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人生戦略~孫氏の兵法⑬用間篇

孫氏「孫氏の兵法」は、2500年前の中国春秋時代(紀元前500年ごろ)に、
思想家孫武によって書かれたとされる兵法書のことです。
「孫氏の兵法」は「論語」と同年代の書物です。
孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝利を得るための指針を理論化しました。

孫氏の兵法は、共通性のある軍事法則を13編にまとめた書物です。
13編毎に解説をしていきます。
本日は、第13篇.用間(ようかん)篇をまとめます。

第13篇.用間篇 - 情報収集に労を惜しまず情報は人から収集する
用間篇のポイントは、
情報から学ぶことです。

情報戦は今も昔も勝敗を決する因子となります。
用間(スパイ)についてまとめます。

■用間の必要性
情報戦こそ戦の要であり、全軍はこの情報によって動く。
戦争には莫大な費用と膨大な兵士を必要とする。
金銭を惜しんで敵情を視察しないことは本末転倒である。
真実の情報を引き出し、短期に戦争を終結するため、
情報戦に多くの費用をかけること。

■用間との関係性
君主のためなら力になりたいと思ってもらう人格者であること。
最高の知性を有する優れた人物を使いこなす聡明な君主になること。
最も高い報酬を出す。

■用間の5種
・郷間・・・敵国の者をとり込んで使う
・内間・・・敵国の官人をとり込んで使う
・反間・・・敵の間者をとり込んで使う
・死間・・・敵国に潜入してデマを流布する
・生間・・・敵国から情報収集して帰って来る

第13篇.用間篇のまとめ
用間篇のポイントは、
情報戦こそ戦の要であるということです。
情報を共有する仲間との関係性を築いていきます。