るタイミング

間違いノート的な何かは、直前期(5月以降のアウトプット期)の答練や模試、しかもその中の計算についてだけ作成していました。5月以前の実力テストや演習問題などについては特に間違いノートは作っていませんでした。
直前期以前にノートを作らない理由は、私にとって間違いノートってただのログだからです。直前期以前の間違いのログってはっきり言って無意味だと思うんです。

完全に個人的な考えですが、私は直前期までの期間はすべてインプット期と捉えています。インプット期って、学習初期の間違いと後期の間違いで全然質が変わってくると思うんですよね。皆さんどうでしょうか。学習途中である2月くらいで間違えてた内容と直前期である5月に間違える内容って結構違くないですか?え?そんなことない?
インプット期はわざわざノートにまとめなくても演習重ねるうちに自然と精度が上がってくると考えています。そのため手間をかけてノートに残しておく必要はないかなと思います。
さらには、これらの演習でみた論点は直前期の答練でも同じように出題されるじゃないですか。なので、まとめるのならば直前期からで十分と判断していました。

ノートにはしないけど間違えたときにやっていたこと

間違いノートは作っていませんが、問題演習で間違えたものに対して何もしていなかったかというと、もちろんそんなことはありません。理論も計算もノートではなく、演習問題の解答ベースで間違いを管理してました。管理ってほど管理はしてないかもですが。
ではその管理の仕方について振り返りましょう。

・必要なもの
①マーカー(何色か)
②ボールペン(何色か)

・やり方
私はとにかく演習問題(テストや答練、模試など)を解きなおす戦法なのですが、その際に、数値だったり理論の文章だったりの間違えた部分にマーカーを引っ張って、そこに間違えた理由を書き込みます。下記のように。

書き込みが読めないって?

上記の通り初見で間違えたときは緑マーカー+青ペンで解答に書き込みを行っていました。演習は教室受講だったため、答案提出前に書き込んでいました。
その後、2回目の解きなおしで間違えた箇所はピンクマーカー+赤ペン、3回目の解きなおしはオレンジマーカー+黒ペンなど、解答の上に書き込みを重ねるようにしていました。なので、同じところを間違えるとどんどんその箇所がカラフルになっていきます。さすがに色が足りなくなったらまた緑に戻ったりしてた気がします。10色くらいのボールペンが欲しいなとか当時は思っていました。

こういう書き込みを行っているため、演習問題の解答自体が最終的に間違いノートのようになってきます。なので、復習の際には解答だけ読み直して苦手な論点の把握などをしていました。

計算問題の間違い

間違いについての対応は上記の通りですが、直前期の答練や模試の計算問題に関してはもうひと手間加えていました。上記に加えてロールタイプの付箋を使用するのです。これを使って間違いノート的な何かを作ります。

※アフィリンクを入れてみたぞ!ドヤァァァ!

間違いノート的な何かの作り方

ようやく本題です。本試験直前でのチェックリストとなる間違いノート的な何かについて振り返りましょう。

1.まず、間違いを区分します。
私は間違いを内容ごとに3つに区分していました。その区分内容は下記の通り。これが分析になるのでしょうか。この区分により、再発防止策が変わってくるわけです。ついでに再発防止策もさらっと振り返りましょう。

①知識不足
知らない。もしかしたら授業でやったかもしれないけど全く記憶にない。解答見たときそっかー!ってなるやつ。
ex.小売棚卸法や特定内国法人の国外事務所の新設みたいなマイナーな論点とか、施行令でそういう取り扱いあったんだ的なそれとか
【再発防止策】
学習不足。テキストの読み返しやトレーニングの確認。場合によっては先生に習っていないよ!といちゃもんを付けて教えてもらう。

②忘れてる
知ってるけど忘れてた。確かに先生こういうこと言ってたしトレーニングもやったかもしれない。解答見たときそうだったそうだった!ってなるやつ。
ex.級数法や圧縮記帳などたまにぽろっと出てきたりでご無沙汰な論点とか。
【再発防止策】
復習不足。もう1回その問題解いてみて解けるならOK。解説見ても「はぁ?」ってなったらもはや①だからテキストの読み返しとトレーニングの確認から。でも先生にいちゃもんを付けてはいけないよ。

③ケアレスミス
見間違え書き間違え打ち間違え読み間違え。解答見たとき自分に対して腹立つやつ。
ex.電卓ミス、ケタ間違え、数字の書き間違えとか、問題の読み間違えとか。
【再発防止策】
これが一番難しい。私はMiss.ケアレ・スミスだから本当に苦労してるし何なら本試験でも派手にケアレスミスしてるから何も言えねぇ。
まぁ強いて言うなら問題へのチェックの入れ方や、問題を解く順番、指差し確認などでしょうか。あ、指差し確認めっちゃいいよ。私数字転記するとき全部指さしてるから。Miss.ケアレ・スミスだから。

2.間違いの内容を付箋に書く
問題を解く度、ルーズリーフやノートに間違えた内容を付箋に書いて貼っていました。答練などは何回も解きなおすと思いますが、解きなおしでも同様に付箋に内容を書いて貼っていました。

こんな感じてひたすらペタペタペタペタ。
え?ノートに直接書けばいいんじゃないって?いや、付箋の意味があるんですの。(ちなみに理論は基本まとめないのですが、よっぽど思うところがあったのか画像では書き込みが行われていますね。計算と区別するために付箋は使っていないようです。)

え?普通の付箋でよくないですかって?ロールタイプだと長さ調節できるから結構詳細までかけるのよ。いいわよ、ロールタイプ。

え?色に意味あるのって?あるよ!間違えを3つに区分しているでしょ!!!それに連動しています。
①知識不足:緑
②忘れてた:黄色
③ケアレスミス:ピンク
ちなみにデメリットとしては持ち運びが若干不便なのと、ピンクばっかりすぐなくなることです。さすがMiss.ケアレ・スミス。

3.間違いを論点ごとに仕分け
これは本試験の一週間前くらいにやります。結構ログがたまっていると思うので、これを裏紙か何かを使って論点ごとに仕分けしていきます、下記のように。
論点ごとにどういう間違いが多いか、色分けしているから一目瞭然ね。

電卓打ち間違えすぎ問題

4.何かにまとめる
上記の論点ごとに仕分けた紙で内容を確認しつつ、うまいことまとめます。これらが本試験直前に目を通すチェックリスト的なそれになるというわけですね。

思ってたより枚数が多くなった何かたち

これ個人的には、量が多過ぎたのでまとめる前にもう少し精査すればよかったかなぁと思ってます。枚数が多いとチェックリストとしての役割が少しぼやけてしまうんですよね。直前期の初期で間違えたものでも後期にはもう間違えないってものもあると思いますし。
だからこれだけしっかりまとめてたのに、本試験で資本金読み間違えるんだよぉ、Miss.ケアレ・スミスさんよぉ。

まとめ

以上、間違いノート的な何かについて振り返りました!間違いノートを作る意図は人それぞれですが、私はあくまで本試験の直前に使用するチェックリストを作るために間違いをまとめていました。
日頃の復習とかで活用したい方はちょっと違うかな?という感じですよね!ごめんなさい!

とはいえ受験生の共通認識としては、本試験で間違えないように!という話だと思います。そのためにはどうすればいいのか?そこを突き詰めていった結果こうなった気がします。
皆さんも、どん欲に間違いに向き合っていただいて、質の良い直前期をお過ごしくださいませ。おしまい!

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