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人生戦略~孫氏の兵法⑨行軍篇

孫氏「孫氏の兵法」は、2500年前の中国春秋時代(紀元前500年ごろ)に、
思想家孫武によって書かれたとされる兵法書のことです。
「孫氏の兵法」は「論語」と同年代の書物です。
孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝利を得るための指針を理論化しました。

孫氏の兵法は、共通性のある軍事法則を13編にまとめた書物です。
13編毎に解説をしていきます。
本日は、第9篇.行軍(こうぐん)篇をまとめます。

第9篇.行軍篇 - 困難な問題を俯瞰して見る
行軍篇のポイントは、
敵と味方の優劣判断をどのように見極めるか
についてです。
敵と味方の優劣判断の見極め方についてまとめます。

■敵と味方の情報
情報収集員を配備して情報を得る。
・敵の動静を示す兆候を捉える
・敵の士気・規律の停滞を示す兆候を捉える
・地形を偵察する

■心理戦
敵が謙遜して準備をしている時は、進攻してくる時。
強気を出して進攻する態度は、撤退の準備をしている時。
戦車を出している時は、陣を固めている時。
和睦を請う時は、謀をしている時。
戦車を連ねている時は、決戦を考えている時。
一進一退をする時は、おびき寄せている時。

■優劣判断の見極め
敵と味方の情報から優劣を判断する。
・優位な土地にいるか?
・不利な条件で戦っていないか?
・兵士の健康面は丈夫か?

第9篇.行軍篇のまとめ
行軍篇のポイントは、
敵と味方の情報を得ることです。

日頃からデータを取得しておき、
データから判断をする習慣を身に付けていきます。