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人生戦略~孫氏の兵法⑩地形篇

孫氏「孫氏の兵法」は、2500年前の中国春秋時代(紀元前500年ごろ)に、
思想家孫武によって書かれたとされる兵法書のことです。
「孫氏の兵法」は「論語」と同年代の書物です。
孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝利を得るための指針を理論化しました。

孫氏の兵法は、共通性のある軍事法則を13編にまとめた書物です。
13編毎に解説をしていきます。
本日は、第10篇.地形(ちけい)篇をまとめます。

第10篇.地形篇 - その課題は今の自分の実力でクリアできるものか
地形篇のポイントは、
彼を知り、己を知れば、勝、乃(すなわ)ち殆(あや)うからず。
天を知りて地を知れば、勝、乃ち窮(きわ)まらず。
です。
敵と味方を知り、天と地を知る考え方についてまとめます。

■準備
肝を固めることで、
一番先に動き出す、引き返す。
敗戦に繋がる状況と道を歩まないように準備をします。
負けないための準備が勝つための準備に繋がります。

■6つの地形
・遠・・・遠い場所
・険・・・けわしい地形
・縊・・・入口が狭い地形
・支・・・敵にも見方にも不利地形
・挂・・・進行しやすいが撤退しにくい地形
・通・・・行き来しやすい地形

■6つの敗の道
・走・・・多勢と戦わなければならない時
・弛・・・相手兵が強い時
・陥・・・味方兵が弱い時
・崩・・・将軍の命令に従わない時
・乱・・・規則が徹底していない時
・北・・・劣勢で攻撃を仕掛ける時

第10篇.地形篇のまとめ
地形篇のポイントは、
敵と味方を知り、
天と地を知れば必ず勝つ
ということです。
敗戦に繋がる状況と道を歩まないように、
冷静に勇敢に準備をしていきます。